がんばれ!!小さき生命(いのち)たちよ

9年間ありがとうございました。2019/8/31に https://nicu25.blog.fc2.com/ に移行しました。

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本日、遅めの昼食をととろうと食堂に向かっている時、
長い渡廊下の遠くで自分を見つけ、気づかないママさんに
それを教えようとしてくれていたNICU卒業生の女の子がいました。
遠くからでも気づいてくれて、なんとかママさんに伝えようとしている
姿がすごく可愛らしく、成長を感じながら近づきました。

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近づくと笑顔のきーちゃんです。他県から当院に来て手術が必要と
お伝えした日のことも、退院の日のママさんとパパさんの素敵な笑顔も
初外来の日に心配を感じ、救急外来でそのまま蘇生になった日のことも
気管切開を決断した頃のこともおそらく、ママさんやパパさんが
忘れ得ぬ記憶
なっているかもしれない光景を
自分も伝える立場からよく覚えています。

だからこそ、きーちゃんの笑顔に感動している自分でした。

きーちゃんの笑顔にあの頃の積み重ねがいま、ママさんやパパさんの
優しい笑顔を同じように身にまとっているきーちゃんにつながっている
のだと思えていました。会うといつも温かな気持ちを届けてくれる
きーちゃんご家族に思えます。

イメージ 2
新生児科の心強いメディカルアシスタントの山口さんです。
佐藤さんとともに医療者でない立場でですが、自分たちの仕事を
サポートしてくれています。山口さんたちの凄いのは言われたことだけ
するわけでなく、言われなくても自分たちだったらこうするのではないかと
想像しながら新生児科医の医師の職務を私たちの身になってサポートして
くれていることです。

その山口さんが感動してくれていて嬉しかったのは自分が
昨年、医学誌に依頼されて寄稿したエッセイの別刷りでした。
<新生児科医のぼやき>エッセイ依頼
で書いた文章に心寄せてくれた
「ぼやきたくなったら読み返したい文章です」
といってくれた山口さんです。

同志と思う埼玉の増谷先生にも共感してもらって、
「ぼやくのが嫌」という
ボヤきを書いてしまった自分ですが
こういうことを書くことも
誰かの元気につながることもある、
意味があるのだと気づかせていただきました。

書いて良かったかもと思える文章が以下です。

自分の中では今年の目標でもあるので掲示させてもらいます。
以下、ご感想などいただければ嬉しいです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ぼやくのをやめたい 」
 
 自分は新生児科研修医の時には、ぼやきまくっていた。振り返ると<忙しさ>の中で「理想」「現実」のギャップでもがいていたように思える。いつも、誰かや何かに怒り、我が身を惜しんで嘆いていた。

 <ぼやき><問題>を誰かや何かのせいにして、自分を正当化することだと思うようになった。<ぼやくこと><ぼやかれる周囲>にマイナスのオーラを撒き散らし、NICUで黙々と自分の役目を果たしている仲間達のストレスになっている気がした。<ぼやき>や<愚痴>をやめたいと思えた。口から<ぼやき>が溢れる前に、視座を変えて考えるようにした。

 「伝達が遅い」と思う時には「自分が相談しづらいかも」と想像したり、「意見が通らない」と感じる時には「自分は他者の意見に傾聴しているか」と自省するようになった。他への不満は我が身にも要因があることは多い。「後輩けなすな、昨日の自分。先輩けなすな、明日の自分。」、「自分が苦手に感じる人は、相手も必ず自分を苦手に感じている」、誰かや何かが変わらないことにぼやきたくなったら、まず、自分自身が変わろうと思うようにした。

 <ぼやきたい状況>にも<感謝><希望>を見いだせることも多い。「医者が足らない」とぼやく前に、それでも診療が成り立つのは「看護師さん達がいる」ことに気づき感謝したい。「忙しい」は「自分が志した分野で経験を積めている」ことかもしれない。「教えるのが大変」は「仲間が増える過程からこその悩み」かもしれない。ないものを嘆く前に、あるものを気づき感謝したい。

 私たち、日本人は「足らない」ことをぼやきがちな国民と思える。他国の新生児科医に、日本の現状を嘆いたら、<日本人は皆、不足を語りたがる>けど、日本はどこよりも<足りている>国だと思うと伝えられたことがある。日本ほどNICUが多く、国民皆保険やNICU加算などから医療費を気に過ぎず、医療を赤ちゃんに尽くせる国は数少ない。やりたいことをどんどん実現できるからこその<忙しさ>、救命できるからこその様々なことの<不足感>かもしれない。よかれと思える新しい医療を次々に導入して現場でやることは増えていく。

根拠の確認、取捨選択、断捨離ができないからこそ、ぼやいている自分達かもしれない。

 どんな状況にも<希望>があることを日々感じるNICUだからこそ、「足るを知る」を心がけながら、未来を信じて、ぼやき合わずに働いていたい。
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本日も、皆様、それぞれの場所でそれぞれの役目をお疲れサマです。
明日もそれぞれの場所でそれぞれの役目を
お互いに頑張って生きていきましょう。


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