がんばれ!!小さき生命(いのち)たちよ

新生児医療・NICUで頑張る早産・低体重、様々な疾患の赤ちゃんとご家族を応援します。

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先月、
TOMTEC 2D・3Dエコー・ワークショップ
いう勉強会を受講して来ました。

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参加するのが楽しみで
この日を待ち望んでいました。

実際、参加してみたら
一生忘れない様なたくさんのことを
気づいた気がする勉強会でした。

大学の講義、医師になってからの講演、
目を見開かされる気がする、天啓を受けた気がする
あると思えて来ました。

この日もそういう一生に残る言霊をたくさん受けて来ました。
書残しておきたいと思います。

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日曜日、
駅から歩くだけでも汗がたくさん出る様な暑い日でした。
品川駅近くのPhillips社本社の会場に行って来ました。

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神奈川こどもに3ヶ月短期研修をしていた以降も
引き続き3次元エコーの分析を手伝ってくれている
3次元エコークラブの一人の神谷先生も三重から参加し
てくれていました。

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会場は約20名の日曜日を活用して自分のエコー技術を上げようと
集まった成人の循環器医やエコー技師さん達だと思います。
小児科医は多分、神谷先生と自分のみなのかなと思えました。

自分が最年長かなと思いつつ、
神谷先生と机を並べて1日勉強して来ました。

講義を担当することもある自分ですが、
「講義を聞く喜び、教えてもらえる楽しさ」
を実感しながら若手の先生方に混じっていました。


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講師は産業医大の竹内先生でした。師との出会いを感じる
成人での心エコーの取り組み、
経験、診療、研究、大変勉強になりました。

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検査者間差異があると言われる心エコーですが、なぜ、差異が
生じるかを明らかにしつつ、差異が少ない指標について、
差異を少なくする方法について、そして、技術革新で差異が
生じづらい方法の開発など1日お話を聞いていて共感と尊敬を
感じる時間でした。


「エコーは時間分解能はいいが空間分解能には課題が
あり、ボリューム評価には正確なトレースラインを取ることが
大切。」

「3次元エコーのトレースでは心筋の3層構造の輪状筋が
白く線状になるのでその部分をメルクマークにするといい。
拡張末期でトレースし始めるのが大切。」

「左房と右房ストレシンは検査者間差異は少なく、
半自動で計測される。ストレインを解析するソフトに関して
ストレインは3点ほど点を選ぶ(弁輪径や心尖部)
と半自動でストレイン解析してくれる。
左房のストレインで左室の拡張障害を評価できる。
弁輪の位置決めが鍵」

「右室のの3D解析は機械に解剖学的な情報を教える。
この際に重要なのは短軸像で右室の中隔壁と自由壁
の距離のところをしっかり入力することが大切。

単軸のところは多少大きめにトレース
していてもそのままにする。三尖弁のトレースは
しっかりしなければならない、三尖弁は弁の付け根を
トレースし解析の途中で必ずTVのトレースが
間違っていないか確認するのが大切」



成人循環器学の最新の論文の紹介などを含め
ながら、心エコーソフトを使って心機能解析の演習が続きました。

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神谷先生をはじめ、下の世代ほど、PCに強いというか
デジタルネイティブな感じを受けますね。

上手にエコー分析する
姿を頼もしく感じつつ、
新しい心エコー分析ソフトに向き合っているのを
感じました。

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同じ動画を使って新しい心エコー分析ソフトを
活用すると20名がほとんど同じ値の計測値を半自動で産出されていた
ことに驚愕と感動でした。

エコーがうまいとか下手とかの時代を
超え、半自動で誰がやっても
同じ計測値を出せる世界が近づいている
気がしました。

そういう技術革新を新生児医療にも種を蒔き、
花が咲いたらと思えていました。

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TOMTECの心エコー計測ソフトを導入している自分たちですが
今後の方向性を聞き、楽しみに思えていました。

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1日様々な心エコーの計測をして来たのですが神谷先生と
終了間際に、1日全くMモードを必要としなかったことに断層エコーから
Mモードを経ずに直接、心臓のボリュームやEFなどの
動きを分析できていることに驚嘆でした。

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3次元エコーについても、細かなコツやどこを計測するとより綺麗に
より正確に計測できるかをハウトゥーで押してもらってきました。

