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神奈川県立こども医療センターNICUの豊島と申します。
宮城県の避難所の小児医療などを支援し続けている
東北大学NICUの松田先生からご報告を下記に掲載します。
<避難所の食生活>についてです。
松田先生のご報告を毎週聞いていると、避難所の食生活の問題は
この2週間同じ状況が続いている気がします。震災は終わっていない
と実感しますし、これを解決できない日本なのか?とはがゆく感じて
います。報道や行政に関わっている人達を中心に問題意識をもって早急に解決できる行動を<日本>として出来ればと願っています。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
気仙沼以南の歌津・志津川・雄勝・女川・牡鹿・石巻を巡ってみると
避難所の復興支援が最も遅れているのは女川とこれに隣接する 石巻市の渡波 (わたのは) 地域ではないかと感じています. 歌津・志津川の南三陸は人口が女川の倍以上あり,周辺農村部から の支援もあって,復興にスピード感があります. 雄勝・牡鹿は石巻市と合併したため石巻の体力復活とともに復興が 進んでいくように見えます. 素人目に見ても女川から渡波にかけて避難所の食糧事情を支援 するための給食センター (1日3千食以上) を設置することが保健・ 栄養・衛生上は不可欠です. しかし,女川町役場は罹災証明・仮設住宅・集団移住などで忙殺さ れて,見通しを持った保健行政を行うマンパワーもなく,県庁からの 具体的な支援計画も聞かれません を毎週訪問して保健衛生上の大きな問題を感じています. それは未だに食糧事情がきわめて良くないことです. 朝食は10時頃に菓子パン1個と果物一切れが配られているだけです. 昼食は各県からの炊き出しに頼っており,先週は徳島県による天ぷらと 香川県によるうどんでした. 夕食はコンビニお握りとすかいらーくのお総菜一皿と聞いています. これでは新学期からの学童の食事として不適切ですし,乳幼児には消化 不良のため急性胃腸炎が治りきらないケースが増えつつあります. 先々週から役場の栄養管理士が食事に介入し,糖尿病食・離乳食・乳 幼児食などに取り組んでいますが,見通しを持った給食制になっていない ため,配給のままでは自ずと限界があります. 現在の総合運動公園は電気は通っていますが耐用容量が少ないため すぐにブレーカーが落ちてしまい,電気ポットや電子レンジすら思うように 使えない (暖かいお茶すら自由に飲めない) 状態です. ましてや業務用の大型冷凍冷蔵庫など設置できる状況ではありません. ですので,非被災地域にある小中高校の調理実習室や給食室の設備を 用いるなどして早急に「給食センター」を立ち上げる必要性を感じています. 最初は民間の給食センターに委託して,徐々に現地から人材を雇用して 行けばよいのではないでしょうか. この2週間は栄養管理士の辛い気持ちに寄り添ってきましたが,現地職員 はさまざまな窓口業務に忙殺されているためか,このままでは具体的な改善 が見えてきません. これからの季節を考えれば,専門家が管理した食材を用いて調理された 食事を給食できる見通しが保健衛生上の大きな課題ではないでしょうか. 現状は小児科医が介入するような問題ではなく,保健行政に
関わる人間の奮起を待つしかない状況です. 個人的には民間給食センターに委託して小中高校の設備を使った 給食センターを立ち上げ,順次,地元民を雇用していく形にすれば 最短距離ではないかと考えます. どなたかこの状況を解決できる方はいらしゃらないでしょうか?
(東北大学 松田 直 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●頑張ろう!東北救児基金は
●村田修一選手のメッセージは東日本震災へのメッセージは
(TBSサービスから出版。本の収益は新生児・小児医療に寄付予定)
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こんばんは 松田医師に同感です!
ほんとうに 誰か こんなに いまだに 大変な状況を
なんとかしてあげて下さい!
タイガーマスクでも アンパンマン的存在の人でもいいから・・・
たち上がってくれる人はいないものかな〜?
日本の行政機関は駄目ですね? 何故でしょうか?
こんな事だと日本の未来がとても不安です。
悲しすぎる・・・!
2011/4/24(日) 午後 9:49 [ ジョン ]
復興とは<何?>というのを皆で考えたい気がします。一日2食を強いている人がいる中で,夏の冷蔵の心配やら,未来の経済の心配やらで議論していることが復興を考えるということでもないように感じました。まずは今,困っている人の日々の生活を1つ1つ改善,小さな<復興>を積み重ねていくことの先に復興があるのかなと思ったりしました。行政に関してはさんざん,無駄削減と人員整理してきたことのツケがこういうところに出ているのかもしれません。宮城県で解決せよというだけでなく,行政官のサポートもしていかないとてがまわらないというのもあるのかなと想像したりしました。報道を期待する部分です。豊島
2011/4/25(月) 午前 11:25 [ NICUサポートプロジェクト ]
女川町の避難所である総合運動公園の食糧・栄養事情が良くない
ということを報道していただけるところはないのでしょうか。
この松田先生のご報告、お考えをどこか実行力のあるところに
伝えることはできないのでしょうか。
とても私個人では力が及びません。
一時的な食糧配布ではなく、給食センターの立ち上げ。
行政は動いていないのでしょうか・・・
2011/4/26(火) 午前 11:31 [ sou ]
SOUさん、コメントありがとうございます。知人の報道や行政の方には伝える努力はしているつもりですが、この部分は解決につながりませんね。<食>は人間の生活の基本であり、心身の活力を維持するのに必須で、難しい問題より、早急に対処すべき事案だと思うのですがはがゆい気持ちですね。ニュースなので<連休明け>には対応という言葉を聞くたんびに、<早産や病気に連休などは関係ない。。。>と考えて、やるべき役目はやろうとしているNICUにいると、連休。。。などといっている場合なのか? 連休明けまで様々な対応を震災地の人に我慢して貰うのか?と申し訳なく感じます。
2011/4/26(火) 午後 8:29 [ NICUサポートプロジェクト ]
全く同感です。先生の先のコメントの「小さな復興の積み重ねの先に
復興がある」というお話も、「震災地の人に連休などない」ということも。
2011/4/26(火) 午後 9:03 [ sou ]