|
いちばん新しいのが「宿翁」だろうか。
萬膳酒造の初代杜氏、故宿里さんが最後に造った黄麹原酒だ。
ここに写っていない酒も全部昔のもの。
いまはもうない出水の蔵の芋焼酎(絶妙に米をブレンドしてある)、麦麹の麦焼酎もある。麦をブレンドしていたころの園の露がなにげに人気だったりもした。43度の原酒を、ワイングラスに注ぎ抱え込んで離さない酒客どんも。
四月に小生が仕事場を辞したとき、ひるね蔵をごらんになってくださっている方々(のんごろ様たち)が秘かに企画して「卒業祝い」を開いてくれた。赤坂のまるしげ夢葉家での嬉しい驚きのお返しにとこの古酒を味わい、語る会を企画したのだった。
古いが故にまろやか、古いのに清冽な印象をしっかりと持っている酒だけだ。
そういう酒を語り味わいながら縁をつないでゆく。酒はまさしくメディアだと思った一夜でした。
先日、薩摩大隅でおたずねした蔵の方々にいただいた様々なグッズも好評。
からっぽのP箱いがいは、酒のかわりに思い出を詰めて空瓶一本のこさずに消えてゆきました。
よい宴となりました。みんなに感謝。
|