がんばれ!!小さき生命(いのち)たちよ

9年間ありがとうございました。2019/8/31に https://nicu25.blog.fc2.com/ に移行しました。

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本日は年度末の金曜日でした。

金曜日は小児循環器科との
合同回診ですが、回診の最後に今年で研修終了の野木森先生
と加藤先生のご挨拶がありました。

二人の旅立ちを寂しく感じつつ、エールを送る最後でした。

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新生児科にも3ヶ月研修しにきてくれた加藤先生。
最初に会った時に小児循環器科の専門医というより
心臓病もみれる小児科医になりたいので新生児医療を
しっかり学びたいと伝えてくれた日を覚えています。

きほちゃんの外来に笑顔で顔を出してくれたこと、
ゆきちゃんをはじめNICU卒業生のお子さんを小児科病棟で
大切に見てくれたのも加藤先生です。そんなことを思いだしながら
加藤先生の旅立ちの挨拶を聞いていました。


新生児科は
毎年、この時期は研修終了メンバーと来年度の
新メンバーの着任までの間で
「強化週間」と呼んでいる「少ない人員で
1年で一番忙しくなる時期」です。

しかし、今年は
旧NICU開設以来26年間で一度もなかったという
新生児科の専門研修医が誰も辞めない3月末でした。


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本日でローテート研修終了の田中先生も来年度再度,
新生児科研修してくれると宣言してくれて嬉しい時間。
研修医になりに自分で考えたり、感じたりして大変
話していて心強く感じた田中先生でした。


3月末のメンバーが全員
来年度も一緒に働ける。順次加わってくれる新メンバーを加えて
チーム力をさらに向上していける来年度につながります。



自分は朝の回診の最後に
「年度末に誰もやめないということ以上に、
毎年の年度末のような強化週間が1年中
続いたような3人マイナスで工事をしながら
診療に向き合ってくれた皆様に感謝。

大変な1年だったけど
全員がすごく頼もしくなったと感じているし、
そして大変な1年、誰もやめずに
年度末を迎えられたことが何よりの幸せ」

と感謝を伝えさせていただきました。

金曜日の当直助っ人してくれている
野口先生にも感謝ですし、

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とつぶやいていた
昨年の今頃の心細さを思い出すと
1年後にこんな気持ちになっているとは
想像もしていない今年の年度末です。
この1年でNICUチームに加わってくれた
スタッフ、アシスタントさん達、皆様に
感謝でした。

昨日はこども医療センター過去最多の外来患者算数
だったと聞きましたが、本日も外来フロアは大混雑でしたね。

春休みは期間が短い分、患者さんが
夏休みより集中して自分の外来も昨日、本来の
外来予約枠より1.5倍の患者さんになっていました。

事務系職員さんたちも退職者がいる中で
1年間で一番忙しい春休みの外来、お疲れ様と
思えています。

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本日の外来で再会のNICU卒業生のお子さんたち。

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それぞれの春休みのこども医療センターへの里帰りの笑顔に
心癒されました。

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生理検査室で
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で紹介した最新型の心エコー機器のデモ機を活用しての
3次元エコー検査を検査技師さん達としていました。


空間分解能、時間分解能、
フレームレートの目覚しい向上を感じて、
超音波機器の日進月歩の進化を改めて
実感していました。
新しいNICUに導入したい新型機です。

生理検査室での右室機能検査や3次元エコーをした上で自分は
出張に出かけました。

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パシフィコ横浜で開催されている第83回 日本循環器学会学術集会
に参加したかったからです。

自分は小児循環器学の研修医時代から日本循環器学会に出ています。
大人の循環器医学の学問の進化の速さ、
老人医療と新生児医療は非常に似ている
部分があり、新生児医療の未来への
改善のヒントを見つけられないかと思えてです。

