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土曜日は夜に向けて病院からバスと電車で30分の横浜駅駅前の
崎陽軒本社ビルにいきました。
感染制御室・母子保健室主催の昨年定年をお迎えになった
こども医療センターで23年間勤務されご卒業された
赤城先生を囲む会に参加してきました。
母子保健室長だった赤城先生を慕う歴代の看護師さん,保健師さんや
社会福祉士さんたちも大集合で懐かしい会でした。
高度医療だけでなく,小児病院に集う子ども達や御家族が
地域の中で生活することを支えてくれている看護師さん,
保健師さんや
社会福祉士さんたちの存在の大きさを改めて実感しつつ,
それを束ねてきた赤城先生のお人柄を感じる会でした。
学究肌の赤城先生で私は研修医時代から相談することも
多く,医学へのアプローチの考え方を沢山教えていただいたと思いました。
また,食堂で昼食をご一緒させていただく機会も多く,
読書好きつながりでお互いに最近読んだ様々な本の話しを
伝え合わせていただく時間などが嬉しく感じていました。
赤城先生のご挨拶の中で最近読んだ本の中で
「もし,医療者の能力や想いが均一であったら,医学は科学と言えよう。
医療者の能力や想いが均一ではないとしたら,医学はart(技術や芸術)と
言えるのかもしれない」という1898年のオスラー博士の言葉?を
伝えてくださいました。こども医療センターはartを目指している
医療者が多い病院なのかなと感じたりもしました。
研修医時代の同期の永渕先生と一緒に記念撮影していただきました。
赤城先生のご挨拶を聞いていて,<集中治療と哲学や宗教,死生観>
などの読書や講演などを聞いていく勉強会を赤城先生を交えて
ICUやNICUの枠を越えてやれないかなと思いついた永渕先生と
私でした。集中治療の技術を高めていきたいと頑張ってきたけど,
それだけでは子ども達や御家族を支えられない部分がある,
最近,<哲学や宗教学>などのお互いに読んだ本の感想を交換し合う
ようになった集中治療科の永渕先生と私です。賛同者をみつけて
実現していけたらと思った契機になった赤城先生のご挨拶に感じました。
あけて日曜日,寝坊しましたが,
NICUの診療に参加して,その後は
講堂で開催されていた
第18回心臓病胎児診断症例報告会
に参加しました。
生後の小児循環器科の管理,心臓外科の手術などについてのレクチャー,
その上で胎児診断を振り返るという内容でした。
日曜日に関わらず,小児科・産婦人科・超音波技師さんと
様々な職種の方々が集まっていた講堂でした。
川滝先生とその周囲の方々で,今回の報告会を
全国30箇所の様々な場所にインターネット配信を独自に
して,沖縄の先生からの質問をインターネット配信で答える場面など
どんどんスケールアップを感じる胎児心臓病のレクチャーでした。
午後は新生児科の研修医にも常勤医にもそれぞれ誘ってくださった
新生児科の元科長であり,元センター長だった後藤先生が迎えに
いってくださった明日から2週間,NICU短期研修に台湾からきて
くださったChen先生が病院に到着して病院案内をさせていただきました。
2月の韓国の若手新生児科医の訪問
に続いて,海を越えての見学しに来てくださる
先生方がいることは,それに恥ずかしくない医療を目指していかないと
思います。
台湾の医療レベルは高いと感じます。
Chen先生は台湾でNICU経験の多い若手新生児科医で
当院の国内留学の先生方と同世代の先生です。私達も
様々な気づきを学びを頂けると思う2週間になればと思っています。
屋上庭園から横浜を紹介し,
庭園近くにある<祈りの部屋>という後藤先生達が考案した
有終の医療などでも使うことがあるお部屋を紹介。
講義中の川滝先生に挨拶し, 副所長室で仕事をしていた猪谷先生に挨拶。後藤先生には
相変わらず,みんなそれぞれの仕事を頑張っているわねえと
いわれつつの病院見学でした。私も恩師の後藤先生を交えて
病院案内を出来て嬉しい時間でした。
未来の連携のきっかけになればと思います。
台湾からわざわざ,当院のNICU診療をみたいといって
研修にきてくださったことを感謝しつつ,2週間を有意義な
研修になるように自分なりにお手伝い出来たらと思っています。
NICUの中で今年は<スピードラーニングを続けようクラブ>という
部活動を提案している私です。スピードラーニングクラブの
医師・看護師の皆様には今こそ,実力を発揮するときです。
