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「居酒屋は、人と人とが緩やかにつながったネットワークの孵化装置ともいえるだろう」
これは"酒は町づくりのメディアになるのか"というテーマで特集された記事のなかの一節。
2003年3月に発行された『酒文レポート』に掲載されたもので、執筆者はTAKARA酒生活文化研究所(酒文)の主任研究員であった辻宏氏。
町づくりのための酒場、地域社会と酒、往来の場としての酒販店、そういった観点から酒をめぐる様々な考察が凝縮した好論だった。それにしても、いい表現だなあと思う。
曼荼羅の資料をさがして棚を浚っているうちに片づけが本格化してしまい、この小冊子を発見、懐かしく再読したのだった。
ついでに、大海さんにいつぞやいただいたマッチの束もでてきた。飲み会のときなどにポケットにいれてゆきますので、欲しい方がいらしたらお声掛けください。
それにしても、酒文はすばらしいテーマの研究と成果の発表をしていた。
企業のメセナとしては最高だったのではと思う。
同研究所が廃止されてから久しくお会いしていなかったが先だって柴田書店の『居酒屋』編集長ともども久闊を叙したのだった。
ある広告代理店のマーケティングセクションのマネージャーをなさっていた。
商売というものの本質を知る、すばらしいマーケターでいらっしゃるのだろうなあと思った。
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