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横浜にある小児病院の水曜日の朝です。
入院が長めになっているお子さん達がいるBルームの朝の
回診風景です。みんなで自分がたちが何を出来るかを智恵を出し合って
います。
水曜日の8時40分にこのエリアの回診を医師・看護師、一緒に
やっていけたらと思って時間を意識しています。
看護師さん達の意見などを担当医を介して聞くだけでなく、
チーム全体で聞いたり、チーム全体の方向性を看護師さんを交えて
確認していくという意味を毎週感じています。
自分は9時から毎日病院全体のベッド調整会議に出ないと
いけないのでこの場所に少しでも長くいたいと思う毎週です。
水曜日も立て続けに3名の赤ちゃんのご出産があり、後輩世代の先生方が
見事なチーム連携でそれぞれの診療を見事にやってくれていました。
チーム力の向上を感じる最近です。自分もその3カ所それぞれの
診療へのアドバイスを少しだけしていました。
そして、11時過ぎに慌ててNICUを離れました。
すれ違ったのはNICU卒業生のさよちゃんとママさんですね。
女の子らしくなったのを感慨深く感じながら、12時30分までに
相模原にいく約束があったのでご挨拶もそこそこで残念でした。
なぜ、相模原にいったのかというと
の「学校現場で役立つ保健医療」というテーマの授業を
星槎大学の副学長の細田満和子教授からご依頼いただいた
からでした。
文部科学省の方針で、学校の先生方は10年毎、
25歳、35歳、45歳などのときに教員免許更新の講習と
試験を義務づけられているそうですね。その免許更新の
講習の1つの授業として<新生児医療>を選んでくださった
細田先生であり、こういう場所で先生方に新生児医療のことを
伝えられることは大変貴重な機会に感じました。
ありがたく感じつつ、相模原にいかせていただきましたし、
先週は講義の準備と試験問題を創らせていただいておりました。
また、NICU卒業生で中学や高校の進学などを考える時期の御家族から
発達支援に力を入れている星槎グループ
のお話をよくお聞きするので、星槎グループ
の皆さまとの交流の機会になればと想っての出張でした。
相模原駅から車で10分の相模原教育会館に授業の20分前になんとか
つきました。
私は、学校の中で先生方に配慮をしていただいているような
小児医療、療育(治療的教育)などを経て就園就学している
お子さんやご家族の経験や想いを追体験していただき、その上で
学校で生じている課題などをご家族と一緒に考えるきっかけに
なればと思いながらの内容にしました。
まず、最初に報道ステーションで2009年に放送された
の12分間の動画を放送させていただきました。NICUのことを
イメージしていただけたらと考えてです。
会場には神奈川県内のたくさんの学校から
免許更新のために集まっている先生方が真剣に
動画を観てくださっていたと思います。
このような機会を与えてくださったことに感謝しつつ、
学校と小児医療の相互理解と連携の高めるきっかけの1つに
なれるように自分なりにしっかり伝えてこようと思いました。
先月に朝日新聞に掲載された上記の連載などの話も交えてお話しさせていただきました。
小児医療を経験したお子さん達やご家族が笑顔で生きていくためには
自分たちは病院で頑張るけど、学校の先生方とも連携していけたらという
気持ちを伝えさせていただきました。
などで報道していただいたこともある
2008年以降、神奈川県内で県内で25回開催してきた
NICU学校プロジェクトの話もさせていただきました。
こどもが多い神奈川県だからこそ、教育と小児医療の現場の連携
のモデルをみんなで探していけたらという気持ちも伝えてきました。
そして、最後に話したのは、
自発的に一緒に集まり、支え合うようになりつつあるNICU卒業生の
御家族の姿を紹介しつつ、
「救命される、されない、後遺症が残る、残らないを越えて、共生を
感じる、家庭と仕事の両立などを大切に向きあっているこの人たちは
かわいそうな人とみるのではなく、より進化した考え方、<共生>という
生き方にたどりついてる
人たちが居るように感じることがある。」とお話ししました。
NICUを経験して御家族から自分自身学ぶこと
気づかされることは多いと話してきました。そういう声をNICUを知らない
生徒さんや御家族に知ってもらうことが日本の家族や教育などへの考え方の
パラダイムシフトに大きくつながる、日本の未来を変えるかもしれない
人たちなのではないかという気持ちも話してきました。
講義の後、星槎大学の皆さまが
<共生>という言葉は星槎の目指すところであり、大変共感したと
言ってくださりありがたく感じました。私も星槎グループの理念や
活動を直接お話しできて大変共感し、心強く感じた時間でした。
休憩を挟んで1日の講義の内容を踏まえてのグループワークの
時間を細田先生が企画してくださいました。
そのグループワークの様子を拝見しつつ、質疑応答の
回答者のⅠ人として参加させていただきました。
発達に悩みを抱えるお子さんは<小児医療にまつわる子ども達だけでない>
今なんだとも改めて実感しつつ、
小児医療出身のお子さん達の教育現場での先生方が感じていることを
お聞きしました。医療との連携で悩んでいることなどをたくさんの
質問やご意見を受けました。
大変多くの気づきを頂いた時間でした。
細田先生の御司会の中
こどもの多い神奈川県の中で教育現場で
頑張っている人たちの想いや願いを感じた質疑応答でした。
医療現場で自分たちも頑張るから、お互いにあきらめずに、
「お互いに忙しいからこそ、未来に忙しくなくするためにも
連携を深め、一緒にやっていきましょう」
「教育も医療も突き詰めれば子ども達の未来を護りたいという意識なので
その部分をみんなが感じられたら、教育と小児医療の連携に時間を費やす