日々の声かけを期待します。
NICUのスタッフや患者家族の皆様にはChen先生をみかけたら
是非,歓迎の言葉や笑顔を注いでくださるとChen先生も心強い
と思います。宜しくお願いいたします。
先週から病棟も忙しく,
日々,何かのイベントがあり,やるべき役目や仕事も多く,
焦り気味ですが,新しい週も1日1日みんなで頑張っていきましょう。
御意見御感想宜しくお願いいたします。
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土曜日の,昨日の横浜にある小児病院の新生児集中治療室(NICU)です。
20010年8月30日にスタートしたこのブログですが
昨日でのべ60万アクセスに到達したようです。
毎日900〜1000名のかたが,気にかけてくださる今ですが,
開設してくださった村田さん御家族,
登場してくださっている方々,コメントくださっている皆様,
読んでくださっている皆様と共に節目を喜べたらと思いました。
昨日のこども医療センターの外来フロア14時です。
病院に立て替えのときに,公立病院の諸事情や
財政的問題から設置することができなかった患者さんご家族の
滞在施設をNPOのスマイルオブキッズの皆様が
「リラのいえ」として実現してくださいました。
その開設5周年の式典でした。
院内外の関係者がご参集しての式典でした。
最初のご挨拶はNPO法人スマイルオブキッズのリーダーの田川さんでした。
ご自身もこども医療センターの患者家族だった田川さんは,その経験も
踏まえて,
高度医療を受ける必要があって集まってくる子ども達と
御家族に何か自分ができることをしたい。安心して医療をうけるための
ホスピタリティーを大切にするためにご家族の滞在施設からはじまって,
兄姉が医療を受けるときにはご兄弟への精神的な影響も考慮するのが
大切な小児医療にあっての兄姉預かりの保育などにも取り組んできたこと,
そして,病気とともにがんばっているお子さんや御家族を地域で支えていく
ための音楽コンサートなどの企画もしているということなど,一緒に頑張ってきて
くださったボランティアさん,保育士さんへの感謝の気持ち共にご挨拶されて
おりました。
大変,共感するご挨拶でした。
田川さんだけでなく,多くのかたのご挨拶がありました。
こども医療センターの康井総長は創立44年の歴史があるこども医療センターの
悲願だった患者さんご家族の滞在施設だったが,現在の本館の着工時にも
県立病院の諸事情や財政的な面から滞在施設は持つことが出来なかった。
そんなときに,<家庭に近い療養環境>を目指して<リラのいえ>が
スタートしてくださったことはこども医療センターの機能をボランティアの
皆様に力を支えられて大きく高める機会になった。小児がんの拠点病院に
今年選ばれたことも<リラのいえ>の存在が大きかったと御礼の挨拶がありました。
総長に続いて,院内外から来賓の祝辞が続きました。
神奈川県立病院機構理事長の元新生児科の科長だった大崎先生,
初代新生児科科長でスマイルオブキッズ理事になられている小宮先生
など新生児科に縁のある先輩方のご挨拶もありました。
神奈川県かながわ県民活動サポートセンターの下元省吾所長,
社としてボランティアに協力してくださっている
株式会社東横商事の代表の方,公務を越えて熱い気持ちで
支えてくださっている神奈川県職員の
皆様,<リラのいえ>創立期のそれぞれの立場からの願いや活動を込めて
素敵なご挨拶が続きました。
「温かく,さりげない支援のこども医療センターのボランティア」
「お金が集まるか不安の中で創立,補助に頼るといつか破綻するので
自分達でもいつか手の届くかもしれない補助しか希望しなかった
資金繰りを大切に考えているスマイルオブキッズ」
「最先端のこども医療センターの医療だけではこどもたちは
笑顔になれないかもしれない。医療に追いついていない福祉を
何とかするのが政治と思って自分の仕事をしてきた」
「自助・公助・共助というが,押しつけでない,本当の共助
を感じる活動」
「ボランティアを通じて,社員も多くを学ばせていただいていると感謝」
どの方のご挨拶も心のこもった,そして,色々なことに
気づかせていただけるご挨拶に感じました。
来賓のご挨拶のあとは,
<リラの家>を宿直などを含め
してくださっているボランティアチームの皆様のご紹介とご挨拶でした。
定年を迎え,社会のために<何か出来ないかな?>と考えて,それまで
