大山先生です。村田さんの想いを感じたと共感したとのことです。
「現状維持は退化である。」という言葉とともに
日々、新たなことに挑戦し続けている大山先生にも
ぴったりの前進の言葉です。
大山先生は自分が谷山・林・高梨先生たちのように
新生児科専門研修医だった頃の指導医です。
その大山先生が自分のところに届けられた手紙に
自分より早く気づいて教えてくれました。
自分がNICUで初めて担当した超低出生体重児で大山先生が
NICU卒業後のフォローアップ外来を担当していた男の子から
自分宛に手紙が来ていることに気づいてくれたのでした。
大学を卒業し、就職したという報告の手紙。
重症な超低出生体重児だった患者さんのことも、新生児科の
研修を始めたばかり未熟だった自分のこともよく覚えてくれている
大山先生。
その子が大人になった時に<初めての患者さんとして誇り>を
持ってもらえるように頑張りたいという思って就職の時に
手紙を出してもらえたこと
を讃えてくれました。
22年前に
この子が誕生して自分の目の前の蘇生台に
来てくれた瞬間が今でも目に焼き付いています。
未熟な自分がこの子の未来を守れるのかと
テンパりながら必死に担当していた頃を思い出し、
その自分の不安だった気持ちを患者さん自身から
労ってもらった気がして、新生児科医になったことに
悔いはなかったかなと本望さや<誇り>を届けてもらいました。
ご家族が自分のことを伝えながらお育てになって
くれたからこそのNICUの中だけの付き合いのはずの
自分に手紙を送ろうという気持ちになってくれているのだと
思えるとご家族の想いも感じる気がしました。
そして、当時、叱咤激励してくれた指導医の大山先生に
22年前たった未来で褒めて
もらえることに<幸せ>を感じました。
そして、こういう気持ちに子供達自身が思って
くれるような新生児医療をみんなで目指すべきなんだと
改めて思えたという大山先生の言葉に共感しました。
後輩世代の先生たちに、自分たちの仕事の目標はNICUを退院してもらう
ことではない、その先の子供達の人生を応援するためにNICUで少しでも
より良い状況で卒業してもらうことを目指すんだということを感じる機会を
くれるお手紙だったように思えて感謝でした。
NICUにいたことをこども自身にもご家族にも
いつか誇りに感じてもらえるようなNICUをみんなで
目指していけたらと思えました。
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