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改築工事、一部引越し、テレビ取材などが
重なっていた先週。
そんな中でも新しい命は次々にNICUに
やって来てくれます。
一過性多呼吸でNICUですぐに治療して元気になった
女の子、あづきちゃんです。元気で大きな声で
泣く、可愛い女の子でした。
自分にとっても感慨深く感じた、
「お誕生おめでとう」と声かけしたあづきちゃんです。
自分のあづきちゃんのお姉ちゃんのめいちゃんを
担当していました。
あづきちゃんと出会って天に先に還っためいちゃんにも
「お姉ちゃんになっておめでとう、めいちゃんのご縁で
あづきちゃんを生まれてすぐから治療できてすぐに元気に
なって妹を守ってくれてありがとう」
と心で天に語りかけた日でした。
3年前の慰霊式に参加していた
めいちゃんのご家族の様子を思い出し、同じ時に
参加していたせなくんのママさんが今はNICU
の医局アシスタントに入職してくれていること
などを思うと3年の月日の流れを感じます。
この時の慰霊式でめいちゃんの写真を抱いて
自分のところに近寄ってくれためいちゃんのお兄ちゃん。
めいちゃんのお兄ちゃんにも、二人目の
妹おめでとうと会えたら伝えたいなと思えていました。
めいちゃんの弟や妹がもし生まれるとしたら
また、この場所で産みたいと泣き笑いの表情で
別れたママさんやパパさんと再会できるのも楽しみ
していました。
気がするママさんとパパさんです。めいちゃんの時は不安や心配を
含めての笑顔で会話していたけど、今回はそういう不安を少なく、
喜びたくさんで「お誕生をおめでとう」と伝えられる喜び、
泣き笑いでない、、、めいちゃんのことがあったからこその
改めて感じあえる誕生の喜びをご家族とシェアできて
うれしく思えました。
当時担当した自分やNICU担当看護師さんに早く
会いたかったといってくれたママさんとパパさんの笑顔。
この場所で産んでくださってありがとうとお伝えしました。
助産師さん、今はNICUにいて、その時を思い出しつつ、
元気になって母性病棟に向かうあづきちゃんを嬉しそうな
抱っこしている姿に心温かく感じました。
入院中や退院後の再入院を一緒に見てくれた北海道の
兼次先生にもめいちゃんの妹さん、ママさん、パパさんの
今を伝えたい気持ちです。
自分たちは赤ちゃんだけを診ているのではなく、
赤ちゃんが加わる家族を診ている気持ちがあって、
めいちゃんの喜びや悲しみとともにあづきちゃんの
お誕生を迎えたご家族の節目を共に過ごせて
自分たちの役目を改めて感じた気がしました。
有終を共に見届け、そして、その先も続くご家族の
人生を見守れたらと思います。
これからもめいちゃん、あづきちゃん、お兄ちゃんを
含め、ご家族の物語を見守らせていただければと
思います。
ご意見ご感想などお寄せくだされば心強く感じます。
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小児医療従事者を対象とした勉強会のお知らせです。
11月16日に新生児医療の第一人者、レジェンドと思える
仁志田博司先生をお招きして以下の講演会を開催いたします。
仁志田先生、新生児科医であるとともに
日本の医療の生命倫理学についても長年、
取り組んでいらっしゃいます。
の講演を出生前診断に関わるスタッフと一緒に拝聴したときに
同様の講演を院内でもみんなで聴きたいと思えていました。
自分の中では長年、NICUで悩んできたことの
モヤモヤ感をとってくださった、腑に落ちたことが
たくさんあった印象深い上記の研究会でのご講演でした。
新生児医療や出生前診断の進歩とともに
新たな生命に関する悩みは生まれてくるとも感じています。
周産期医療を問わず、救命医療や集中治療、高度先進医療にも
通じる、生命倫理学のお話に思えたからです。
貴重な機会ですので院内外から周産期医療や小児医療に
関わる医療従事者の皆様には神奈川こども第2会議室
にご参集くだされば幸いです。
その熱気を全国各地のNICUに配信できたらとも思えています。
仁志田先生、自分達の全国のNICUをつないだ遠隔講演システムを
確立したいという想いに賛同してくださり、講演をしてくださると
申し出てくださいました。 前3回、課題や改善の余地が
あった遠隔配信の講演会です。
悔しい気持ちが続いています。
背水の陣のつもりで準備しています。
遠隔講演会、なかなか難しさやお金もかかることを
実感しています。巨人の村田さんのこれまでの寄附を全国の
NICUのために活用させていただいております。
あきらめずに全国各地のNICUをつなぐ
道を探していきたいと思っています。
遠隔講演会がうまくできるようになった先には
遠隔NICU連携、患者家族向けの生活支援遠隔講演会、
発達支援の遠隔医療などを夢見ている自分たちです。
その趣旨に賛同して協力してくださっている遠隔配信スタッフの
ミーティングを繰り返しています。スタッフを増員してでも
なんとか成功したいと思えています。
遠隔配信はこちらからの準備だけでは解決できないこともあり
受ける側の皆様にもご準備やご協力をお願いさせていただいております。
