ひるね蔵ダイヤメ日記

芋焼酎すきな飲んべえの徒然です。

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蔵のペース。

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「も、ふたい(二人)になったかん知れもはんなあ」

中村酒造の杜氏、上堂薗孝蔵さん(78)が言った。
阿多杜氏の人数の事である。

鹿児島県の薩摩半島にある金峰町阿多は、黒瀬集落とともに焼酎杜氏の村として知られている。
しかし時代の趨勢というか、自社製造が進む中で、職能集団としての杜氏はその数を急激に減らしていった。たしか、6〜7年前には黒瀬杜氏は50人弱、阿多杜氏は5人と報告されていたと思う。

上堂薗杜氏の言うもう一人の阿多杜氏とは、大口にある大山酒造の杜氏、南谷義昭さんのことだ。
七年前、銘酒伊佐大泉を醸すその蔵をお訪ねしたときにお会いしたことがあった。大山酒造で南谷杜氏が説明してくれた地下タンクのことは印象的だった。

中村酒造も地下タンクを使用している。
蒸留された原酒は自然落下で地下のタンクに投入される。この地下タンクはステンレスである。あきらかに昔は大山酒造と同じにタイルを貼りめぐらせたものだったろう。

この蔵には石造りの麹室がある。
麹を小分けするもろ蓋が麹室の前に積んである。やがて仕舞仕事が始まる麹室はまだ静かだった。
麹室の真上に、ドラムがあった。河内式の製麹機だ。300キロの有機カルゲン米が種麹を包みこんで麹への変身を始めたばかりだった。あすには麹室に移りさらに破精(はぜ)込みが進んでゆく。
時代の流れもあり、中村酒造の麹米はすべて国産米だという。

「こいは、めずらしかですね」と、蒸留機を差して聞いたら、「昔からずっと使い続けてきたオリジナルの蒸留機ごわんど。材質は替えもしたどん、カタチはおんなじです。もっと以前は木樽を使こちょったですが」と中村社長。
さらに珍しいのは石造りの冷却槽だ。
モロミが蒸気となってこの冷却槽に沈んだ蛇管へと押し出される。蛇管で冷却された蒸気はアルコールメーターを揺らしながら焼酎原酒となってパイプを伝わって地下のタンクに落ちる。
無駄のないコンパクトな工場には、古いよいものとあたらしい工夫が凝縮していた。

「使えるものは大事に使い続けるのが良かち思いましてね」
焼酎ブームの最中にも設備を拡大するのではなく、伝えてきたものを大事に活用する姿勢が揺らぐことはなかった。その姿勢が中村酒造の基盤を確固としてきたのだろう、そう思えたのだった。
工場を案内して丁寧にご説明くださった中村社長の目は焼酎を生む「人と場」への慈愛に満ちていた。


※岩川の芋農家で様々の唐芋を生んだ竹下さん、自然酵母を飼料に使用して奇跡の黒豚を生む玉利さん、ご案内ご同道あいがともさげもした!

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