ことは究極の目標になるはずではないか」という気持ちを伝えてきました。 無事に役目を終えられた気がして安堵の夕方でした。
きれいなケヤキ並木の相模原駅に続く道の
帰路にすぐつきました。初めて来た気がする横浜、川崎に続く
神奈川県の第2の政令指定都市の相模原の街の雰囲気を感じられて
嬉しく感じました。
横浜線の車窓をみながら電車で1時間の旅で横浜弘明寺に戻りました。
後輩世代の先生方が留守を守ってくださるNICUに復帰しつつ、
日中の報告を聞きつつ、
それぞれの診療を見守らせていただきました。
NICUの中で必死に赤ちゃん達を護ろうとしている後輩世代の
新生児科医やNICU看護師さん達の姿を伝えていきたいと改めて思いました。
こーたくんとママさんの素敵な夜のご面会をお見舞いつつ、
1日の終わりでした。
横浜スタジアムでナイターがある日はひときわ輝くその灯りが
道しるべになる気がします。
生まれる赤ちゃん達の未来をみんなであきらめずに考え続けていきたい。
理解者や連携者は必ず増えていき、今より明日はよくなると
信じながら小児病院のある丘をくださった水曜日の夜でした。
ご意見ご感想などお寄せくだされば
嬉しく感じます。
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7月末は広島市民病院NICU近くの街を訪問させていただきました。
すごく厚い1日でこういう日に広島に原爆は落ちたのかなと
想像したりしました。
自分は
「広島は町中に命について問いかける,考え続けようという
街の意志を感じるような言葉に溢れている。こういう街で生まれ育ったり,
学生時代を過ごした人達はきっと,気合いと覚悟の入った医療者に
なるのではないかと感じていました。」と去る前に述べさせていただきました。
これは1つ前のブログの本田先生との出会いや県立広島病院NICU
を訪問したときや広島大学卒業の医療者との出会いで感じてきたことでした。 火曜日の横浜にあるNICUの1日を書き留めたいと思います。
本田先生の後輩の新生児科医を目指す片岡先生が1日見学
してくださりました。
どうして新生児科医を目指しているのか?とかどんな研修をこれから
したいと思っているのかとかを1日お話し出来て自分も初心を想い出す
気持ちになりました。やはり,広島に関わる人達の医療に対する
気合いや覚悟を感じました。
当院に集う同世代の新生児科医を目指すメンバーと交流していただいたり,
広島のNICUで働いて,当院に移動してきてくれた看護師さんと
交流してもらったりと何か今後につながる見学の1日になって
くださればと思いました。
自分にとっては<NICUにおける有終の医療><赤ちゃんの看取り>
を改めて考える1日でした。
当院は日本の人口の13分の1をカバーする神奈川県の
50-60%の先天性疾患を診療しているという近年だそうです。
産科の子宮内死亡や,新生児死亡も日本の中で1,2くらいの多く担当している
周産期センターであるそうです。400名近い赤ちゃんの診療をしていますが
30-40名前後の赤ちゃんの有終を毎年見届けさせていただいているNICUでもあります。
火曜日もNICUで御一生を見届けさせて頂いた赤ちゃんについての
病理検査を含めたご家族へのご報告の面談を産婦人科,新生児科,
小児循環器科,看護師,コメディカルなどで集まってお話しさせて
いただいた時間が午後は続きました。
赤ちゃんの御一生を大切にご家族と一緒に覚えていたいと
思える時間でした。
スタッフの<有終の医療><緩和医療>などへの想いや願いも強い
病院だと思います。こういう問題に関する下記の様な書物をタブー視せず
出版に協力してきたスタッフが多い病院だと思います。
そして,夕方は今年、産科の石川先生や除算試算達の提案で
結成された多職種・多診療科で結成された
周産期医療における緩和ケアを考えるワーキンググループの会議にも
参加してきました。
NICU病棟は比較的落ち着いていた1日であり,
友滝先生と見学にきてくださっていた片岡先生にも
一緒に参加してもらいました。
若手新生児科医の先生方にも考えるきっかけになればと思ってです。
NICUや分娩室などで有終の医療が必要な時に医療者として
どんな時間をご家族に安全を担保しつつ提供できるか?これを
様々な視点から意見交換している今です。
自分にとっても,様々な視点の意見をきけて
こういう話し合いから新しい取り組みにつながっていけばと
希望を感じた気がしました。
自分の中では当院の産科病棟スタッフが関わっていらっしゃるという
ことを聞き驚きつつ,心強かった過去にこのブログでも紹介した
のHPに
の動画をみんなで共有しながら
自分達の病院で何が出来るかを考えあえたらと提案してきた
会議でした。上記のビデオを多くの当院のスタッフにもみてもらえたらと
思いました。
当院のご家族も母性病棟とNICUの看護師さんがコラボして
時間を過ごした6日間を
という動画にしてくださったり, という体験記などを書いてくださったご家族もいらっしゃいます。
今までやってきたことを振り返りながら,
さらに今後,多職種多診療科の医療チームで
どんな有終の医療を自分達は目指したいのかを
話しあいたい。
このメンバーで話し合いの叩き台を作りつつ,
それぞれの病棟や診療科の多くのスタッフにも想いを
共有し,患者さんご家族の声も聞きながら
みんなで未来に生まれ,有終の時間を周産期センターで
過ごすお子さんとご家族の時間を大切にしていく
ことを考え続けられたらと改めて思う夕方でした。
ながらそれぞれの病棟のスタッフや
ご家族とも一緒に考えていけたらと未来を目指したいと
思える話し合いでした。
御意見御感想などお寄せくだされば
幸いです。
これまでNICUで天使になられた赤ちゃん達や
ご家族の想いを大切に受け継ぎながら今後を
みんなでかんがえていけたらと思っています。
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