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熊本復興の応援のつもりでNICU講演。。。:熊本旅日記(その2)
の続きです。多くの方にお読みいただければと思って書いています。
講演会の後は懇親会でした。
熊本の3大NICUである熊本市民・熊本大学・福田病院の
多くの皆様と語らった印象深い懇親会でした。 熊本市民の川瀬先生、福田病院の高橋先生、
熊本大学の田仲先生や楢村先生に紹介していただき
3病院の多くの
医師・看護士さんとお話させていただき心温かくなる時間でした。
どのかたも、熱く、一生懸命で優しく感じて
熊本のNICUの雰囲気を改めて素敵に感じました。
神奈川こどもNICU卒業生で熊本大学医学部に進んでいる
医学生さんも参加してくださり、地震のことを直接、
無事でよかったことをお伝えできて嬉しい再会もありました。
NICUのお子さんとご家族の支援について、自分が悩んできたこと
そして、考え方が変わってきた変遷などをお話しさせていただいのたですが、
共感・賛同してくださった方々も多く心強く感じました。
自分たちのNICUでもできることを考えてみたくなった、
NICUが復旧したらやりたいことが思い浮かんだというような
言葉は、熊本のNICUスタッフを応援したいと思っていた自分に
とっても熊本に押しかけてきてよかったと思えた時間でした。
そして
3病院のNICUスタッフの
それぞれの地震のときの状況や思いを直接物語って
いただいた気がしました。 「2度目がまさかくるとは思っていなくて。。。ショックが大きかった」 「地震直後より、だんだんことの重大さがわかって きてからが心配になった」 「熊本市民病院NICUが倒壊しそうというときのショックは 大きかった」 「まさか、自分の働くNICUが倒壊してしまい、他の場所で 働くことになるなんて地震の前は思いもしなかった」 「NICUが倒壊して働けなくなって、赤ちゃんたちのために 働けないこと、抱っこできないことなどが辛く感じる」 「3年後に新築で完成される市民病院に各地のNICUに 散ったスタッフともう一度集まって一緒に働きたい」 「熊本市民が使用不可になってその分の入院がたくさん来るように なって大変にも感じるけど、今は頑張るときと思ってがんばりたい」 「患者さんが増えて日々を乗り切るのに精一杯でこの先のことを 考えたいけど、考えられない」 「熊本市民病院がどうなるのか? そして、熊本全体の新生児医療を どう復興していくのか? 不安もある」 たくさんの印象に残った言葉や表情、微笑みや涙があったと
思いました。
熊本の地震のなかで生まれる赤ちゃんやそのご家族を支えよう
とし続けてきた皆様の使命感やNICUが倒壊したりすごく忙しく
なっていてもそれでも前を向いて赤ちゃんたちと向き合おうとする
熱意に自分のほうが勇気を分けていただいた気がしました。
自分たちはこういう気持ちや覚悟で目の前の
赤ちゃんたちに向き合えているか?これは神奈川の
仲間にも伝えたい熊本の皆様の素敵さでした。
倒壊して、新築することになった熊本市民病院のNICU はこれから3年後を目指して新しい場所に新築の予定とお聞きしました。
それまでの間、新築の準備に携わるスタッフや
NICU以外の仕事を熊本市民でするかたや県内外の
他のNICUでその間働くことになったスタッフに分かれるそうです。
地震前とは違う役目や違う場所で働くことになった
熊本市民病院の皆様には、仲間と離れ離れになりながら働くことになったこと 再度集結したいという思いは自分たちが同じ状況だったらと思うと
切なくなるお話でした。もし自分たちのNICUチームが同じ状況になって バラバラになると想像したらお気持ちが察して余りあるものでした。
仲間の大切さをきっと改めて感じていると思える、離れていても
再結集の日を信じて、それぞれの役目をきっと果たそうとしている
皆様に思えました。
田仲先生たちからメールをいただいていましたが、
熊本市民病院の分まで踏ん張っている熊本大学や福田病院の皆様に
も地震前とは異なる、熊本市民病院が復活するまでの間、仕事量が 増えるのは確実であり、そういうなかで頑張り続けているスタッフの 皆様にもまた、違った大変さが続いているのだと思いました。 自分が伝えたのは、本日の講演を一生懸命こんなに聞いてくださる
県はこれまでなかったかもしれない、NICUで働けることが当たり前でも
ないと実感し、NICUの医療を頑張りたいという熱意が高まっている
熊本かもしれない。
地震でなくたって青天の霹靂のような気分になる
NICUにやってくる赤ちゃんとご家族を応援し続けていこうと
覚悟する熊本の新生児医療の皆様を自分は離れた場所であっても
応援し続けていきたいと思えた晩でした。
熊本市民病院の復旧という意味を超えて、熊本の未来の希望の
赤ちゃんたちを支える熊本の新生児医療全体を応援する中で
新しく生まれ変わる熊本市民病院NICUをどんな素敵なNICUに
していくかを県内外を超えてみんなで応援し合えたらと思えた
自分でもありました。
閉会の挨拶は川瀬先生でした。
「地震はあって大変だったけど、3つのNICUがこんな風に
支えあえたりして結束が高まった気がするし、
ありがたさを感じてよかったこともある。
新築となる熊本市民病院NICUをこんなときだからこそ夢のある
NICUになるようにみんなで考えていけたらと思います」
という大変素敵なご挨拶でした。
自分は今、日本一、新生児医療を大切に感じ頑張ろうとしている
熊本の皆様であり、10年後にあの時のことがあって熊本の
新生児医療は大きく向上したと思える日がくるのではないかと
思いながら熊本訪問してよかったと思えていました。
以下の新聞記事のような
4月に北海道で開催したような新生児医療のシンポジウムを
熊本復興応援的な意味合いで熊本で開催できたらいいのではないか
と熊本の先生方と話して終わった夜でした。
平日にかかわらず、夜遅くまでお付き合いくださった皆様
ありがとうございます。このブログを読んでいますといってくださった
看護師さんたちとの交流も大変嬉しく、
コメント欄にメッセージなどお送りくだされば
嬉しくも感じます。
コメントでなくても毎日,下記をクリックしてくださっている
皆様にも新生児医療を社会に伝えるお手伝いをしていただいている
と毎日感謝しています。ありがとうございます。
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おはようございます。mizuです。熊本出張お疲れさまでした。最近、参議院選挙や東京都知事選挙ばかりで熊本地震のニュースがめっきり少なくなって気になっていましたがブログで熊本の医療者の方々のがんばっている一部を拝見し、何もできないけれど「忘れない」ということは大切だと思いました。ご存知かもしれませんが、7月13日水曜日20時〜 NHK Eテレ ハートネットTVの『シリーズ熊本地震(7)赤ちゃんの“命の砦”NICUからの報告』で熊本市民病院の状況や長期的な支援について埼玉医科大学の田村正徳先生も出演されて考えるという番組が放送されます。お忙しい先生はリアルタイムで視ることは難しいとは思いますが録画して視ていただけたらと思います。私は7月2日に東京のシンポジウムで田村先生の講演を拝聴しました。暑い日が続きますがご自愛下さい。
2016/7/8(金) 午前 5:38 [ mizu ]
> mizuさん、<「忘れない」ということは大切>という言葉に共感しました。そうですね。7月13日のテレビの話は知りませんでした。録画予約しておきました。田村先生は尊敬する先輩世代の先生のお一人です。行動力を見習いたいと感じています。いつも新生児医療のことを気にかけてくださりありがとうございます。
2016/7/9(土) 午後 1:45 [ NICUサポートプロジェクト ]