にえガレのブログ

ブログお引越ししました。これからもよろしくお願いします!!

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ゲストブックの方に問合せがありました。
より多くの方に見ていただく意味があると考え、記事としてみました。

「RZの片肺」です。比較的 よく聞かれ、また誤解の多いトラブルでもあります。


「RZやRZRで片肺」
アチコチの掲示板で見かけます。こういうやり取りが多いように感じています。

・プラグを交換してみてください
・イグニッションコイルが悪いんじゃないですか
・プラグコードが悪くなってるような気がします

そう、点火系とトラブルととられるケースです。でもね…これも要因として考えられなくはないものの、私自身、ちょぃと合点がいかないところがあります。


何故か?

RZやRZRの点火系(2次側)は、「2気筒で1つのサーキット(回路)」になっているため、1気筒分だけが”火が飛ばない”ことは考えづらいと思うからです。

#順序は自信がありませんが…。
「コイル⇒一方のプラグの中心電極⇒側方電極⇒シリンダーヘッド⇒もう片方のプラグの側方電極⇒中心電極⇒コイル」

このように、グルグルとループしています(あくまで2次側)。


蛇足ですが、こんな回路で、「イグニッションコイルとヘッドをつないだ」ところで、「2次側のアーシングを強化」したことにはならないと思っています。

ちなみに、RZやRZRのイグニッションコイルは「フレームに固定されて」います。コイツをフレームから外してもちゃんと点火します。
これも、イグニッションコイルとヘッドのアーシングは、意味がない(あるいは薄い)のではないかと考える根拠の一つです。
(自信はあまりありません)


とエラソウに書いてはいるものの、ASウオタニさんからの受売りです。
SPIIコイルに交換するときに、アレコレ(根掘り葉掘り?)聞いてるときに教えていただいたことがベースです。
(教えてもらったことをそのまま転記してるわけじゃありません。そこに”私なりの理解”が介入しています)

アーシングした方がいいんじゃないですか??そこんとこどーなん?なんて、恥ずかしい質問をしたわけですね…。


おっと、脱線しました。とにかく「RZやRZRで片肺」になっても、「点火系」は主犯ではないと思っています。
断定するのは乱暴かも知れません。もしかしたら「全体的に火が弱くなっていて、(一度は点火した火が)失火している」かも知れませんので…。
(ちなみに、RZやRZRに限らず、「イグニッションコイルが2つしかない4気筒のバイク」は、この回路が2つ付いているってことになります)


では、主犯はなんでしょうか?

今回受けた問合せを事例に考えてみたいと思います。以下、転記させていただきます。


1.私のRZ、走行距離27000キロ、キャブ以外オーバーホールはしたことがありません。
2.20日ぶりにエンジンをかけたところ、片肺になってしまうのです。
3.チョークを引いていれば左右のシリンダー内は発火はしているのですが、チョークを戻すと左しか発火しません。
4.片肺の症状は以前からエンジン始動時に時々ありましたが、温まるとその症状は消えていました。
5.半年位前にキャブをばらしたとき、エアクリナーボックスの底にガソリンが溜まっていたこと、
6.ジェット二ードルに、段付摩耗が有ったので交換し、(にえコメント:もしかして、フロートバルブではありませんか?)
7.ちなみにプラグは真っ黒でした。

3の症状の説明が、きっちりできないのが悔しいところです。が、私は、まずはオーバーフローを疑ってみてはどうかな?と考えています。

直接的には、5の「エアクリーナーボックスにガソリンがたまっていた」ことが理由の一つ。

さらに、2にある”20日間”と比較的長期の不動期間後に症状がでていること、
また、4については、ケース内にたまった生ガスが(燃焼により)減っていくことで症状が薄らいだのではないか?と想像します。
(アフターファイヤーの症状はでていませんか?)


オーバーフローすると、1次圧縮室であるクランクケース内にガソリンが流入します。
1次圧縮室がガソリンで満たされれば満たされるほど、「圧縮されるべき混合気を吸い込める量」が減ります。

極端なオーバーフローにより「キックが軽くなる」のは、このせいです。


チョークを引くことでエンジンが始動できるのは、オーバーフローが軽度であるためだと推測します。
チョーク経路から、+αの混合気が供給されることで、2次圧縮室(燃焼室)に到達できる混合気の絶対量も増しますからね。

ただでさえ2ストは(4ストよりも)混合気が歩む経路が長く、その上 吸入負圧は低めです。1次圧縮が十分行なわれない状況では、燃焼により不利な状況となります。


また、1次圧縮室の中にたまった生ガスのせいで、プラグは より失火しやすくなります。


以上が、私なりの仮説です。



ともかく、一度、プラグを外した状態で、プラグホールにウェスを当てて、空キックをしてみてください。
黒っぽく汚れたガソリンがウェスに付着すれば、ほぼ間違いなくオーバーフローです。


オーバーフローの場合は、原因は上流(タンク内)までしっかり辿って下さい。
こちらの、トラブルシューティングについては、状況に応じて、また書いてみたいたいと思います。


<注記>
 全ての片肺症状に、この仮説が適用されるわけではないことを、お断りしておきます。



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Nie's garage WORKSでは、作業も承っております!

閉じる コメント(9)

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早速の回答、ありがとうございます。

ごめんなさい・・ジェット二ードルではなく、バルブでした。
お恥ずかしい!!!

