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日曜日の横浜にある小児医療センターの
新生児集中治療室(NICU)です。
国内留学の先生方が休日出勤しながら,神奈川で産まれる
赤ちゃん達の診療をしてくれています。
お見舞いに顔を出した小児科病棟,せなくんとママさんの
素敵な光景でした。
この日は病棟の仕事と言うよりは
に参加するためにきました。全国的各地の小児医療施設と
遠隔配信システムを使ってのインターネット研究会でありました。
たくさんの参加者の皆様が休日を活用してご参加されていました。
産婦人科医,小児循環器医,超音波技師,心臓外科医,新生児科医
看護師,助産師と様々な職種が参加していている全国40箇所近くを
会場を繋いでの勉強会です。
今回のテーマは<単心室疾患の胎児診断と長期予後>という
テーマで全国各地のご高名な先生方の講演が続きました。
学会などでもなかなか聞けないような豪華な講演の
数々でした。
新生児科の国内留学の先生方も診療の合い間で
沢山参加していましたね。
遠隔配信して,全国の胎児診断のレベルアップにつながればという
川滝先生の熱意と行動力がなせるこの研究会なんだと改めて思いました。
全国各地の経験の豊富な施設や
先進的な施設の取り組みなどをお聞きしました。
豪華な講師陣の先生方がそれぞれに素晴らしい講義を
遠隔配信してくださり,単心室疾患の医学の基礎から
最先端までを体感できた気がして素晴らしく感じておりました。
産科医は産まれるまでのことを知ればいい,
新生児科医はNICUの中のことだけ知っていればいい,
というのではなく,
単心室疾患の赤ちゃんのお誕生前から
成人にいたるまでの人生と診療の流れを産科医,新生児科医,
小児循環器医,心臓外科医,成人循環器医とみんなで共有することで
それぞれの診療のレベルを高めていくことこそ,
患者さんとご家族にとってのよりよい医療につながればと
改めて思いながら全国各地の会場との
双方向性のレットカンファレンスに参加していました。
今回は自分が小児循環器学の専門研修医を
していたときの指導医をしてくださった
東京女子医大循環器小児科教授を3月に定年退職
された中西教授が神奈川会場にきてくださいました。
神奈川こどもNICUにいながら、女子医大循環器小児科
として動脈管の基礎研究を続ける状況を支援・応援してくださった
ことをありがたく感謝し続けてきた中西先生です。
「フォンタン遠隔期の合併症,長期予後」
についてというテーマでご講演くださいました。
フォンタン手術の合併症についての紹介。
日本における小児心臓手術のパイオニアだった
女子医大心臓血圧研究所だからこその成人期に
達している患者さん達の現状をまとめたスライドなどを
お伝えくださいました。
女子医大の患者さん達でフォンタン手術後にご妊娠された
患者さん達の周産期の経過などをお教えくださり,
これは産婦人科医にとっても小児科医にとっても
知っておくべきこと,患者さん御家族に尋ねられたら
応えられるように知っておくべき情報には感じていました。
術をみんなで探していこうというメッセージにも感じた
中西先生の講演の最後のスライドでした。
中西先生の基で小児循環器学を学んでいた頃の
気持ちを想い出すような中西先生のわかりやすく
情熱的なご講演でした。
経過を知りつつ,胎児や新生児の診療を御家族と
医療者で一緒に見守っていけたら,
長期的な情報をしっかり伝えつつ,
御家族に困難な中でも光があることを
伝えられるような病状説明や診療方針の
話し合いが出来たらと思っていた自分でした。
川滝先生がしてくださった上で,全国の各施設から
実際の胎児診断した患者さんとご家族の診療の経過が
報告があり,意見交換の時間でした。
ダウン症のフォンタン手術などについて各施設での
現状の報告などが自分の中では興味深く拝聴していました。
情報交換しながら,よりよいタイミングの手術などを
想像できるような気がしました。
恩師のお一人である中西先生をはじめて
自分の勤める病院で 先天性心疾患の診療をしているNICUやICUを を案内できて嬉しく感じる時間でした。
川滝先生と中西先生の 川滝先生いきつけの に移動して中西先生をお招きしての