今回もおつきあいいただく施設を新生児医療フォーラムなどの
新生児医療関連のメーリングリストで募集させていただいております。
遠隔配信をモニタリングしてくださる皆様
にもよろしくおねがいいたします。
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出会う外来フロア。胎児診断のお話をした頃を思い出すと良かったね
と思えるたいちゃんとママさんの笑顔です。担当医だった北海道の
兼次先生に伝えたいと思えました。 違和感なく、カンフアレンス室に溶け込んでいる昨年まで2年間
国内留学してくれた滋賀医大の吉田先生。吉田先生が担当していた
患者さんを多く引き継いでくれている斎藤先生が経過を伝え、
吉田先生が滋賀での近況を伝えてくれていました。
NICU卒業が迫っていたカナちゃんとママさんにも
吉田先生の里帰りは嬉しいだろうなと思えていました。
吉田先生の一次復帰にわくNICUでした。多くのスタッフに
信頼され、愛されていた吉田先生です。
皆、吉田先生の顔を見ると
「当直していく?」と声かけますね。
毎月、INVOS勉強会という
カンファレンスのためだけに自腹で新幹線弾丸往復で
里帰りしてくれる吉田先生です。
旅費をもったいないとは言わず、
吉田先生の熱意に応えたいから
旅費をかけても満足な勉強会を
開催できたらと思えています。
エコーは個人の技術差があると指摘する先生方、多いです。
それならば個人差が少ない併用の循環モニターの臨床応用を
考えて行きたい自分たちです。
近赤外分光装置による組織酸素飽和度をモニタリングする
INVOSを用いた臨床経験を神奈川こども、滋賀医大、亀田総合病院
の近藤先生をお招きしつつ毎月共有しながら共同研究しています。
INVOSだけでなく、サチュレーションモニターの
新型機や埼玉医科大学総合医療センターの石黒先生に
ご指導してもらった
レーザードプラー皮膚血流計などをみんなで試行しながら
気づきを共有しています。石黒先生に感謝の新しいモニターの
デモ中です。未来に向けてのNICU医療機器の開発・応用を
若手の先生方に考えてもらう機会を作れたらと思えています。
この日はさらに、来年から国内留学を検討してくださっている
富山大学の長岡先生と吉田教授がカンファレンスに参加して
くださいました。
従来の医療では気づけない発見がないか、
これまでの常識が本当に正しいのか?
ブレインストーミングをみんなでする中に
加わってくださり1ヶ月に1回の大切にしたいカンファレンスの
意義を感じました。 滋賀に帰る30分のための食事会を開催、気づけば
滋賀に帰路についていた吉田先生ですが、
亀田、神奈川こども、富山での交流の時間となりました。
診療や研究に先進性の高いと思える富山県の周産期医療。
尊敬する同年代の新生児科医の吉田教授とゆっくり話せる時間、
その指導を受けた長岡先生が加入してくれる来年以降を楽しみにしたいと
思えました。
興味深かった会話が、昔は超早産児が生まれると夜残るのが
新生児科医の多くの当たり前でした。
でも、今は夜残るというような
提案はパワハラとされがちなので、研修医には禁句になりつつあります。
ベテランが残り、若手を返すのが常識のようになりつつあります。
それが、赤ちゃんや研修医の未来に本当にいいのかは
わからない部分もあります。
春の歓迎会の晩、
超低出生体重児の赤ちゃんが生まれることになり、
自分が西田先生に
「今晩は当直に診てもらって、歓迎会に参加して
明朝から担当してね」と
伝えたら、横で聞いていた斎藤朋子先生が
「明日の朝、担当するなら、今晩も最初のところは診たいよね」
といい、、、西田先生がニヤッと笑い、
「歓迎会より、NICUに残って診てあげたい」
といって居残りました。
部長としてでなく、一新生児科医としては
西田先生の気持ちもわかる自分です。パワハラと
思われないかと萎縮している自分を感じたりしました。
その時のことを振り返って
パワハラなのか?どうか?という話になったら、
稲垣先生たちは、
それは斎藤先生の言葉はパワハラではない。。。
自分も同じことを言うと思う。。。
でも、歓迎会行きたいと言ったら、それも
いいよねと言うと思う、、、
本人の意思を尊重することはパワハラに
ならないと思うと言う言葉。
「残って診療してもいいし、歓迎会いってもいい」
とお互いのためにいい、
「朝からでいい」と思えたら言える雰囲気とその時は朝まで
当直で頑張るよと言い合える雰囲気があれば
パワハラじゃないんじゃないかという話になりました。
思えば、最近は
「わー、それパワハラ?」
「いやいや、逆パワハラ?」
自分も含めて世代を超えて、
と笑顔でパワハラと言い合うことが多い最近。
<パワハラ>と笑顔で言い合える雰囲気こそ
<パワハラ>がない職場になれるのかも。。。
と思えたりしました。 自分達、夜は参加しなかった下風先生や勝又先生とも交流。
こういう雰囲気が楽しいと
思えたら、来年、是非、仲間になってねとお話しした先月でした。
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