この日から第2回になるオーストラリア・ニュージーランド
新生児医療ネットワークの
clinical practice improvement (CPI) カンファレンスの開始でした。
に通じる診療データベースやEBMに基づく診療の質向上を目指した
カンファレンスでした。
NICUにおける診療の質改善プロジェクトはカナダから始まり、全世界に
広がりつつある医療の流れに思えます。診療のデータベースを作る、
ガイドラインを作成するということにとどまらず、それをどう活用して
医療をよりよくしていくかを考える取り組みで、オーストラリアと
ニュージーランドでも昨年からこのような研究会が立ち上がったようです。
オーストラリアとニュージーランド各地から
180名近いNICUスタッフが参加されていました。
プログラムは以下です。
スウェーデン、カナダ、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド
などの各国からの招待講演者の診療の質向上の取り組みを拝聴してきました。
スウェーデンの先生の講演はFamily Integrated Careとデータベースを
基にした質向上の取り組みで大変興味深い内容でした。
ファミリーセンタードケア
を様々な指標で意味を確かめようとしているお話が大変共感しました。
患者さんの転院に母さまがカンガルーケアしながら転院するという
カンガルートランスポートという写真が紹介されました。
お母さんの笑顔が素敵で、家族のNICU卒業、御引越しという感じで
当院でも実現したいと思いました。
オーストラリアのKei先生の講演は興奮を感じる希望を
感じるご講演でした。
iNEOという国際的な新生児医療データベースの話を踏まえて、
国際的なデータベースのシェアによる分析で新生児医療の治療成績が
いいことがわかってきた
日本、オーストラリア・ニュージーランド、スウェーデン、スイス
などの国際比較のデータを出しながら、オーストラリア・ニュージーランド
のチームで訪問したこれらの各国の
新生児医療の紹介などをされていました。
日本については自分も下記に2年前に書き残している
で書き残しているカンファレンスのオーストラリアの先生方の地元に戻って
伝えている感想をじかに聞く気がしました。
・日本の新生児科医は「仕事、仕事、仕事」と
休日もゴルフをいかずに働いていた。
・訪問時もカンファレンスの合間で昼食時も弁当食べながらカンファレンス、
移動中のバスの中もカンファレンスで驚いた。
訪問したNICUはどこもせまくて人でいっぱいで
看護師さんたちはどうやって働いているんだと思えた。
様々なNICUで働く人たちと出会ったが、各施設でやり方は
バラバラな気がした。
新生児科医たちがいる。
在胎22,23週と世界的には慎重な在胎週数の
早産児たちを積極的な姿勢で治療しているし、
重症の脳室内出血が
生じた場合に治療を差し控えるようなこと
が少ないことに驚いた。
人工呼吸管理などは施設間ごとに違い、HFOやNO吸入療法などを
使うNICUも少なからずあったし、日常的に頻回に新生児科医が
小児循環器医がいなくても自ら心エコーをマメにして循環管理
していた。
そして、AMZING WORK ETHICS
そして<驚嘆する勤労意欲・職業倫理感>をもった
NICUスタッフの集団だったという
感想を伝えていらっしゃいました。
各国の訪問を踏まえてこの2年間オーストラリア・
ニュージーランドで質向上の取り組みをどうしてきたかの
話になりました。
質向上を目指すには診療指標だけを調査してもそれがいいのか
どうかはわからない、成績だけ語ってもなんでいいかがわからなければ
よくする方法をみつけられない。
やり方の確認、新しいやり方の導入前後で診療の功罪の
結果をしっかり確認していくことが大切という
言葉に共感しました。
そして、オーストラリア・ニュージーランドの各施設からの
この2年間に取り組んできたこと書く取り組みについての
報告をたくさん聞いてきました。
また、改めて報告いたします。
フォローしてくださると嬉しく感じます。
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と毎日感謝しています。ありがとうございます。
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