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先週は新潟に出張し,戻ってきて忙しくてあっと言う間に
また,週末がくるのを感じる先週の金曜日でした。
年間400名弱の入院がいるということは毎日に近く入院してくる
赤ちゃん達がいれば,毎日,NICUを卒業していく赤ちゃん達が
います。一期一会のNICUだと思います。 金曜日にNICU卒業したご家族を笑顔で見送るNICUスタッフです。
何を拍手しているかと船乗りというパパさんがNICUスタッフに向けて
感謝状を読み上げて御礼を伝えてくれた場面でした。
マザーシップと読んで,自分にとっての大切な場所になる。
航海中にそのマザーシップと航路で出会うと懐かしいと
思うとともに,初心を想い出し,気持ちが奮い立つ気持ちになる。
自分達の家族にとっても,多くの入院している赤ちゃん達やご家族に
とってもこのNICUはマザーシップと思える。
自分達は自分達の船で家族の航海を本日始めることになるが
これからもNICUに関わる総ての人達の航海の無事を願っています。
という素敵な卒業スピーチに沸いたNICUの金曜日でした。
私はこのマザーシップという考え方に感動していました。
フォローアップ外来は単なる発達のチェックではなく,それぞれの
マザーシップに戻り,初心を想い出し,今に向き合おうと思える
場所なのかもしれないと改めて気づかせてもらった気がする
素敵なスピーチでした。
金曜日は夕方から3時間にも及ぶたくさんの胎児診断の患者さん達の
カンファレンスが多職種,多診療科で開催しています。
不確実さのある胎児診断の所見を基に出生後の診療方針を
産科,胎児心臓診断科,新生児科,腹部外科,心臓外科,母性内科
などで立てながら,多職種の意見を聞きながら,どうご家族に
伝えていくかを真剣に話しあっています。私は新生児科として
意見をまとめる役目の1人をさせていただいています。
かなり自分の決断に緊張するこのカンファレンスですあり,
無事にカンファレンスが終わると安堵の金曜日です。
同時に金曜日は院内,院外から毎週夕方から夜にかけての
入院が多い曜日です。
病院が手薄になりうる週末を守ってくれているのは国内留学の
心強い先生方です。
土曜日に曜日が変わった0時30分のNICU。様々なことが
あった金曜日でした。
そして,土曜日の朝です。
そして,土曜日。病院は電機点検に設定した日です。
病院内が非常電源に変わるときに一瞬停電となるため,お達しは
ないのですが,みんが停電で入院患者さんに何か起きないかという
危惧をもって多職種が登院してくる日です。
自分も停電時に不測の
事態に備えてでききた朝でした。看護師長さんや
副師長さん,院長や副院長やらみんな出勤していました。
そして,当直だけでいいと伝えていたのですが
若手陣も自分達の患者さんを心配して夜遅くまで
いてくれたのに朝も早くから出てきてくれていました。
NICUにとっての停電(非常電源の誤作動)は命に
直結しかねない状況であります。
その万が一を気にして,休日の朝に多くの医療者が
集まっていました。
予告の時間になりました。
1分間が長く感じる停電と非常電源の作動が無事にあるかを
緊張しながら各ベットサイドに医師や看護師が寄り添う時間でした。
影響がないかを確認している場面です。
素敵な後輩世代の先生達に感じるその様子でした。
誤作動をチェックしています。多職種が休日出勤していた土曜日でした。
それぞれの真摯な姿を素敵に感じもしました。
小児病院で働き続けている人達はみな,人がいいし
いい人達だなと改めて感じたりもしました。
財政難で人財削減が続かないかが不安な今年度ですが
それでも,
こういう人達と
自分達の医療をみんなで続けていけたらと思えました。
土曜日は講堂では母乳育児支援の勉強会も開催していました。
たくさんのかたが集まっている講堂でした。
助っ人,山口直人先生が担当し,
赤ちゃんの生命を支える母乳育児支援
の話しを休日を使って勉強している
医療者へのレクチャーの会もありました。
こういう気持ちや取り組み
が母乳育児支援を支えているのだと
思えました。 日曜日の朝です。早起きして病棟に行くと
採血をしてまわってくれていた山口先生と楢村先生でした。
勉強会の講師をしつつ,そのまま,
土曜日夜のNICUを当直をしてくれた
NICU非常勤スタッフである山口先生です。
川滝先生と山口先生が週末の診療体制を
厚くしてくれていて,