食事会でした。
自分が研修医時代の指導医だった
川滝先生と中西先生と一緒にお話しする機会は
始めてな気がしていました。
自分が中西先生の基で研修していた頃に印象に残っている教えの
言葉などを振り返らさせていただきました。
その言葉を想い出すことがある
今の出生前診断の説明係やNICUでの診療で感じている
ジレンマなどをお話しすると,
「今は自分はこう考える様になった」と自分が学んだ頃
より,15年の月日が流れ,その中で中西先生が
感じていることなどをお聞かせいただき大変
忘れられない言葉がたくさんありました。
という中西先生の命の授業の記事を読んだ感想を伝えつつ,
自分も神奈川県で命の授業をしていることを報告し,お互いが
どんなことを感じ,命の授業を通してどんな未来をあるかについても
はじめて語り合えた機会で嬉しく感じました。
医師は1年目から40年目くらいまで様々な
世代の人達がいるわけで,同じ時代を生きている
同志でしか共有できない話しもあるかもしれないけど,
こういう世代が違う先生方と話し合うことでしか
気づけない考えもあるのだと改めて感じた食事会でした。
中西先生が胎児や新生児の患者さんの病状説明をするときに
大切にしていたことは
「1年後や2年後に生きているとかどうか,というような視点で
話しをしていてはダメと思っていた。
もっと先にどんな生活や未来がまっているかなどを不安をあおるの
でなく,正確に伝えながら,困難な中にも希望があることも
しっかり伝えることが大切と想ってきた」という言葉に
川滝先生にも通じる医師としてのポリシーを感じました。
自分もそういう姿勢や想いを受け継ぎながら,
自分の出会う後輩世代の先生方に,また伝授していけたらと
思いました。
自分は素敵な指導医と思える先輩医師達と出会い,
こういう風にその人達の想いや言葉に導かれて
きたのかなと改めて感謝を感じていた食事会でした。
朝の9時30分から17時までの長丁場の
勉強会とその後の食事会でした。
正直,休日は休養したい気持ちも
あったのですが,一方で1日が自分達の医師としての
成長,患者さん達によりよい診療が出来るようになる
ような覚醒の1日になれば,休養を越えての
かけがえのない1日になることもあります。
尊敬する恩師との再会やその語らいは
かけがえのない時間にも思えました。
今回の講演会は人生においても
出て良かったと思える経験をくださった
会には感じます。そんなことを川滝先生と
2人で帰りながら御礼を伝えた自分でした。
一生学徒に思える修行僧のような
向学心と向上心を持ち続ける恩師の川滝先生は,
「人生においては休養することよりも,
向学心や向上心を刺激しあうことで
明日からも頑張ろうという気持ちになれることもある。
自分の場所にいるだけでは成長しきれない部分を
他の場所にいる人達,高みを目指している人達と
接する中で大きな成長を得られることもある。
一期一会にも感じる,その日しかできないような,
かけがえのない経験を大切にしていけたら。。。」
と思って生きてきたという趣旨の川滝先生の言葉に
尊敬を改めて感じた夜でした。
勉強会に参加していたメンバーも
NICUで留守を守ってくださったメンバーも
他の研究会に参加していたメンバーもそれぞれに
お疲れさまでした。それぞれの週末の経験や想いを
また,共有しながら今週も頑張っていけたらと思いました。
御意見御感想などがあると心強く感じます。
コメントでなくても毎日,下記をクリックしてくださっている
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と毎日感謝しています。ありがとうございます。
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金曜日,循環器科と新生児科の合同回診からスタートのNICUです。
その後は週末に向けてのNICUの診療方針をみんなで話し合う時間です。
その合間を抜けて,病院全体のベットコントロール会議です。
手術などを待っているお子さん達をどう収容し,手術などを受けて
もらい術後をどこでみていくかなどをあきらめずにベットのやりくりを
してくださっている看護師長さん達と話し合ってきました。
毎朝の日課で小児科病棟で看護師さん達に可愛がって