ガソリンコックは、駐車時には必ずoffにしていますがそれでもキャブに流れていくものなののでしょうか。
かかりが悪かった時にバルブに段付摩耗を発見しました。それからは、駐車の時もガソリンコックのホースを外し、コックのガソリンの出口同士、キャブのガソリンの流入口同士をつないで、キャブにガソリンが流れないようにしていました。


その後フロートバルブをアッセンで交換したので、オーバーフローは無いと思ってしまい、駐車時に前述の様な方策をっていませんでした。
ひょっとしたら原因はさび等の遺物の混入かもしれませんね。
さび取り後時々タンク内は目視し、定期的にキャブのドレンボルトを開けてガソリンの状態を観察していたつもりですが・・・

帰ったら、早速結果をまたお返事させていただきます。
いつもながら、解り易く丁寧に書いていただき感謝しております。

あー 早く帰りたい!

2009/7/29(水) 午後 9:47 [ たぬたぬ ]

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タンクのサビによるオーバーフローとPJのつまり

PJがつまって混合気不足で着火せず、チョークで着火できる量の
混合気を確保。
プラグ真っ黒なのは着火はせずとも混合気がクランク、燃焼室へ
供給されているので。

キャブ掃除して外部タンクでエンジン始動&タンク内点検

これだけやっとけば治るかと。

あ、リードバルブのチェックも!

にえさんのいうとおり片肺はコイルまでには不具合無しという
判断に賛成です!

と、素人がセミプロのブログに書いてもしかたないっすね(笑

2009/7/30(木) 午前 8:46 [ ろびん@横浜 ]

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> たぬたぬさん

フロートバルブは、あくまでも流量をコントロールするものと考えておいた方がいいですよ。
ガソリンを止めるのはあくまでもコックです!ホースを外してリークしていないかを確認された方がいいと思います。

ガソリンタンクは、厄介ですね。
錆びて無さそうにみえても実は…なんてことが結構あります。
ガソリンを一度抜ききって、コックも外してチェックしてみてください。

コック周辺に異物が堆積してることも多いですから。

> robinさん

フォローありがとうございます。

> と、素人がセミプロのブログに書いてもしかたないっすね(笑

スーパープライベーターが何をおっしゃいますやら(笑)
第一、robin兄さんにそんなこといわれちゃったら、ごっつぅむず痒いですわ(かぃーの)

2009/7/30(木) 午前 9:30 にえ

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今日夕刻帰宅し、早速作業に取り掛かりました
キャブを分解、各パーツを洗浄すると、小さな「ごみ」が出できました。何かの繊維の様です。
部品を触る時、こういった事が無いよう常に素手でおこなってきたのに、不思議です。
左右の同調、キャブのオーバーホールをマニュアル通り行い、リードバルブ点検(初めて実物を目にしました)。タンク洗浄、フィルター点検。

私は今まで、「エンジンは素人が触ってはいけない場所」と思い込んでいました。
にえさんや、あなたの友人のブログを拝見していると「触ってもいいんだ、むしろ、触らなくては」という想いが増えていきました。

いつかにえさんが、「いざとなったら、にえさんがいるから」とブログに書かれていた事を支えに、これからは少しずつ新たな挑戦をしていきます。
背中を押してくださった「にえさん」や多くの方に「感謝」です。

おかげさまで片肺は完全に解消されました
にえさん、robinさんありがとうございました
作業が終わって、まずお礼と思いましたが、長々と駄文を連ね申し訳ありませんでした。

2009/7/30(木) 午後 9:24 [ たぬたぬ ]

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> たぬたぬさん

出張お疲れ様です。早速作業されたのですね。こういうのってとっても嬉しいです。
さらにトラブル解消!ますます嬉しいです。いやぁー。よかったよかった。

ところで、繊維クンは、どこからやってきたんでしょうね(汗)
フィルターが、もし後付けで、繊維のタイプなら原因はフィルター自身かも知れませんね。
ちなみに、後付けのフィルターは全く信用していません。

2009/7/30(木) 午後 9:34 にえ

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良かったですね

2009/7/31(金) 午前 6:49 [ robin ]

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同時点火のバイクでIGコイルの鉄芯とヘッドを繋いだり、鉄芯とバッテリーを繋いだりってのは
回路図を見る限り意味がないんじゃないのか?ってずっと思ってました。
鉄芯がアース端子を兼ねているコイルなんてのも存在するんでしょうか?

とにかくにえサンが書いてくれたおかげで頭の中がすっきりした気がします。
#横道のほうに反応してしまってすみません。

2009/8/1(土) 午後 4:58 [ - ]

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> hiroma3xcさん
ご無沙汰してます〜。コイルの芯が1次側のアースを兼ねてるものはあるみたいですよ。3HMのようにコイルから1次側からラインが1本しか出てないのがそうみたいです。これはこの記事を見た信頼のおける方が個人的に連絡をくれたので書けるんですけどね(多謝)

2009/8/1(土) 午後 8:18 にえ

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私も片肺の悩んでいますが右側のピストンヘッドが完全に爆発していない状況でエンジンをばらしてみてみました。キャブレターも原因かがあるとのことで疑ってはいましたがオーバーホールはしたつもりでクランクケース内を見てみたら案の定ガソリンがたまりまくってました。左側ピストンヘッドだけカーボンが付いているのは右側キャブレターがオーバーフローしているのでしょうか???

2018/6/23(土) 午前 5:35 [ kur*v55* ]


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