がんばれ!!小さき生命(いのち)たちよ

新生児医療・NICUで頑張る早産・低体重、様々な疾患の赤ちゃんとご家族を応援します。

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RSウィルス感染症に関する情報提供をしている
がありますが、
先週の土曜日、3月9日(土)は
全国の小児科医、感染症や公衆衛生の専門医、
新生児科医や小児循環器医などが350名の参加されていた
という
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「RSV Japan Global Experts' Meeting 2019」
が品川駅近くに参加してきました。

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慶應大学の山岸敬幸先生にご提案いただき
「新生児慢性肺疾患と肺高血圧〜新生児期の心肺連関を考える〜」
の講演をさせていただきました。

RSウィルス関連のミーティングの中で少し異なる
内容になのですが、RSウィルス感染罹患時の
増悪がより心配になる新生児慢性肺疾患の原因ともなりうる
<新生児慢性肺疾患に合併する肺高血圧症(CLD-PH)>
について40分間講演させていただきました。
その報告記を書きます。

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朝、NICUに顔を出した後、
品川駅近くのホテルへやってきました。
このシンポジウム、海外からの参加者もいる
会議ですので医療通訳さんの
同時通訳があるため、
自分の講演を通訳してくださる予定の医療通訳さんと
打ち合わせでした。

大変優秀に感じる医療通訳さん達だったのですが
「本日の中で、一番難しい話です。。。」と言われました。
「一番難しい話というよりは、きっと一番マニアックな話だと
思います。」と答えた自分です。

「ご自分の話をマニアックと言うのですか?」
と言われ、
「はい。赤ちゃんの3次元エコーとか右心室の機能評価は
今は自分を含め、ごく一部の人しか取り組んでいないこと
なんだと思います。

でも、なんでも最初はマニアックなんだと思うんですよね。
マニアックでも興味深いと想う人たちがだんだん増えていったら
10年後はマニアックではなくなるかもしれないと思えています。
ですから、今、細かいところまでわかってもらおうとは
思っていなくて、よく分からないけど試行錯誤している。。。
未来に向かってみんなで考え続けていきたいと言う気持ちを
伝えてくださるとありがたいです」
とお伝えしました。




講演の最初で
「自分が研修・診療・研究してきた
新生児科学、小児循環器学の2つの分野の先生が
一緒に集まる会合はありそうで少ないです。
そして、NICUを退院した先を診てくださる先生も
集まるこの場所で講演させていただく機会を
光栄に感じます。

最近、講演のご依頼が多いのが
「新生児慢性肺疾患と肺高血圧」という
話題です。皆が悩んだり試行錯誤している
改善したい分野なんだと思います。
自分たちも気持ちは同じで、この2年間、
新しい心エコー技術などを用いて気づいてきたこと、
考えたこと、取り組んできたことなどをお話しさせて
いただきます。それぞれの現場で出会う子供達の
診療の何かのヒントになればと思えています。」
と話してきました。

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前半は自分たちが取り組んできた左室や左房の話、

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基礎研究で取り組んでいた様々な血管拡張薬の血管への効果
のはなしをしつつ、

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台湾や韓国、中国などでエコーを教える機会で
感じてきたことなどを話し、
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全国34施設のNICUの
皆様と取り組んでいたPLASE研究で増谷先生や
諌山先生が今執筆してくださっている論文の内容
などをチラッと話してきました。


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その上で、日本循環器学会の肺高血圧ガイドライン
の話、新生児の肺高血圧の特徴、

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その上で
新生児慢性肺疾患に
合併する肺高血圧について
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川滝先生や当院の生理検査室の
技師さんたちが
が20年間取り組んできたこと、そして、

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この2年間の
NICUの研修医の先生たちや
生理検査室の技師さん達と一緒に取り組んでいる3次元エコーなども
含めた右室機能評価などの話をしてきました。



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途中、3次元エコーの技術革新という
内容もお話ししてきました。

