がんばれ!!小さき生命(いのち)たちよ

新生児医療・NICUで頑張る早産・低体重、様々な疾患の赤ちゃんとご家族を応援します。

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その前の週末は
でしたが,先週末は以下の研究会でした。

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一緒に参加していた大山先生がこれまでで一番
参加して良かったと思える集談会だったという感想
に自分も同感でした。参加していなかった人にその気持ちを
少しでも伝えられたらと考えて報告記を書きます。

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会場は横浜駅西口から徒歩3分の
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かながわ県民センターでした。

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事務方の多くの皆様が
休日を費やして準備してくださっていた会場で感謝を
感じました。参加者の様子です。

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康井総長の開会の言葉に続き山下院長の
「こども医療センターの臨床研究の今後の展開を考える」
という講演からスタートでした。

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こども医療センターとしての臨床研究の特徴というか
求められる部分です。

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臨床研究所をスタートしてどんどん増えている新しい
治療の効果と安全性を確かめる臨床研究の増加。

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過去20年間の診療科別の英語論文発表数。

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そして,英語研究論文数の年次別推移です。

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臨床研究の課題,研究だけをしている医師は一人もいない
当院で忙しい日常診療の合間で臨床研究してきたこと,
研究資金が少ないこと,基礎研究や共同研究との連携,
社会的な理解と支援が必要と言うことなど未来に向けて
臨床研究をしていく上での必要なことなどを伝えてくださいました。

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自分も共感する最後のスライドです。「1人1人のベットサイドでの
診療にこだわる中で世界の子ども達を救い支えるヒントがある
はず」という当院に受け継がれてきたような文化を改めて
感じました。

続いて,各診療科が診療の合間で積み重ねてきた
臨床研究を10分ずつで話すという時間になりました。
10分ずつですが,その分,なぜやっているという
部分を熱く,わかりやすく,端的に伝え合った気がします。
自分と大山先生は他の診療科の取り組みに驚嘆・感動しましたし,
一方で他の診療科の先生方から自分達の取り組みを
「驚いた」といってくださり,お互いに診療の連携の中では
見えない,それぞれの診療科の取り組みや願いを知り合い,
お互いに励みを感じる様な講演会だったと思います。

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大山先生が一番感動したという遺伝科の黒澤先生の
ご講演です。なぜ,ゲノム解析などをして,稀な疾患の
診断をつけることにこだわってきたのかという熱い想いと
飛躍的に遺伝子診断がすすむ昨今の中でこども医療センターは
どう子ども達や御家族にその検査を活かしていきたいかを
語ってくださっていました。

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黒澤先生を皮切りに8つの診療科と看護部で
それぞれの臨床研究についての講演でした。

どの診療科も,「このままでいいのだろうか」
「何とか出来ないだろうか」という事柄について
それをよりよくするために挑戦してきた積み重ねの
報告でした。

臨床の最前線にいる医療者
だからこそ気づける考えや臨床医にしか
出来ない研究もあるのではないかという信念を伝えて
くださるような講演もありましたし,

日常診療の後,夜や休日などを使って研究し続けてきた
というその研究の様子などの講演もありました。

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臍静脈を用いた外科の新治療のお話しなども多く,
NICUは再生医療の最前線の現場にもなり得るのだという
ことを感じるお話が続きました。NICUで務める医療者は
そういう診療についても関わる人間になっていく意識を
もって関心をもっていくことが大切,赤ちゃんだけでない
小児医療の患者さんを救うヒントを見つけられるかもしれない
NICUとも感じました。

看護部全体の講演の中で
NICUの看護師さん達のポジショニングなどに関する
看護研究についても実践につながっているという
紹介を受けていました。

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神奈川こども看護部からまだ英語論文などの世界に
伝える様な研究論文がでていないこと,世界に伝えられる
こともたくさんあるのではないかということ,業務と別の
形で研究をしないといけない現状へのジレンマなどを
みんなで共有する気がした看護部の発表の後の総合討論
でした。

