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夕方のNICUの医師・看護師合同の月曜日カンファレンス,
定例のカンファの終了後に退職予定の医師・看護師がここでも
それぞれにご挨拶してくださいました。
「一緒に働けて良かった」という周囲への感謝を伝え合う
ご挨拶も続きました。
最後に挨拶してくれたのは産休・育休に入る看護師さんでした。
「産休・育休を終えて,また,このNICUに戻ってきたい」という
挨拶を嬉しく感じました。
その看護師さんは6年くらい前に東京の看護学校で
<NICUの命の講演会>をさせてもらったときに,偶然参加してくださり
周産期医療に関心をもってくださったのをきっかけに,
横浜のNICUに希望で入職してくださった看護師さんです。
自分が講義した看護学生さんが看護師さんになって一緒に働ける
ことに喜びを感じていました。大変いい看護師さんになってくれて
いることを頼もしく感じていました。
その看護学生さんが妊娠や出産を控えることを一緒に喜びたいと
思いますし,また,いつかNICUに戻ってきてくれる日を楽しみに
していたいと思えました。
そして,月曜日は自分が研修医だった頃の指導医でもある
星野先生と心待ちにしていた高校生のご訪問がありました。
しゅんたろうくんの御家族に感動しましたと
つたえてもらったこともある上記の話しの続きです。
20年前に,自分が始めて
「患者さんの死」ということを担当させていただいた
しょうたろうくんの妹さんです。
しょうたろうくんの妹さんが
全国で9000名の合格者という医学部に
現役合格して,そのご報告にきてくださいました。
川滝先生の母校でもある国公立大学に4月に
ご入学ということで,合格の報告を受けて
大変嬉しかった自分と星野先生でした。
合格祝いで広浜食堂とタリーズで好きな物を
驕るよと昼食につきあってもらった自分でした。
奈良先生の話しを聞く若手新生児科軍団には
混じらず,別のテーブルで合格までの道程や
これからの学生生活の夢などを語ってくださり
嬉しく感じました。
自分も地方の医学部で一人暮らししていたので
首都圏を離れる淋しさや医学部生活の大変さを
想い出しながら,自分なりにお話しを聞いて
エールを送らせていただきました。
「医学部に入っても勉強は続く。途中で辞めてしまうことも
少なからずあるのが医学部だと思う。でも,成績がいいから
医学部とかで医師の仕事を深く考えずに医学部に入る医学生
より,胸に生き続けるお兄ちゃんのことを踏まえて頑張ってきた
気持ちがあれば,きっと医学部の勉強も国家試験なども
乗り越えられると信じているから,今の気持ちを大切に
一人暮らしの大学生活も孤独に負けずに頑張ってね。」
と伝えた自分でした。
今回は医学生として感染チェックの上で
NICUの病棟案内をさせていただきました。
しょうたろうくんとお父さんとお母さんが
長く過ごしたNICUの一画に一緒にいき,
しょうたろうくんの故郷であり,魂は
ここにもあると思っていることを伝え,
報告に来てくれてありがとうとお伝えしました。
しょうたろうくんの妹さんが帝王切開で当院で
生まれるときに緊張しながら無事を願ってこの場所で
お誕生を待っていたこと,無事に大きな声をあげて
泣いてくれたときに凄く嬉しくて,お父さんとお母さんと
一緒に喜んだことが
昨日のように思えることをお伝えしました。
20年以上前になるのに,大山先生やベテラン看護師さん達など
<名前を覚えているスタッフがいる
しょうたろうくん>です。
大山先生はしょうたろうくんのパパさんと
当直帯で話し合った想い出などを妹さんに伝えてくださっていました。
20年間に7000名近い赤ちゃんが
入院しています。
しょうたろうくんは天に還られましたが
多くのNICUスタッフの胸の中で生き続けているのだと
改めて思いました。
NICUはその場所で天寿を全うしたお子さん達の人生や
ご家族の想いを受け継ぎ,その後も続いています。
そして,しょうたろうくんには会ったことのない妹さんが
天で見守るお兄ちゃんの存在を感じつつ,成長し,小児科医を
目指して勉強して,難関の医学部を現役で突破したということを
しょうちゃんの人生の意味もまだ続いていると思えて,妹さんと
話せる時間を幸せに感じ,天のしょうたろうくんに感謝を感じました。
このNICUで働く小児科医になってねという願いを
みんなで伝えた時間でした。
自分はその時に働けているかは全く自信が
ない最近ですが,自分が一緒に働いた人達がいる
NICUに<想いを継いでくださる気がする>
しょうたろうくんの妹さんがチームの一員に
成ってくださる日がいつかきたら,しょうちゃんと
同じく,自分の医師人生も本望かなと思えたりも
しました。
「人生や想いは受け継がれていくもの」
と改めて思える気がしました。
入学祝いのプレゼント挙げたかったのですが,下記2冊の
本をプレゼントしようとしたら,
どちらもこれまでの見学の時に
プレゼントしていたことを想い出し,既に読んでいるということ。
次くるときには違う本をプレゼント出来るように自分も
頑張りますとお伝えしました。
今回はNICUスタッフが,しょうたろうくんを含め,