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新しい技術に取り組むことでそれまでは気づけなかったことに
気づいたり、従来の検査の向上法や治療のアイデアも浮かんでくるかも
しれないということをお話してきました。

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会場に集っている皆様と共に目指したい部分を
お伝えしてきました。

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質疑応答もたくさん質問がありありがたく感じました。
カテーテル検査をためらわれる呼吸状態の新生児慢性肺疾患で
肺高血圧症の診断をどうしていくかという部分から、
成人でも効果が乏しいことが明らかになりつつある呼吸器疾患に
伴う肺高血圧症での肺血管拡張薬についてなどを
意見交換できてありがたく感じました。貴重な機会を
作ってくださった山岸先生とAbbeiの皆様に感謝でした。

懇親会でも当院に訪問してくださったり、台湾で
エコーワークショップをした時に出会った先生方と
たくさん再会して懐かしく、台湾でも同じ話をして欲しいと
いっていただき、通訳さんたちにも想いを届けてくれて
いた気がして感謝でした。

小児循環器学の先生方で3次元エコーを取り組んだことがある
先生方に、新生児の3次元エコーの動画の綺麗さと動きのスムース
さに驚いたという言葉に、小さい心臓だからこそ3次元エコーが
画角少なく、時間分解能を高められるという自分の気づきに
共感してくださる皆様がいて嬉しかったですし、

諸先生方から講演の感想や質問を聞いて
次に取り組むべきことを教えてもらえた気がました。

最近、
「原点回帰でマニアックなこと、
新しいことなどに取り組み、未来の診療を試行錯誤
する自分であり、NICUを目指したい」ということが
あるのですがそういう気持ちを改めて持ちました。

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RSウィルスの最近の動向も学んできました。

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西田先生の恩師の堤先生、
RSウィルス感染予防の第一人者です。
これまでの歴史、今のトピックスなどをお伝えくださいました。

この20年弱の間に
RSウィルスに対する医療が普及してきたのか、
そして、変わってきたのかを改めて実感しました。


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自分の研修同期の倉敷の渡部先生がRSウィルスや新生児呼吸の
概説をされていました。ともに研修した仲間と一緒に講演できる
機会は自分も嬉しく思えますし、ちょうど今の西田先生や谷山・林・
高梨先生のような年代だったので20年後に彼らがこういう場で
講演しているのを想像したい気持ちでした。

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新潟の臼田先生は新潟のRSウィルスの流行期の変化、
夏の感染症になりつつあること、下越・上越・中越の順に
流行していくというようなお話がありました。
日本の様々な地域での流行期の変化やその予防への取り組みの
話がありました。


PDAガイドラインやインタクトプロジェクトなど
一緒に働いてことはないけど、一緒にずっと頑張ってきた気がする
臼田先生の講演を写真撮れることを嬉しく感じていました。

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そして、海外講演者を含め、RSウィルス感染についての様々な
情報を学んできましたし、ガイドラインの改定なども確認してきました。

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そして、来年度のRSウィルス予防のシナジスの
投与体制などを会場の人たちの意見も交えて総意形成
していく感じの会でした。

流行の定点観測での各都道府県の流行の目安を基に
シナジスの投与開始を決めるという感じになるのかなと
思えていました。神奈川はこの定点観測の値が全国1
低いようでした。




本日も皆様、それぞれにお疲れ様でした。
明日もそれぞれの場所でそれぞれの役目を頑張りましょう。

ご意見ご感想などお寄せくだされば心強く感じます。

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追加されました。クレジットカードで
こども医療センターへの寄附が可能になりました。
確定申告時の税控除の対象になります。
税金の使い道を指定する思いで
「新生児科指定」「NICU指定」の寄附と
してくださればNICUリニューアルオープンや、
一緒に過ごす時間を大切に過ごす
ご家族たちの応援のためにも
活用させていただくつもりです。

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