がんばれ!!小さき生命(いのち)たちよ

新生児医療・NICUで頑張る早産・低体重、様々な疾患の赤ちゃんとご家族を応援します。

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先週の土曜日は早起きして、電車で約1時間30分の
神奈川県の相模原にある
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北里大学病院にいってきました。

神奈川で一番の巨大病院に頼もしさを感じつつ、
同じ県で医療をする仲間意識を感じる北里大学への
出張でした。この出張のことも後日
報告させていただきます。

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午後から横浜の桜木町駅に移動して
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に参加してきました。
テーマは「<育ち>を支える医療の進歩」ということで
障害者入所施設長の神経内科医の井合先生に講演を頼まれた
ことを意気に感じて準備して講演しつつ参加してきました。

小児外科疾患、先天性心疾患、染色体異常・遺伝疾患
児童思春期精神科
などのお子さんの医療の進歩と救命できるようになったからこそ
<支えの医療>に病院全体が心寄せつつあることを
実感する講演会でした。

昔だったら診断がつかなかったような稀なことが
診断できるようになったり、昔だったら治療の術が
なかったような疾患を最新医学や技術の向上で救命
できるようなるという各分野の最先端の話を聞きつつ、



成人に達する小児医療疾患の
お子さん達が増えてきているからこそ
その治療を受けながらの養育環境の整備や
成人医療との連携のことや
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子供達自身にいかにに自分の
体のことを伝えていくか、
地域の医療・福祉・保健・教育との
連動をなどを各科・各部署が考えている
ことを実感しました。

自分は
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というテーマで、
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NICU治療成績の向上の話をしつつ、
近年取り組んでいるNICUの家族支援の話を報告し、

その上で、
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今後取り組みたい、
NICU改築プロジェクトや
神奈川県・横浜市・総務省・文科省などからの研究補助を
格とした上で取り組んでいる
NICU電子育児応援システムについて
の計画についてお話しさせていただきました。


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院内外の<育ちを支えたい>と思う
同じ想いをもって会場に集まりの皆様に
お話しできることをありがたい機会に思えました。


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特別講演は横浜市大小児科教授の伊藤秀一先生でした。
「小児難治性ネフローゼ症候群へのリツキシマブ療法の開発」
というテーマでの講演でした。

伊藤先生は若手に話すつもりで用意してきたけど
若手がまったくいなくて自分の指導をしてくれた指導医
の先生がたくさんいるような状況でこれまでの報告のつもりで
話しますということでした。

伊藤先生は自分のジュニアレジデント(小児科研修医)時代の
1年先輩でした。1年間、一緒に寝食を共にするような小児科研修をした
先輩です。ルーキー時代から知る伊藤先生の半生を
お聞きした講演でした。

大変感動的な講演でした。

自分も記憶のある伊藤先生が初期研修医時代に
担当したネフローゼの男の子のことを話して下さり
なんとかできないかなという思いで小児腎臓を専門に
しようと思い、研修や留学、研究してきたことを
語って下さいました。

ふざけあっていた、励まし合っていた
夢を語り合ったことのある先生がその後、
以下に真面目に粘り強くこの分野に取り組んできたことを
知り感動していました。


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そして、どの分野でもそうですが、小児医療のクスリは
保険適応がなく、成人医療の適応外治療として使用している
ため、外国で使えているクスリが日本で使えなかったり、
高額医療をしづらい状況、成人以降などが難しい
状況などをうれいて様々な場所・役目の人々を仲間にして
臨床研究やガイドライン作りをして日本で使える治療を
増やしている姿勢に感動しました。


リツキシマブという新薬の発見、その功罪の確認を
協力者を募っての医師主導治験のランダム化比較試験を
施行したとのこと。その研究の方法や結果に「美しい
ランダム化比較試験(RCT)」があればこその
創出した医学的根拠を讃えたい気持ちで聞いておりました。


