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木曜日の夜です。この日は自分が企画させていただいた
講演会・カンファレンスを開催しました。
新生児医療の中で重症のご疾患として先天性横隔膜へルニアという
ご疾患があります。世界中で診療を試行錯誤していますが出生後の
治療に限界もあると考えられる疾患であり、胎児治療も考慮されている
疾患で最重症の疾患の1つです。
昨年、
が完成、公開されました。
自分は
という報道もしていただいた の方法論を伝えさせていただき、診療ガイドラインの作成の支援をさせていただきました。
その先天性横隔膜へルニア診療ガイドラインの作成チームの中心だった
小児外科の先生方とガイドライン作成を通じてご縁を深めることになり
ました。 自分も先天性横隔膜へルニアの診療への
ヒントをたくさんいただいた小児外科の先生との 出会いの機会になりました。 この日の講演会は先天性横隔膜へルニアの
診療ガイドラインの作成の中心であり、 国内で最も診療成績がいい施設と自分は思っている
九州大学の先天性横隔膜へルニアの 診療の中心である九州大学小児外科の永田先生を講演に
ご招待させていただきました。 先天性横隔膜へルニアの診療は
産科・新生児科・小児外科・麻酔科を中心として 多くの診療科や多職種のチーム医療だと思えています。
チームで九州大学の 話をお聞きして自分たちの診療の質向上の道を探していけたらと考えて
永田先生に講演をお願いしました。留学寸前の大切な時期に快諾して
くださった永田先生に感謝しての講演会でした。
講演会はまず、
こども医療センターの診療の歴史と現状を岸上先生にまとめてもらい
講演してもらいました。自分たちの立ち位置をみんなで確認したうえで
永田先生の話を聞きたかったからです。
横隔膜へルニアの胎児診断の重症度評価や
2010年以降続けている他施設の訪問などを交えながら
診療方針を変えてきた現状を話し、この2年間の患者さんの
診療のまとめを話してもらいました。自分たちにとって何とか救いたい
患者さん達がいることをみんなで確認した思いがしました。
続いて永田先生の講演です。自分は永田先生にガイドラインは
各自読んでもらったり、自分でも解説できるから、今回の
かけがえのない時間は、九州大学でどんな風にチームで診療しているか
を中心にお話しして欲しいとお伝えしていました。
大変実践的に、九州で目の前の患者さんやご家族にどう永田先生や
チームで向き合っているのかが伝わる素晴らしい講演に思いました。
九州大学の治療の変遷
重症度別の治療方針とその成績。
救えなかった患者さん達の診療の振り返りは
共感する気持ちだった自分です。
診療のいいところや課題をみんなで確認できた気がします。
会場は平日夜の講演会にかかわらず、
どんどん参加者が増えて、産婦人科、新生児科。新生児科、
麻酔科、小児外科、心臓外科、など横隔膜へルニアの診療に関わる
多職種・他部門の医師・看護師が集合してくれて心強く感じました。
NICUの若手の看護士さん達が休みなのに参加してくて
熱心に聞いてくれていたのも頼もしく希望を感じました。
臨床心理士さん、小児科、
神経内科や重心医療の医療者、副院長や院長まで 参加して下さり周産期医療の時のことを知り、心寄せ、
その後のお子さんやご家族を 病院全体で一緒に考えて下さる
人達が多くなっている気がしてありがたく感じていました。
術後管理、ECMOについて、長期フォローなどについて九州と
神奈川でのお互いの情報交換をした30分近い時間でした。
国内留学の先生方を通じてこういう情報交換が全国に広がって
いってくださればとも思います。
私たちの質問に真摯に答えて下さり、
また、逆質問などもしてくだった 永田先生、こども医療センターのチームで今後の
診療の変更してみたいところ などが浮き彫りになった気がしました。
自分たちもまだまだ診療を向上できる という確信を感じていた自分です。
夜は上大化の中華料理店で永田先生を交えて
小児外科・新生児科・NICU看護師さんで食事会でした。
講演の感想の交換やより実践的な質問など 話が尽きない夜でした。 NICU看護師さんたちが看護的な質問をしていたのも 頼もしく感じていました。 先天性横隔膜ヘルニアの診療をよくしていこうという スタッフが増える機会を作っていけたらと思います。 北海道から九州まで様々な場所で働くであろう医療者の
交流の場だったとも思います。こういう出会いやご縁が 全国の先天性横隔膜ヘルニアをよりよ救っていける連携の 発展になるのではないかと思っています。 自分は講演会の後半から吐き気や腹痛があって食事や話が 少しままならず、途中店を出ていた時間帯もあるのですが 後輩世代の医療者の未来を目指す明るいエールの交換を 頼もしく感じ、この講演会を無事に終えたことに 安堵でした。 |
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