勉強会開催や講演出張や当直体制を
支えてくれていて感謝を感じています。
朝の若手陣の真剣な当直の申し送り風景。当直だけでなく
多くの医師が加わってくれていました。
第10回NICU野球親睦会の事務局などは
暇だから出来ているわけでなく,
こういう診療を担当してくれて送り出してくれる
メンバーの存在で
両立出来ているのだと改めて感じました。
NICUの診療,勉強会やNICU野球親睦会,それぞれにそれぞれの
役目を頑張っていた週末が終わり,月曜日がきたことを安堵も
感じました。 NICUがマザーシップとしたら船員である
医師・看護師の1人1人の存在があって成り立つ医療だと改めて
思います。NICUで働く人達にとってもやり甲斐を感じられる
マザーシップにみんなでしていきながら,子ども達を救い,
ご家族を支えていけたらと思った週末でした。
皆様,それぞれにお疲れさまでした。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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豊島丸船長
マザーシップの考え、ご理解いただいてとても嬉しいです。
たくさんの大きな船を見たり、乗ったりしましたが、人を育てる船というのは、最も偉大な船だと思います。
船舶も医療も、技術や機械が発達していますが、支えるのはやはり人でなんですね。
非常電源切り替えの対応なども、船舶の運航そのものですね。
NICUの存在は、今回はじめて知りました。
皆さんと毎日の様に接し、限られた中、常に備え、厳しい状況をそれぞれのクルーがベストを尽くし、支え合い乗り越えていく、シーマンシップ精神に通じるものを感じました。
皆さんに支えられた穏やかな航海の中で、子供と共に私達も成長したと思います。
ありがとうございました。
豊島丸は偉大なマザーシップです。
船の世界では、マザーシップや僚船を見かけたら、
貴船の御安航を祈る
という意味の旗信号であるUW旗を掲揚します。
またUW旗を受けた船は、回答旗UW1を掲揚し、洋上で挨拶をします。
NICUの卒業生の親御さんである野球選手やボランティアの方はきっと同様のことをしているんですね。
ではまた、ごきげんよう
UW
2014/5/24(土) 午前 7:21 [ みほパパ ]
みほパパさん、<マザーシップ>の考えをお教えくださり大変共感・感動しました。お写真は控えつつもお考えを掲載させていただきました。お返事くださり嬉しく感じます。赤ちゃん、御家族、医療者を乗せて育て合う、応援し合えるNICUというマザーシップを目指せたらと思います。今後とも見守ってくだされば嬉しく感じます。素敵なメッセージをこのたびもありがとうございました。
2014/5/25(日) 午前 10:27 [ NICUサポートプロジェクト ]
東京都内のNICUに3ヶ月ほどお世話になった娘の母です。この記事の「マザーシップ」という考え方に大変共感いたしました。
お医者様や看護師さんたちその他機器のメンテナンスや清掃の方まで、本当にお世話になった3ヶ月間でした。いろいろと不安なことも多かった入院期間でしたが、それでも退院後にフォローアップ検診に病院に出向くのがとても楽しみなのは、きっと私たちにとってもNICUがマザーシップとなっていたからなのだと思いました。
娘がNICUに入院して初めてこのように日々がんばってくださっている方達がいらっしゃることを知りました。これからもお体に気をつけて、赤ちゃんやお母様たちのマザーシップとなっていただけますようにお祈りいたします。
2014/7/24(木) 午前 8:49 [ 青空 ]
青空さん,マザーシップNICUという考えに共感してくださり嬉しく感じました。メッセージありがとうございました。東京からも国内留学の先生方が多い最近であり,親近感を感じておりました。NICUは現在,増床すれば病院の増収になることからどこの病院上層部も増床を意図しています。一方,その人員の確保や育成にまでは理解のない病院上層部の人達がいるのも本当でどこのNICUも医療界の中では当直などの勤務がまだまだ多い中で仕事をしていると思います。マザーシップの乗組員が継続して働き続けられる環境作りへの応援してくださることはありがたい限りです。ありがとうございました。今後ともメッセージお寄せくだされば幸いです。
2014/7/24(木) 午後 10:48 [ NICUサポートプロジェクト ]