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大阪にいってきました。大阪地震を横浜で知り、
関西の様子が気がかりだったのですが、金曜日の大阪の
街の雰囲気を知り、現地の状況を知り安堵な気持ちで
千里中央に向かいました。
成人の呼吸器内科・循環器内科・膠原病などの診療・研究をしている医師・医学者の集まりの学会でした。
チアノーゼ・心不全の原因になる肺高血圧症状をなんとかしたいと思う人たちが大阪地震からまだ1週間の大阪に集結していました。日本で一番肺高血圧患者さんを診療しているという国立循環器病センターに縁のある先生がたが企画・運営・発表に関わる学会であり、覚悟というか盛り上がりを感じる学会にも思えました。
高名な先生方も多く、医学雑誌などで名前の知る先生方の講演を医学生に戻った気持ちで聞いてきました。
血圧上昇に伴う左心不全は成人循環器領域の循環器の勉強会にでるうちに考えを深めた気がします。老人は赤ちゃんに帰っていく、新生児と老人医療は隣り合わせで似た部分が多いと思う自分であり、成人医療の中で新生児医療につながるアイデアを見つけられたらと思いながら参加していました。
参加したセッションを列挙すると
「肺循環トランスレーショナルリサーチの最前線:肺高血圧と右心不全の克服を目指して」「肺高血圧症における右心形態・機能〜病理から生理機能解析まで」「第6回世界肺高血圧シンポジウム 速報」「睡眠呼吸障害と体高血圧・肺高血圧」「肺高血圧症における肺機能検査の読み方」「新生児領域の肺高血圧症」「肺高血圧症も来す高安動脈炎 Up to date」「心エコー図で見る右心室と右心機能」 です。
肺高血圧は今も病態解明が進む部分であり、分類なども変わっている。成人においても呼吸器疾患に合併する肺高血圧の病態解明や治療法にはまだまだ未解明な部分がある。
呼吸と循環の連関については昔の様々な研究が改めて見直させれたり、細分化が進む現代の医療だからこその境界領域の検討の大切が問われている。
肺拡散能力と肺高血圧の関連性、無呼吸と肺高血圧の関連性、IL6上昇と肺高血圧の関連性など、様々な興味ふかい話を聞いてきました。
高二酸化炭素決勝と肺高血圧を誘発すること、貧血が肺拡散能力を低下させること、運動態容能力と右室機能の関連性の話は自分が臨床で感じてきたことは間違っていなかったと思える生理学の知見をたくさん聞いてきました。
右室は後負荷に弱く、前負荷に強い、これまでは右室の評価法は定まっていなかったけど、MRIや3次元エコー、3次元スペックルトラッキングなどの評価法は広がりを示しているし、肺高血圧治療薬の開発は続いている。
大人の先生たちの話に混じっていて、呼吸と循環の連関が強い新生児、重症の肺高血圧を診ている新生児科医の経験や感じていることは大人の肺高血圧の診療の改善のヒントにもなりうる、大人の先生たちが疑問に思っていることを自分はNICUで感じ、自分たちなりに答えを感じてきた気がして、呼吸と循環の両方をみている新生児科医がこの研究会に呼ばれて話す意義を初日で感じて、徹夜気味で準備して2日目の自分の講演の準備をしました。自分の講演したシンポジウムの話は改めて報告します。
新生児科医の同志でいくら話し合ったって気づけないことがある
思っています。異なる医療の医療者に混じるからこそ見えてくることも
ある。大人の医療が小児、新生児と降りてくるとしたら、新生児医療の
20年後の話を今、聞けるかもしれません。新生児科医にも是非、
出ることをお勧めするこの学会に思えました。
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