もらっているせなくんにおはようと伝えてきて,
NICUに戻ってきました。
NICUに戻ってきて,後輩世代の先生方と一緒にエコー検査などを
していました。産科医の先生方も心配して見に来てくださり
みんなで産まれた赤ちゃんの行く末を応援しています。
きてくださった7人目の研修医である伊野先生が挨拶の講演をしてくださいました。
3週間でしたが積極的に様々な場所に登場して,チームにすっかり溶け込んでくださっていた
伊野先生の卒業にしんみりのメンバーでした。
研修にきた動機とその結果をお話しくださいました。
「大満足でした」という言葉でした。教科書の中でしか出会ったことのない
ご病気や診療方法に実際に直面して,フィクションからノンフィクションなんだと
改めて新生児医療を感じた,早産児の急性期の循環管理のきめ細かさを実感した
という言葉でしたね。
連携が取れていて,ぱっぱっと診療が決まっていくことや
家族支援や退院支援に一生懸命なスタッフに感銘を受けたという言葉でした。
胸にも火がついたという言葉と燃えさかるような
動きをする炎の絵でした。
下記の後半に
という文章があります。それを
伊野先生のスライドの炎の絵から
想い出していた自分です。
<たいまつの灯り>は人と人の手渡しでないと離れた場所と
共有できないと思います。横浜のNICUで
自分たちの場所から灯りを持ち寄り,
一緒に居るときにたいまつの灯りをみんなで大きくし,
お互いの場所に持って帰り,地元の灯りに加えて,もっと
それぞれの場所を明るい場所に出来たらと思えた伊野先生の
講演スライドから想像していた自分でした。
惜しむらくはやはり3週間の研修だと短く感じて,
もっと長くいたかった,見学的になり,一緒に戦えなかった気がして
残念だったということを伝えてくれてもいました。
何かの恩返しの情報提供と言うことで名古屋第一日赤で取り組んでいる
呼吸カンファレンスについてをお話ししてくださいました。
シートやカンファレンスの仕方をお伝えくださいました。
自分の中では3年前に2度,ご訪問して
上記の様なことを導入していくきっかけのワークショップなどを
担当させて頂いていました。そのことを下記の2つに書き残しています。
その後の経過,どんな風にNICUの文化として
残っているか,その診療への好影響を伊野先生に伝えてもらえた気がして
嬉しく感じていました。大変素晴らしいNICU質向上の取り組みをみんなで
共有できて嬉しくも感じました。
ゆっくり研修にこれたら,また一緒に働けたらと言う言葉に
共感していた自分でした。
伊野先生だったと思います。
話してくださった
の時の写真を出してくださいました。名古屋は新幹線で隣駅,1時間20分の距離で
大変多くの同志と思える新生児科医仲間が多い場所だなと改めて思う写真であり,
伊野先生との出会いにもなった昨年の講演,頑張って準備した甲斐を
改めて1年後に感じました。
伊野先生の講演の後の午後は,ご依頼を受けて往診と出張手術に
新生児科からは自分と兼次先生,外科の先生二人でタクシーで
いってきました。外科と新生児科がセットで往診,診断,
先方の医療者との相談,御家族への説明などをすることの
有用性を感じて,こういうことをどんどん増やしていきたいと
宣言していた自分でした。
往診にいって戻ってくる頃には出生前診断のカンファレンスですが
自分がいなくて多診療科の先生方や川滝先生
後輩世代の先生方がしっかりカンファレンスも進行してくださっている
ことが頼もしくありがたく感じていました。カンファレンス中に文献やデータベース
などを検索・分析してくださる大山先生,下風先生,岸上先生の
3人の先生方にも感謝です。
あっと言う間に夜の金曜日,
しょうくん,Aの部屋からBの部屋に移動ですね。
おめでとうございます。
保育器の中でたくましく大きくなってきましたね。
夜のしんばくんも目を合わせてくださり嬉しく感じました。
先週も忙しかった1週間でしたね。
当直の熊本からきてくださっている楢村先生,
青森の伊藤先生,どちらもそれぞれに大活躍の1週間を
労いつつ,週末の当直体制の始まりを信じて託して
帰宅した金曜日でした。
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