がんばれ!!小さき生命(いのち)たちよ

9年間ありがとうございました。2019/8/31に https://nicu25.blog.fc2.com/ に移行しました。

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の続き、後編です。


3週間前に手術を無事に終えたとうまくん、
心臓手術後のICUで術後管理が続いていました。

 ICUのベッドの壁に
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NICU卒業生のみゆちゃんとゆいとくんの写真
が飾られていました。
3人一緒になれる日を自分も楽しみにしたいと
ICUにいったときに思えていました。



先週の当院、NICUPICU
ハイケアユニットまで満床状態
予定の手術も、ままならない状況に陥りました。


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感染対策もあって
NICUの定数は35床にしなさいというお達しは
ありますが、39床と4床オーバーになっている状況でした。

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NICUの赤ちゃんの手術をするためには
手厚い看護のPICUから誰かにNICUに移ってもらう必要がある。。。


PICUの術後管理のベッドを誰かに譲ってもらわざるを得ない...


とうまくんのご家族に
頼んでみようという話になりました。


自分はきっとNICUにくるの快諾してくれるんじゃないかと
思えていました。

その通りでNICUに転棟してくれたゆいとくんでした。


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「NICUはホームに思えるし、これで兄弟面会できる」
とおもったというママさんの笑顔にNICUで再会。


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おかえりなさいとお伝えしたパパさんの
NICUで上の二人と同じように見守る姿勢に
懐かしさを覚えました。
 

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昨日、みゆちゃんとゆいとくんの
NICU兄姉面会
二人のNICU卒業生のNICUの里帰り
嬉しく写真を撮らせていただきました。


二人のおかげでとうまくんの治療できたんだよ。
二人もこの場所でああいう保育器に入っていたんだよ、
問わず語りでお話しさせてもらいました。


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4歳になるみゆちゃんのお姉ちゃんぶり、


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「ゆいとくん、お兄ちゃんになったね」と伝える自分に、
「ゆいとは弟。。。」というゆいとくん。
「ゆいとくんはみゆちゃんの弟だけど、とうまくんのお兄ちゃんなんだよ」と伝えると?な表情の2歳のとうまくんにNICUの中に笑顔が広がりました。


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祖母様、祖父様は二人に、このママが入院している間、
よく二人とも頑張ったね、
たくさん楽しいことあっよねと
お声かけしている姿が素敵でした。


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昨晩、無事に人工呼吸管理をやめることができたゆいとくん。
大きな泣き声を感動しているご家族の本日でしたね。

3人のお子さん、それぞれ別の理由でNICU入院、
家族が増えていくのを傍で見守らせていただきました。

NICUは赤ちゃんではなく、<家族>を担当する場所だと
改めて思いました。

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パパさんの初めての抱っこですね。

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5人揃った写真に感動していた自分です。
笑顔が溢れるご家族の面会が素敵でした。


ご家族のこの3ヶ月の力を合わせて
とうまくんを無事に産もうと願っていた日々を讃えたい。

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17年前に自分が書いた論文ですが、当時は不可能と思えた
心臓病の胎児診断が、確実に進化していることを目の当たり
にしました。胎児診断したメンバーに感謝したいし、
それを治療につなげた
産科・小児循環器科・麻酔科・心臓外科・新生児科と
多くの医療者が協力したからこそ、
救えた命を皆で喜び合いたいと思えました。


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そして、
重症な心臓病に関わらず、自分の予想よりも早く
人工呼吸器が外れた気がする<とうまくん>に改めて
「お誕生おめでとう」と伝えたかった週末でした。



ご意見ご感想など、
一緒に書き残して下されば心強く感じます。
いつも、ありがとうございます。。。

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2年前のこのブログの記事
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に登場してくださっているみゆちゃんとゆいとくんの
パパさんとママさんです。上記のブログ記事を読んで、
感慨深く思う自分がいます。このご家族の物語に
再度心寄せさせてもらった今です、

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 パパさん、みゆちゃんが極低出生体重児と生まれて

NICUでの家族の経験を経て、自分も
人の命に関わる仕事に転職したいと思ったという
言葉が印象的です。


また、「お世話になります」と笑顔で
3回目の産科に来てくれた昨年の夏の終わりでした。

しかし、その笑顔を思い出しつつ、
胎児カンファレンスでお名前が上がった時に
自分も重い気持ちになりました。

心臓のスクリーニング検査で、
総肺静脈還流異常症と診断した産科の先生達、

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そして、最重症と評価した金先生や川滝先生、
小児循環器科の先生達