セミナーの後、トムテック社のご好意で
竹内先生にこども医療センターで
検査してきた超低出生体重児の
3次元エコーの分析動画を竹内先生や成人の
先生方と一緒に診てもらう時間を設けてもらいました。

「心拍数が早いと無理では。。。」
「新生児の小さな心臓では活用できないのでは。。。」
という指摘を小児循環器の先生方方受けることが
あったのですが、論より証拠でこの5年くらい
新生児医療での検査の可能性を探ってきました。


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論より証拠で試行錯誤してきたのですが、
新生児は心臓が小さい文、画角が狭く、肺が被らないので
成人以上に滑らかな動きまで再現できる気がするという
ことを説明させてもらました。興味と賛同を示してくれた
竹内先生をはじめ、その場にいた先生方だったと思います。

新生児の3次元エコーで
悩んでいることなどを相談させてもらいつつ
いくつかの助言をもらえて
大変ありがたい出逢いとなりました。

参加してよかったと思えるセミナーでした。

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セミナーの後は神谷先生とセミナーの復習と今後の
3次元エコーの研究などについての意見交換を兼ねて
品川駅近くで食事会でした。

お互いにセミナーの興奮冷めやらぬことで
この日習ったことをどうNICUで活かしていけるかを
相談しました。

自分が神谷先生に伝えたのは
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「短時間で侵襲少なく半自動で心機能分析ができるかも
しれない3次元エコーはNICUに最適な検査だと思う。
でも、こういう新しい技術が臨床現場で日常的に使われるように
なるのは20年とか30年先の未来かもしれない。

すぐに実用化されなければやっても時間の無駄と
思う人たちばかりではいつまでたっても普及しない。

誰かがNICUで取り組むから技術者が新生児への
応用を考えてくれるかもしれない。

だから、すぐに結果が出るか出ないかとか
の目先にこだわらずやっていこう。

今は自分が頑張るし、そのあとは神谷先生を
はじめとした3Dエコークラブをはじめとした後輩世代の
先生達が受け継ぎ、その先の未来を目指してくれたら。。。

神谷先生達が指導するようなまだ見ぬ後輩の
世代で日常診療に使われて花開くことを願って
未来に3次元エコーの虹をかけるつもりで一緒に
頑張ってくれたら。。。」
と伝えて、日帰りで三重に戻る
神谷先生を見送りました。

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興奮冷めやらぬ中、復帰した
翌朝、月曜日のNICUです。

セミナーで学んだことなどを留守を守ってくれていた
メンバーに報告しつつ
今、NICUで出来ることを提案していました。

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この週末、月1回くらいの頻度で
神奈川こどもに里帰りして
早産児の心臓病の診療についての
研究を進めてくれていた和歌山の利光先生も
月曜日午前までいてくれていました。

和歌山に戻る前に、
週末で取り組んでことの結果や相談を
してくれました。利光先生の前向きで
きめ細かい取り組みも素晴らしく感じました。

今、一緒に働いてくれているメンバーや
神谷先生や利光先生と話していると
自分が実現したらいいなあという
未来を一緒に目指してくれている気がします。

今は自分が頑張るけど、
例え、自分の時間が尽きたとしてもきっと
想いや取り組みを引き継いでくれる気がして
こういう後輩世代の
先生達との出会いはかけがえのないことに思えています。

ご意見ご感想などお寄せくだされば心強く感じます。

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閉じる コメント(3)

こんばんは★

こういう、勉強熱心なドクター達のおかげで、日本の医療は進歩しているのですよね。

感謝感謝です🍀

ここで、産医大の名前が出てくるとは!
やっぱり、何かご縁を感じます✨

今日も一日、お疲れ様でした(*^^*)

2018/8/10(金) 午後 11:29 [ 白雪姫 (snow white) ] 返信する

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> 白雪姫さん、メッセージありがとうございます。こういう記事に反応してくださる方がいることをありがたく感じます。

2018/8/11(土) 午後 4:57 [ NICUサポートプロジェクト ] 返信する

はじめまして

エコー検査に興味があって来ました
実は明日は入院します
では!

2018/8/30(木) 午後 3:19 [ なき ] 返信する

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