縁のなかった病院ボランティア研修会に出たのがきっかけで,はじめました
というきっかけから始まり,こども医療センターに集う子ども達や御家族に
<自分達で出来る支え方>をしていきたいというお気持ちを強く感じる
皆様でした。
こども医療センターの医療はこういう人達の願いや
行動があって成り立っていると改めて感じました。
ボランティア活動やNPO活動をしている知人達が
いうのは「自分には何も出来ないと嘆くのでなく,
自分の出来ることをやっていく」というのがボランティアの
基本,「何か合ったらやりますでなく,自分はこれができる
からこれをやっていく」という姿勢が大切という言葉を
聞いたことがあります。その言葉に通じる皆様に感じました。
これは医療者にも通じる大切な基本姿勢にも感じました。
「子ども達から日々勉強させて貰っている」
「障害と共に生きるご家族達に何が保育士として出来るかを
勉強し,考えていきたい」という大変共感するご挨拶でした。
小児病院にも関わらず,患者家族でも職員でも院内託児や保育が
ないというのは改善できればと願っている部分です。医療をよく
していくためにも病院に集うママさん達の託児・保育は環境が
未来に向けて改善を考えていけたらと感じました。
記念式典の第2部は
によるロビーコンサートでした。
この時間にあわせて,看護師さん達に移動を手伝って貰っての
病棟に入院中の子ども達や
入院中のお子さんのご兄姉などが外来ロビーに段々増えてきましたね。
ブログに出たいといってくださったご家族のご兄弟です。
いつも登場してくださりありがとうございます。
最近会うと2人でかけよってくれるご兄弟が外来にきてくれていました。
小児科病棟に入院しているらしいとNICUで心配していた
まさるくん,点滴を受けながらも元気そうなお顔で安心しました。
4年間NICUに入院していて,今は小児科病棟に移った
たっくんにも再会しました。久し振りで笑顔を撮影する
タイミングがうまく合いませんでしたが,お兄ちゃんになったのを
感じますね。 2階の渡り廊下で手を振ってくれているのは看護師さん達と一緒に
担当患者さん達に音楽を聴かせてあげようとつきそっている新生児科研修を終え,
今は小児循環器科研修をしてくれている本田先生も
みえました。<医学の追求>だけでなく,<医療を考える>
本田先生にも素敵な笑顔を感じるイベントでした。
フロアにどんどん人が集まりコンサート開始でした。
V6の愛なんだからスタートでしたが,大変勇気を感じさせてくださる
歌声とパフォーマンスに感じました。
入院や外来のこどもたち,ご家族の表情がすてきに感じました。
命が救われるとともに,楽しく生きていくということを
大切にする小児医療であり,地域になっていけたらと思います。
式の合間でリラのいえの田川さんに
このブログなどで時折,活動をご紹介していることの御礼を伝えて
くださるとともに,
をお読みくださって,<有終の医療>にも何か出来ることはないかと
考えているということをお伝えくださり,一緒に考えさせてくださいと
話した私でした。
1つ1つ,支援の活動を考えながら仲間を増やし,
活動を拡げている田川さん達に尊敬を感じました。
医療やボランティアや支援に<感謝>を感じることが第一歩
かと思いますが,あって当たり前と思っているといつか医療や
ボランティアの活動は破綻することがある。
一緒にこういう式典を喜び合えたり,祝ったり,
そして,自分達それぞれに何ができるかを多くの人達で
考えながら協力していくことがさらなるステップや
さらなる共助につながると感じています。
海外のこども病院は街の人達が誇りに感じ,
こういうチャリティーイベントにたくさんの人が
集い,病院の運営や医療機器のアップグレードなどへの
寄付もたくさん集まるとのことです。
財政難の県立病院であるこども病院がどんどん高度化する
医療の中でそれを成し得ていくためには<リラのいえ>
の活動にも通じる地域との支え合いが必要と感じています。
<リラのいえ>や<スマイルオブキッズの皆様の
皆様のような活動や願いを根幹に
よりよい小児医療を県庁や医療者だけでなく,
地域の中でもっと大きな力と共に実現できたらと
夢見て,この職場を離れずにいる部分があります。
リラのいえの創立10周年には,また,
より多くの人達と一緒にその祝いを出来たらとも
感じた土曜日でした。
皆様,御意見御感想などいかがでしょうか?
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