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研修医当時から変わらないなと思える漫画絵を交え
親しみやすい語り口の中に、学術的な話が素敵でした。

印象に残った言葉は
「日本は薬剤開発や認可が10年遅れている」

「小児医療が医療の中で
<儲からない医療>とされて、様々な制限や
制約がある日本の現状を憂う。」

「臨床研究に取り組みながら外国のデータをまとめるのではなく
自分達の臨床医としての肌感覚のあるガイドラインを仲間と
作っている」



自分がジュニアレジデントだった時に担当した患者さん
、クスリを続けていた子が、自分が開発した治療で20歳になって
クスリがやめられたことに自分もやっていてよかったという
言葉
なのが素敵でした。

研修医当時から誰よりも優しい人だなと
思えていた伊藤先生のその後を想い出し、
優しさが原動力で継続的に取り組んできたことを
知り神経と感動でした。

また、こども医療センターの小児科でない先生にいわれた
言葉が今でも覚えている
「こども医療センターの小児科医達はよく働く。
きっと<こどもの笑顔>という麻薬のような
ことに見せられて仕事に向き合っているのではないか。
こどもがよくなったときの<笑顔>
は麻薬のようなもの」

という言葉に共感しているという伊藤先生の
言葉に自分も興味深く思えました。

この講演は何より元気と勇気をいただくような
1時間でした。自分も伊藤先生の背中を追って
この年代だからやれること、やりたいことを
考えて、前向きに頑張っていけたらと思えました。


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学術集談会の後はクリスマスを感じるランドマークタワーで
伊藤先生を囲んで食事会でした。

伊藤先生や自分の同世代のジュニアレジデントは
現在、様々な専門分野で
大学病院や全国の子供病院の責任者的な
役割についているメンバーが多く、
自分にとっては優秀で優しくてやる気のある
いい仲間に囲まれながら研修できたと感謝している
時代なのですが、
当時の指導医だった山下早朝には
「腰に縄をつけたりどこにいっちゃうかわからない、
見張っていないと何をしですかわからないような
注意欠陥多動(ADHD)的な研修医達ばかり
だった。。。という言葉に、確かに今振り返ると
皆、やる気はあったけどそうかもと思えていました。。。

そして、お互いに当時の山下先生と同じような世代に
なった伊藤先生と自分で指導医世代になってみて
気づくこと、今、すべきと思えていること、神奈川県の
小児医療の若手の研修応援などの語り合えて
心温かく感じる時間でした。
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地元の唯一の国公立医学部の横浜市大病院と
神奈川県立こども医療センターの没交渉の改善が
神奈川県の小児医療の向上にきっとつながるはずとも思えて
こういう交流や協力を増やしていけたらと思えました。


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豊島先生のツイッター、ブログ経由で集談会を知り、間接的ですが伊藤先生ともご縁があり参加させていただきました。
各先生方、看護師さんの素晴らしい講演は、そっくり文字起こしをしていただきたいという思いでいっぱいです。
特に、伊藤先生の講演後半、これまで取り組んできた研究、医療への思い、これからの小児医療への思い、これからも臨床医としてやっていきたいという言葉に、思わず涙がこぼれてしまいました。

今日のブログで伊藤先生との関係を述べられていましたが、講演と合わせてお二人の先生の小児医療に対する熱い思いと、人となりを垣間見ることができうれしく思いました。また、一部講演内容を文字にしていただいたことに感謝しています。(薬剤師)

こちらのコメント欄に記入するのは、妥当ではないかもしれませんが、もっともっと多くの方に聞いていただきたかった講演でした。せめて、先月のこども医療薬剤部主催の研修会(講演:腎臓内科 高橋英彦先生)でアナウンスがあれば、薬剤師ではありますがもっとたくさんの方に聞いていただけたのにと少し残念でした。 削除

2017/12/15(金) 午前 2:47 [ ジャスミン🍃 ] 返信する

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