若手看護師さん達には,是非,NICUで頑張ることを
国内外で伝えていくような志を持ってもらえたらとも思っていました。
自分達がやっていることを伝えにいくことはお互い様で他の場所の
いいことを伝えてもらえる機会にもなる,内向きの思考では
見つけられないことを見つけられることもあると感じていました。

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自分の講演スライドの一部を載せます。
悩みながら前の晩から準備して臨みました。

公開フォーラムなので事務方の皆様,他の部署,
一般の方にも取り組みを伝えられたらと考えて,
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NICU診療風景のテレビ報道を2分流しました。
総務課の皆様にNICUでの診療の様子を知ることができて
良かったと後で伝えてもらった言葉に甲斐を感じました。

「なぜ研究をしてきたのか」という気持ちを伝えられたら
と思って流した動画でした。

その上で
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などを多くの人達と一緒に創った時の気持ち。

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ガイドラインを作るのが目的でなく,それを
ワークショップなどで活用して診療成績を
よくしていきたいという取り組んできた取り組み。

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ガイドラインを用いた質向上の取り組みの中で
自分が必要と感じたことをお話しし,

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昨年報告した埼玉医科大学の増谷先生と協働して
取り組んできた英語論文を伝え,

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昨年からスタートした多くの施設の皆様と共同で
進めている臨床研究

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の話しをさせていただきました。

そして,診断だけでなく,いい治療薬も見つけていきたい
というお話しをしました。

インドメタシンはいい治療薬だけど
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でご家族達が語られているようにインドメタシンには
副作用もあり,動脈管開存症の治療はうまくいったけど
その副作用でNICUで悩んでいるお子さんやご家族達が
いる。それは仕方のないことなのか・・・。

インドメタシンが臨床で使われてから今年で40年。
40年間,新しい治療が出ていない現状であり,その壁を
みんなで越えていけないかと思っている気持ちをお伝えしました。

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新治療をみつけていくには動物実験などの
基礎研究の土台が必要でそういうことを東京女子医大
循環器小児科の支援で続けてきたことを話し,
胎生期・新生児期の動脈管の研究-基礎と臨床-(Fetal & Neonatal Medicine 4月)
上記にも書かれているような新薬の可能性を
お話しさせていただき,
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自分の夢を語らせていただきました。

最後の言葉
「自分が神奈川こどもで多くの諸先輩から学んできた想いは
<Starting from patients>だと思っています。論文などを
読みあさって研究テーマを探すのではなく,目の前の患者さんの
診療から沸いてきた疑問やアイデアを確かめていくのが研究だと
思っています。

研究は学会に出かけるためにするものではないし,研究を
しないことは日々の診療を現状維持でもいいとあきらめている
ことかもしれない。

臨床研究は今救えない子ども達や御家族の想いを受け継ぎ,
未来に出会う子ども達や御家族を救えるように診療の質を
改善するための何よりの手段だと思っています。」と
伝えながら以下のスライドで締めさせていただきました。

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という報告でした。

この日の会場はほとんどが40歳以上,各診療科ともに
研修医の先生方の参加は友滝先生以外はみかけない感じでした。

昨今の<地道に研究をしていこうという若手医療者が少ない>という
医療界の課題を自分の病院でも感じる
残念な会場に思えましたが,
自分なりに一人でも二人でも研究も頑張ろうと思ってくれる
若手が出てくれたらと思って語りましたし,そういう気持ちも
込めてこの頁も創っています。

しかし,
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院内講演者が全員の発表を終えたときに講評してくださった
神奈川県立病院機構の土屋了介理事長の言葉は自分達にも
反省や今後の研究体制を考えていく上での課題を痛烈に
指摘してくださり,胸に
突き刺さるような共感した言葉でした。

土屋理事長の言葉やこの公開フォーラムの後半の
松原先生の特別講演について,改めて<後編>として
書かせていただきます。

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