このNICUで天に還られるお子さんと御家族にどんな気持ちで
寄り添っているかなどを想像できる医療者になってもらいたい
気がして, のDVDをプレゼントした自分でした。
柴崎先生はなぜか,お薦めの医学統計の本をプレゼント。
みんなが嬉しいNICU卒業生のご兄姉の医学部合格でした。
私は書類整理のバインダーをプレゼントしたのですが
「これを使って勉強します」という言葉に,辛くもある
医学部での勉強の日々も頑張り続けて欲しいなと思いました。
星野先生に奨められ,
先週も自分とたっくんが交流しているシーンを
放送でとりあげてくださった メッセージをなにやら書き込んでくださり
投函してくださっていましたね。
どんなラジオネームにしたの?と聞いたら
笑顔で「しょうちゃんのいもうと」と
答えてくださっていました。
「医学部に入って辛くなったり,悩んだら,
この症に医療センターをいつでも訪ねておいで,
ここでお兄ちゃんと一緒にいつでも応援しているから」
と伝えて別れた最後でした。
しょうたろうくんのお父さん,お母さんも
ご入学おめでとうございます。淋しくなるけど
嬉しいことですね。
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しょうたろうくんの妹さん、医学部合格おめでとうございます。とてもかわいらしいお写真で癒されました。大学生になると、先輩から、最初は楽だよと言われますが、私にとっては1年生もらくなものではなく、必死に毎日乗り切っていた記憶があります( 笑 )そして、学年が上がるごとに、先輩のことばはこういうこかと納得できるいくつもの壁にぶちあたります。いま、実習が本格的に始まった私の医大生生活ですが、先生のおっしゃるとおり、自分がなぜいま医学部にいて勉強をしているのか、初心に逐一戻ることが大事だなとつくづく思います。つらいとき、迷ったときはがんばる患者さんたちを思い浮かべていっしょにがんばりましょうね^_^ いろんな経験のある大学生活にしてください。
医大生ゆきより
2015/3/25(水) 午後 9:39 [ こゆき ]
> こゆきさん,素敵なメッセージありがとうございます。こゆきさんのことをしょうたろうくんの妹さんにも伝えて励みになっているようでしたよ。タリーズにも立ち寄ったのですが,バイトの日でないようで残念でしたが,また,いつか,こども医療センター患者兄妹医学生の先輩として是非,仲良くしてあげてください。こゆきさんにも通じる小児医療を頑張りたいという夢をもっていた医学生になってくれそうで心強く感じました。素敵なメッセージありがとうございました。
2015/3/26(木) 午後 5:05 [ NICUサポートプロジェクト ]
しょうちゃん妹さんとこゆきさん、しょうちゃん妹さんの「とっとポスト」に入れてくれたメッセージは、昨日にパーソナリティの相浦やよいさんに手渡されたとの星野先生の言葉です。この3/28(土)17:10からの「ラジオからこんにちは!」で取り上げられかもしれないので多くの方と一緒に聴きたいなと思いました。どんなメッセージやリクエスト局だったのか、自分も楽しみに聴かせていただけたらと思います。
http://www.fm-totsuka.com/
パソコンでは上記サイトから直接、スマートフォンではアプリをダウンロードして、全世界でリアルタイムで聴取できるそうです。楽しみですね。
2015/3/27(金) 午前 6:44 [ NICUサポートプロジェクト ]
しょうたろうの父です。星野先生、豊島先生、いつも本当にありがとうございます。NICUの訪問は娘にとっていつも特別なものとなっています。日曜日に入学式があり医学学生の生活がはじまりました。阪神淡路大震災、地下鉄サリンがあったあの年にしょうたろうは天に帰りました。それからの20年の間もNICUの先生方、看護師の皆さんはこどもたちのために戦ってこられたんだ、と改めて思いました。本当にすごいことだと思います。
医大生ゆきさん、励ましの言葉ありがとうございます。娘も嬉しかったようです。
大山先生にどんな無茶なお願いをしたのと娘に聞かれましたが、全く思い出せない20年前です。20年はやはり長いですね。
2015/4/6(月) 午後 4:01 [ jrk*t*41 ]
>しょうたろうの父さん,こちらもありがとうございます。しょうたろうくんの妹さんは本当に将来が楽しみですね。一緒に将来を応援させてください。<20年間闘い続けてきた>というのは確かにそうですね。大山先生は20年間,時として自分達に<夜のお願いされたこと>です。星野先生しかできない検査を当直の大山先生に夜に一生懸命お願いされて困ったという経験ですね。今となっては懐かしい想い出なんだと思います。大山先生はその時のことを忘れずに20年間,しょうたろうくんのことを想い出し続けてくれています。人は<一生懸命>だからこそ,人に強く頼むこともある,そういう一生懸命さに心を寄せたい,覚えていたいと思う自分達です。長いようであっと言う間の20年かもしれませんね。しょうちゃんと妹さんのおかげでしょうたろうの父さんとこうして20年ぶりに想いを交換できることはありがたく感じました。
2015/4/6(月) 午後 5:52 [ NICUサポートプロジェクト ]