新生児医療の学会は得てして同じ文化や同じ考え方しがちな仲間との
時間になるので、異領域の学会などに出ることが
大切に思えています。

その中で、
「血圧上昇時に心ポンプ不全」、「左房容積」、
「動脈管の開閉に関連しそうな薬剤」
などの臨床や基礎研究につながっていった気がします。

本日は15:30からの
「HFmrEF をどう考え、どう治療するか?」という
シンポジウムに
どうしても出たかったのでした。

生理検査室を出たのが15時前だったのですが、
どうしても間に合いたくてこども医療センターからタクシーで
高速飛ばしてもらってパシフィコにいきました。

背広姿で優秀なお医者さんに思える循環器医の先生が多い中、
自宅に戻って着替える暇が惜しかったので
トレーナーに緑のコートの完全普段着で会場に着きました。

立ち見がでている会場でしたが、
かならず最前列は空いているはずなので
最前列までいって聴講してきました。

タクシー代も高速代も惜しくないとおもえる
プライスレスな講義、
感動的に勉強になった気がするセッションでした。

成人循環器学ではHFpEF(ヘプペフ)とHPrEF(ヘフレフ)という概念が
広がりつつあります。

従来の左室収縮不全のEFが低下しているHPrEF(ヘフレフ)に
対して、
EFが維持されている心ポンプ不全をHFpEF(ヘプペフ)
といって人間の心不全の予後に大きく関わっていることが
いわれています。

昨年から
HFpEF(ヘプペフ)とHPrEF(ヘフレフ)
の境界にあるミドルレンジといえる
HFmrEFという病態が注目されています。

この病態に成人循環器学で自分がファンな
3人の先生が解説や持論を伝えてくださいました。
  
その定義や意味や治療について様々な意見が飛び交い大変
勉強になりました。

HFmrEFは早産児の心臓でよく見る状況に思えます。
血圧が上がると心不全が顕在化するというような話や
血管拡張薬が効くという話に大変興味深く思え、
NICUの循環管理にもヒントになる意見交換の場でした。

EFの経時的な変化を観察することが
大切というのも早産児の循環管理と時間軸は違うものの
大変共通している気がしました。

どの演者の方も研究の根拠(エビデンス)だけでなく、
実臨床<リアルワールド>ではという
キーワードで経験や考えを語っていて大変わかりやすく
かつ考えさせてられる興味深い講演の数々でした。

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夜の
心不全うっ血治療について、いまわかっていることについての
ファイアーサイドセミナーまで最前列で聞いてきました。

利尿薬についてのセミナーですね。
成人の急性心不全で低心拍状態は1割程度であり、
強心治療よりまず利尿薬の大切さを伝える講義、
血管内脱水や腎機能障害の要因になるフロセミドを量を減らすためにも
バゾプレシン受容体拮抗薬であるトルバプタン(サムスカ)の話がありました。

アクアマリンやエベレスト、スマイルと名付けられた
トルバプタン(サムスカ)の臨床研究の詳細や
リアルワールドでの使用経験などを踏まえて
解説、文字では伝わられない胸に響く内容でした。

フロセミドの動脈管拡張作用を基礎研究してた時期がある自分には
利尿薬の論文を読みまくっていた時期があり、それからの
知識のアップデートさせてもらった気がしました。

よりよい
医療を未来に届けようとする熱意を感じる会場
でした。


自分の発表を気にしないで参加する学会は
向学心や知的向上心を満たしてくれるようにも思えて
楽しく感じる時間でした。


横浜のいいところはパシフィコ横浜があることでみじかなところで
学会などがよく開かれています。東京に比べると安価で大きな
国際会議場があり、宿泊場所も多く、大きな学会はパシフィコで
開かれることが多いですね。

そういう様々な医学に触れられる街
みなとみらいから30分のところにある
こども医療センターの強みに思えています。
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みなとみらいの夜景や桜をみながら六ツ川村に戻ってきました。

学会は土日もあります。
パシフィコに通おうと思えています。

ご意見ご感想などお寄せくだされば心強く感じます。

本日も皆様、それぞれにお疲れさまでした。
週末もそれぞれによりよい週末であることを願っています。

下記、引き続きみなさまよろしくお願いいたします。



追加されました。クレジットカードで
こども医療センターへの寄附が1000円から可能です。
確定申告時の税控除の対象になります。
税金の使い道を指定する思いで
「新生児科指定」「NICU指定」の寄附と
してくださればNICUリニューアルオープンや、
一緒に過ごす時間を大切に過ごす
ご家族たちの応援のためにも
活用させていただくつもりです。


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