|
水曜日の続きです。
水曜日の夕方は毎年3月恒例の3月退職予定の医師に一人一人
にさよなら講演をしてもらう日です。この日は産科医の先生方の
講演からはじまるのでその時間に向けて仕事を終わらせようと
急いでいました。
講演の前に小児循環器科の
金先生から産科医の先生達のさよなら講演はじまりますよという
電話をもらい、産科医・新生児科医・小児循環器科などの診療科の
垣根を越えて別れを惜しみ讃えたい気持ちを感じて心温かく
思いながら会場にいきました。
この日は3名の若手産科医の先生のさよなら講演がありました。
出生前診断の話を一緒にすることが多い自分です。
新生児科の
後輩世代の先生方と同様にたくさんのご家族を担当した思い出や
そのときに交わした言葉などが胸来しながらそれぞれの
卒業の言葉を聞かせていただきました。
それぞれに
自分の出会った担当した赤ちゃんやご家族との日々やそ診療の
中で感じたことを自分の言葉で語り、この先の
未来の夢などを語ってくださる素敵なさよなら講演でした。
様々な御疾患の胎児診断、在胎25週未満の切迫早産や出産、
診療や職種を越えてチームでご家族に伝え寄り添うこと、
胎内やお誕生後にご家族の中で天に還えれる赤ちゃんとご家族
に向き合う医療などへの経験や想いを
病院全体に伝えてくれて気がします。
<丁寧な医療>、
それぞれの職種が自分の役目を果たしつつ診療科の垣根を越えて
協力することの大切さ、
どんな結果に終わろうとも赤ちゃんをかわいい、妊娠して
よかったといつか思ってもらえるような医療をみんなで目指したこと、
ご家族それぞれで様々な想いが生じる胎児診断の中で
医療者は自分の価値観を押し付けてはいけないけど、自分が
思っていることを伝えることがときにはご家族の支えになれるかも
という経験をしたことなど若手の産科医の想いからたくさんの
気づきを感じた自分でした。
また、いつか一緒に働けたらと思うメンバーですし、一緒に働けなくても
周産期医療は空のようにつながっていることを忘れずにそれぞれの場所で
頑張りながら連携していけたらと思う素敵なさよなら講演でした。 産科医だけでなく、遺伝科、麻酔科、内分泌科など様々な
先生方のそれぞれの取り組んできたこと、卒業する想い、未来への
展望をきけて淋しくも門出を応援したいと思えるさよなら講演でした。
今週は新生児科の卒業メンバーのさよなら講演もあります。
しっかりと胸に刻みつつそれぞれの旅立ちを見送りたいと思います。
さよなら講演の後は
たくさんの人たちが集まる武先生の人柄を感じる送別会でした。
体調などと向き合いながらだった武先生、新たな旅立ち、門出を
皆で見送りたい気持ちに溢れる素敵な会に思えていました。
武先生のこども医療センターでこどもたちやご家族に
向き合ってきた日々とその想いを振り返る言葉に
お人柄を感じる素敵な卒業のご挨拶でした。
自分も武先生にお礼を伝えたくて参加しました。たくさんの患者さんを
一緒に診療してくださった武先生です。
他の大学病院で消化管穿孔を起こした大変未熟な早産児がいて、
早産児の手術はしたくないから転院搬送を依頼されて往診したときに
搬送するリスクの大きさを感じ、ご家族と引き離すことがこの子の
ためになるのか?と悩み、一旦病院に戻って武先生を連れて
その大学病院に戻って、その病院で武先生に手術をしてもらうのを
提案した無茶振りにここで自分がやりますよと賛同してくれた武先生、
先天性横隔膜ヘルニアで術後に状態が増悪して
あきらめきれない自分が日曜日にECMOをやりたいと
願った時に賛同してくださり一緒にやろうといって
くださった武先生、
様々な思い出があり、先生と一緒に働けた
日々を忘れません、また、会える日を楽しみにしていますという
言葉を個人的に伝えさせていただきました。
診療科の枠を超えて次々に別れのスピーチを述べ、それぞれの言葉に
拍手が続く温かく感じる会場でした。
皆の信頼されていた武先生を温かく見送りたいという気持ちに
溢れている会場に思えました。
自分もいつかこんな風に見送ってもらう日が
あるといいなと思えていました。
元総長の大濱先生がその様子を写真を撮りまくっていた自分に
近づいてきて、「他の大学病院NICUにいいポストで誘われたとしても、
NICUの診療を任されるだけかもしれない。。。こども医療センターに
は診療科や病院・施設・学校などがあり、
その垣根をを超えて一緒に取り組めることがあるはず。神奈川県の病院
だからこそできることもあるはず。。。だから、やめずに残って
ここだからできることを考え続けよ」
という言葉をかけてもらって天の声に感じる言霊でした。
いつかは卒業するときがあるがこども医療センターだと
思いますが、その日が来るまでは去っていく人たちの気持ちを受け継ぎ、
長らく一緒に同じ場所で過ごしてきた診療科や部署を超えた人たちと
協力しながら自分ができることをして、役目を終えたら自分も
笑顔で卒業の日を迎えたいと思う晩でした。
気になっていた赤ちゃんが生まれそうだったので
自分は会の終盤でこども医療センターに戻り
診療に復帰しました。
患者さんに向き合う後輩世代の先生方との出会い
と一緒に過ごせる時間に感謝して
を応援する役目を
しっかりしていきたいと改めて思う時間でした。
フォローしてくださると嬉しく感じます。
コメントでなくても毎日,下記をクリックしてくださっている
皆様にも新生児医療を社会に伝えるお手伝いをしていただいている
と毎日感謝しています。ありがとうございます。
|
全体表示
[ リスト ]