さらに、上のお二人と同様に、
切迫早産の徴候があり、早産になるかも。。。

この上ない、厳しいお話しをしなければ
ならない私たちでした。

 少しでも大きくなっての出産を目指して
10月から切迫早産のための2ヶ月間入院していたママさん。
その間、4歳、2歳のNICU卒業生のお子さんはママの不在を
我慢していただろうし、パパさん達はママさん不在の中で
育児を頑張っておられるのを存じ上げていました。


 コウノドリ第5話で切迫早産・長期入院編の後に
産科病棟で出会った時に、同じような状況で入院している
ママさん達の感想を伝えてくれたみゆちゃんとゆいとくんの
ママさん。

胸に響いたと涙を浮かべるママさん。
上のお子さんの入院の時を思い出す、涙を
浮かべながらも笑顔を忘れないママさんを
素敵に思いました。



自分はコウノドリ、これからお腹の中の
赤ちゃんと同じ総肺静脈還流異常症の赤ちゃんとご家族の
物語もある。
イメージ 8

自分は、胎児でも、新生児でもより早く見つかるように
なればと思ってドラマを手伝っている気持ちをお伝えしました。

総肺静脈還流異常症は胎内では見つからないのが
当たり前とされる教科書もあるし、漫画やドラマでもそういう
展開だけど、自分たちはその先を目指してきた。


神奈川県は胎内で見つかる
ようになっている。

上の二人が早産だったご縁で、すごく
早く病気が見つかったと思えているから
二人がこの子を救ってくれるかもしれないし、
ご家族は運が強いと思っています。。。と
お伝えした産科病棟の廊下でした。

「お腹の中で早く見つかったからこそ、
だからこそ、切迫早産の治療もしっかりできていて、
<ドラマよりよりよい医療>はできていると思います。

たとえ、早産低体重児で生まれたって、
NICUでできることはするけど、不安になりすぎず、
希望をもって産科の入院生活を楽しんでください。
よりよく生まれることを応援しています」
と伝えた自分でした。

12月に入ってからは、たとえいつ生まれても
対応できるように、金先生を中心に、
産科・麻酔科・新生児科・小児循環器科
・心臓外科で事前の打ち合わせを繰り返して、
お誕生に備えていました。

 
 そして、
ついに赤ちゃんが選んだお誕生の日がきました。


胎児診断通りで生まれてすぐに高度のチアノーゼ、
胎児診断がなかったら誕生してすぐに
命に関わる状況だったかも皆が実感していました。


そして、
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新生児科と小児循環器科の医師、母性病棟とNICUの看護師さん、
助産師さんでコラボレーションの治療開始。

胎児診断で事前から打ち合わせておくことは
慌てず、粛々と治療が進められるというメリット
があります。

新生児科が人工呼吸管理や点滴確保で薬剤
を投与しながら、循環器科が心エコーで確認。
NICUに入室せず
そのまま手術室に向かうことになりました。


その間、自分はパパさんにお誕生のおめでとうと
告げていました。
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集中治療をしながらも、
お誕生をパパさんとママさんとしっかり喜んだ上で
手術に向かいたい自分たちです。ママさんの帝王切開
が続く中、パパさんに一足先にご対面してもらいました。

「お誕生おめでとうございます」
と伝えると、パパさん、
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「この子が3人の中で一番、早産じやないし、体重重いし、
すごくよかったです。みんなよくがんばりました」
という笑顔がすごく素敵でした。

どんな状況にもヒトは希望を見いだせる。。。
このご家族の<希望>を見出す力に素敵さを改めて感じました。
 

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ママさんにもお誕生を祝いながら、
手術中だけど一緒に過ごしてもらいつつ、
具合が悪くならないように一刻も早い
心臓手術に向かう胸を穏やかに皆で
確認していました。

救命医療とご家族の時間も大切にする
どちらも大切にしながらそれぞれが役目を果たしながら
連携しているチーム医療に、
<今できるよりよい医療>をみんなで実現している気がしました。


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無事を願いつつ、手術の準備をして備えている心臓外科や
臨床工学士さんや手術室看護師さん達が待つ手術室にみんなで
送り届けたこの日でした。
 
「心臓病がある赤ちゃんにも、今よりも、よりよい未来を届けたい」
と決意した白川先生でしたが、その想いはこういう診療を
実現することなんじゃないかなと思えました。

いつまでも総肺静脈還流異常症はみつけるのが
難しいで決めつけず、胎児でも、新生児でも、
より早く見つかる未来を
みんなで目指していけたら改めて思いました。

この御家族の物語の続き、後編を改めて
書き残させて頂きます。


ご意見ご感想など、
一緒に書き残して下されば心強く感じます。
いつも、ありがとうございます。。。

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