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実物を手にとって見ながら、薩摩刀の歴史、特徴などを聞く。得難い機会。
右の写真は一部。ほかに白鞘の刀が10振ほど。決して押収された武器ではありません^^;
いま、「日本刀」についての知識そして基本的な取り扱い作法を知る人はおどろくほど少ない。
時代劇をみていても殺陣や考証のスタッフたちの仕事に?を感じることも多い。
そしてそれは、一般の方々だけでなく、古流剣術や剣道をやっている人たちにも言えることだ。
他はどうであれ、薬丸自顕流顕彰会としては、そうであってはいけないということから、約5年ほど前から折節に刀についての懇話会を開くようになった。
この数年は、会場をお借りして「刀装研究会」という催事名で研究会を開いている。
会場をお借りする都合上、刀の工芸美術的な研究会というタイトルにしてあるが、実際に抜刀の稽古も行うのはもちろんである。
昨日の稽古は遠雷が響いてくる中、所沢のグラウンドで実施した。
幸い雨が落ちる前に稽古修了。
しばらく体験稽古を続けている方々、また、はじめて見学に見えた御家族連れもあった。小学生の女の子に体験打ちを勧めたら、これが迫力十分な打ちを見せてくれた。薩摩の玉龍中学校の生徒たちに負けない気合いだった。
次第に雷鳴が近づき雲ゆきが怪しくなるなかを、研究会の会場へと歩く。
たどりついたとたんに激しい雷雨となった(落雷で西武線が止まったくらいの激しさ)。
五時半、研究会開始。
武士道にみる日本人の生き方の規範のシンボルとしての、日本刀に対する基本認識や、取り扱うときの基本作法などを話す。
同門M氏が「薩摩刀の系譜」と題して波平を中心に詳細なレジメをもとに講話。
おなじく同門S氏からは「刀にまつわる慣用句・ことわざ」、S君からは「薩摩拵」の話。なんといっても、この日に集まった刀はほとんどが波平一門のもの。室町時代から江戸期の波平の歴史を現物で観賞できるというよい機会となった。
研究会の最後は例によって「抜刀」の稽古。
和室会議室なので気合いを掛けるわけにはいかないが真剣ないし居合刀を「鞘」から抜きつけるという稽古は、いつもの木刀での抜きとは違う。そしてこの稽古を終えると、木刀での抜きが変わるのも事実である。
会議室を片付け、事務所に鍵を返納して解散したのは八時近かっただろうか。同門とそのご家族含めて数人での夕食は所沢「百味」。
いや、よか晩でした。
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