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「ビールはあるでしょうね〜」
もしコーヒーやパフェやウーロン茶のようなものだけだったら、熱気の中、大通りを車に轢かれそうになりながら渡りきってたどりついた甲斐がない。と、いうか、脱力…。ジョナサンってのはファミレスだよなあ。
先だって榎木孝明さんとの鼎談が終わり、雑誌を発行する会社のM社長と「とにかくビール」となって店を探したときのこと。
場所が五反田、昼間っから暖簾が揺れている新橋のガード下などではない。健全なビジネスビル街である。 やっと辿り着いたジョナサン。
ピッチャーでビールを頼んだら従業員が「まじ!?」という顔をした。七杯分だというから二人ならピッチャーでもおかしくないでしょう。一人にひとつピッチャーを頼んでもいいくらいである。 一息いれて、メニューを眺める。
巨大パフェやピザ、かき氷にフルーツがてんこもりに乗せられ、練乳がかかっているもの、まんま白クマだ(知っている人は知っている)。 小さな写真がドリンクメニューの下に載っていた。
芋焼酎とある。 甲乙混和…!と疑念がよぎったが(悪い癖)、正真正銘の薩摩芋焼酎だった。 堂々の乙類。 さっそくお湯割りを注文したら、小瓶(150ML)でお湯は別に供されるスタイル。なかなか。値段もなっとく。そのへんの(希少銘柄の空き瓶を並べているような)いい加減な居酒屋など足元にも及ばない良心的的確納得提供である。 「芋翠」はジョナサンのオリジナルネーミングなんだろう。
芋はクリコガネ、黒麹仕込み。加世田の吹上焼酎さんの酒だった。
いささか熟成を感じさせる穏やかな味わいの酒…それにしても、ファミレスで本格芋焼酎が本格の提供でいただける時代。東京でですよ。十年すこし前には思いもつかない時代になりました。
ひるね蔵らしいネタになりました。
なお、酒についても、それ以外の話題についても、コメント欄での質疑応答はいたしません。言葉で説明できるものではないことのほうが多いですからね。
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