がんばれ!!小さき生命(いのち)たちよ

9年間ありがとうございました。2019/8/31に https://nicu25.blog.fc2.com/ に移行しました。

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金曜日から日曜日は松本で開催の
第30回日本心エコー図会で3次元エコーなどの
機能評価の勉強をしにいく予定だったのですが、
お誕生を見守りたい赤ちゃんが生まれそうなので
金曜日の出発を延期していました。

金曜日の深夜、病院から自宅に電話がかかりました。

こども医療センターのNICUで20年間働いてきて、夜に
自宅の電話が鳴ることはそれだけで胸騒ぎがします。

NICUや外来で見守らせていただいてきたお子さんに
何かがあったことを予感するからです。

この晩、後輩世代の電話での言葉を聞いて、
こども医療センターに急ぎ向かいました。

こども医療センターに
向かう深夜の道、その雰囲気に、夜中に命を見守らせていただいた
お子さんやご家族のご縁が胸に去来します。

NICUで診療に参加して、
自分が思いつくその状況の中で
できうる限りの診療を夜勤NICUスタッフと一緒にしました。

ご家族が到着したら
夜にあったこと、自分たちが考えて施行したこと、
その効果で感じていることを率直にお話ししました。

この状況の中で<よりよいと思えること>をご家族に
考えてもらうお手伝いができればと思えてお話ししました。

ママさんやパパさん、ファミリールームでごきょうだいと
ともに過ごすことをご希望されて、

効果がはっきりせず
我慢につながっているかもしれない治療はやめて
ファミリルームで待つご家族の基に異動しました。
イメージ 7
満床のNICUでぽっかり空いた場所で夜勤のスタッフで
ファミリールームで過ごしているであろう
ご家族の時間に心寄せていた夜でした。


イメージ 8
朝までご家族で過ごしたいという言葉を聞き、
穏やかな家族水入らずの時間になればと願う気持ちでした。

自分もNICUエコーラボでデータ整理などしながら
朝まで眠らず過ごしていました。

イメージ 9

朝に日勤できたスタッフや休日だけどNICUにきた
スタッフ、母性病棟のスタッフが代わる代わるお子さんと
ご家族に会いにいきましたね。

イメージ 10
3ヶ月でたくさんの
スタッフがお子さんにもご家族にもそれぞれの職種の
中で応援していたのだと思えました。

ご家族と話すのは担当医や受け持ち看護師さんだけど、
NICUスタッフのみならずこども医療センターの多くの
部署で話し合いを繰り返していました。多くのスタッフで
応援していたいお子さんとご家族でした。

自分も朝方に再度、ご家族のお部屋を訪問しました。

生まれた最初から知る女の子、微笑みような卒業の
お顔がすごく可愛かったでした。

ママさんに「抱っこしてください。。。
棺に写真を入れていいですか。。。」
尋ねてもらって、

「嬉しいです」とお伝えしてお写真を
撮っていただきました。
この子の今生の1部になれることを
心温かく思えていました。

イメージ 11

休日の正面玄関から家族みんなで
退院の時。ご家族と一緒にお家に帰ることを
を讃えたい、最後まで見送りたいという想いです。


NICUの中でたくさんの時間を過ごしていた
ママさんとパパさん、お兄ちゃんたち、毎日
会うのが当たり前になっていた日々の終わりなんだと
思えると皆が寂しく感じているのだと思います。

視点は過ごし違えど、お子さんに日々できる
ベストのことってなんだろうと考え続けていた
ご家族なんだとパパさんの言葉からも感じていました。

この1週間のことを振り返るママさん、後から考えると
感じるところがある部分を伝えてくれました。
自分も前の日にご家族と交わした言葉を思い出しながら
そう思えていたことをお伝えしました。

自分は
「こどもは生まれる家族を選んで、生まれる日を選んでいる」
思えることがあるし、
「後で考えると去る前にそれぞれにメッセージを伝えている、
先に天に還る日も選んでいる」
思えることがあります。

そのことを伝えた自分でしたし、
自分も長野に出張いかなくて、ご家族の
NICU卒業の日をシェアできてよかったと思えていました。

正面玄関からさる時に、
ママさん、「亀の池を一緒にみせてあげてから帰りたい」
と皆に伝えてくれました。
イメージ 1

NICUスタッフで長く働いているメンバーでもあまり
気づいていないメンバーもいた亀の池、亀に感動している
スタッフもいましたね。亀の素敵さを伝えてくれた
お子さんに感謝でした。

イメージ 3

深夜のNICU卒業をみんなで見届けたこの日こと、
亀の光景とともにお兄ちゃんたちとも、たくさんの
NICUスタッフと共にシェアして胸に刻んでこれから
を生きていけたらと思えました。

イメージ 4

斎藤先生が自分に
「万年生きるという亀からみたら人間の一生なんて、
誰もが一瞬なのかな」というつぶやきに

イメージ 2
「亀からみたら、人間は短命でかわいそうと思っていたとしても、
人は人でそのそれぞれの人生の時間を大切に生きて
いる。亀ほどは時間がないかもしれないけど、その時間の
中で<良かったと思える時間>を繰り返そうとしている。
だから、亀に
かわいそうと思わなくていいよ、この池で
こども医療センターで生きる患者さんやご家族やスタッフ
の命を見守り続けてねと言いたい」
と伝えたかった自分でした。

イメージ 5
去っていく車をいつまでも見送っていた様子。

また、いつかお会いできたらと思いつつ、NICUから
ご家族のこれからを応援し続けていたいと思えます。

そして、先に天に還った女の子が地上に残してくれたご縁や
想いをシェアしつつ、NICUでみんなで頑張り続けられたら
と思います。


イメージ 6
休日出勤した時にだけ見れるこども医療センターのある丘の上から
見えるヨコハマの光景をみながら帰宅しました。



イメージ 12

今晩のNICU、NICUは続いています。
夜勤のスタッフに昨晩のこと、朝のことを語り伝えながら
見送れなかったスタッフの喪失感を癒せたらとも思えました。

イメージ 13
そして、
この場所で今生を過ごしたお子さんの命やご家族の時間を
胸に刻みみんなでNICUを続けていけたらと思える夜でした。

本日も皆様、それぞれにお疲れさまでした。
ありがとうございました。


下記、引き続きみなさまよろしくお願いいたします。



追加されました。クレジットカードで
こども医療センターへの寄附が1000円から可能です。
確定申告時の税控除の対象になります。
税金の使い道を指定する思いで
「新生児科指定」「NICU指定」の寄附と
してくださればNICUリニューアルオープンや、
一緒に過ごす時間を大切に過ごす
ご家族たちの応援のためにも
活用させていただくつもりです。


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