ここから本文です
日 本 画 生 活
何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く

書庫全体表示

再興第93回院展

イメージ 1

『魂(みたま)』    170cm×215cm   高知麻紙に岩絵具
※筑波山大御堂のスダジイ(推定樹齢450年)


この夏の猛暑(画室には冷房なし)と、7月頭からのオーバーペースで体調がすぐれない時期もあり、いろいろとブログでは弱音を吐いてしまってご心配をおかけいたしましたが、なんとか、精一杯頑張ることができて、この作品にがっぷりと取り組む事が出来ました。


凡人・凡才の私が、前を見失わずに今年の夏もなんとか描き続けられたのは、師や先輩のお導き、温かい言葉、家族の支え、親戚、友人、ブログを見てくださっている方々の励ましが大きな力となったからだと思います。


我侭奔放で不器用な絵描きを、いつも見捨てずにいてくださって、本当に感謝です。


今回、今年の春の院展で描いた樹と同じ樹を題材にした作品を出品しました。

今までは、同じ樹を描く事には後ろ向きで、描いているうちに退屈な気持ちが出てくるのではとの危惧から、次々と新しい樹を探す事に躍起になって・・・、その探索だけに半月も要する事が多々ありましたが、今回は自然に、もう一度同じ樹を描いてみようという気持ちになりました。こういう気持ち・・・自分としては珍しい変化です。


筑波山の大御堂の境内のスダジイを描いた拙作には、題名を『魂(みたま)』とつけました。画像をクリックしていただきますと、ひとまわり大きな画像がご覧いただけます。一文字の題名をつけるのはこれが初めてかもしれないですね。何故だか、描いている時に何度も私の頭に、この一文字が浮かんできたのです。巨大な辞書を片手に悩むことなく、素直にその言葉を題名にすることにしました。

この記事に

  • 顔アイコン

    奨励賞受賞おめでとうございます
    秋は、サイズが大きいから製作も大変だったでしょうね
    体調でも色々苦労されておりましたよね
    苦労が向かわれて見事実りましたね
    また見に行くのが楽しみです (^^)
    削除

    [ 風来坊 ]

    2008/8/26(火) 午前 8:51

    返信する
  • >タコ星さん

    ありがとうございます。
    構想段階で、もっと画面を整理していかないとだめなんだなあと反省です。

    タコ星さんのお作品は、いつもすっきり整理されていて、繊細さがより引き立ちますね。勉強になります。

    日展はこれから、本格的に制作に突入する時期でしょうか。くれぐれもご体調に留意されながら、また素晴らしいお作品を見せてください。

    雅 幸 画 房

    2008/8/26(火) 午前 10:32

    返信する
  • >JIMY-Mさん

    ありがとうございます。

    君には、随分とお世話になってきました。助けられ、励まされ・・・。

    我々の世代は、肉体的にも精神的にも、いろいろ変化が出てきますが、「気力」・「集中力」だけは若い頃とまだ変わらないかもしれませんね。

    終わりのない夢を追いかけているせいかもしれませんが・・・。

    夢の為なら、まだバカになれるってことかな。

    雅 幸 画 房

    2008/8/26(火) 午前 10:40

    返信する
  • >風来坊さん

    ありがとうございます。

    秋の本展の制限規格最大サイズは、額を含み180センチ×225センチです。だいたい仮額の幅は5センチくらいになるので、作品のサイズは170センチ×215センチ
    くらいです。

    横構図だと、高さは身長より低いのですが、縦構図は
    踏み台を駆使しないとかけないので、体力がその分余計に消耗するようです。

    もしお時間が許されれば、ご高覧のほど、よろしくお願いいたします。

    雅 幸 画 房

    2008/8/26(火) 午前 10:49

    返信する
  • 顔アイコン

    この木の下で、深呼吸がしてみたくなりました♪
    本当にお疲れ様でした(^^)/~~~

    [ yum*h*ru*441* ]

    2008/8/26(火) 午後 7:37

    返信する
  • >yum*h*ru*441*さん

    カキコありがとうございます。

    今、一気に気を抜くと、魔の無気力(脱力)状況に陥りそうです。

    この樹の場所は、筑波神社の隣、大御堂の左脇です。天然記念物に指定されているとか、通称があるとか、そういうのが全く無い無名の樹なんですが、凄い樹ですよ。後ろにも2本、これに近い巨樹があります。

    雅 幸 画 房

    2008/8/26(火) 午後 8:15

    返信する
  • 顔アイコン

    おめでとうございます。今年はオリンピックと重なって熱い闘いがまるで自分の制作の進め方と重なりましたね。奨励賞のご受賞おめでとうございます。すごいですね。オープニングパーティーでお目にかかれるのが楽しみです! 削除

    [ ]

    2008/8/29(金) 午前 1:50

    返信する
  • >市さん

    市さんって・・・もしかして、私の憧れの先輩作家・・・T・Iさんですか?

    このブログは、院展の作家はもちろん、若いD人のO先生までも見てくださってると噂では聞きますが・・・

    甲子園に始まり、オリンピックの声援、選手の頑張り、気迫には、確かに励まされるところが多かったですよねー。(テレビの音だけをよく聞いてました)

    このクソ暑い夏場に、毎年大作を描き上げるわけですから、恐らくどなたにとっても鼻歌交じりの気楽なものではなく、自分との戦いで、歯を食いしばって描かなければならない部分ってありますものねー。

    レセプションには参加させていただくつもりです。

    雅 幸 画 房

    2008/8/29(金) 午前 7:32

    返信する
  • 顔アイコン

    都美術館の階段を上がってすぐの
    壁にかけられているので
    そのまま下がってみていると
    より、密度があっていい雰囲気でした。

    [ あちこち絵描き ]

    2008/9/8(月) 午前 9:12

    返信する
  • >あちこち絵描きさん

    お忙しいところ、ご高覧賜りありがとうございました。

    今回、自分で描こうとすることには限界があり、もう少し、絵具と水の特質を頼りに、しっとりとした画面を目指さないと駄目だなあと言う感じを覚えました。

    今まで、ほとんど画面を立てて描いていましたが、日本画特有の、水を多く含んだ筆で、寝かせて彩色する事の利点を考えてみたいと思っております。

    雅 幸 画 房

    2008/9/8(月) 午前 10:57

    返信する
  • 顔アイコン

    ご無沙汰しておりました。
    大作ですね。この画像だけでもゾクッとしました。
    魂(みたま)を感じる大木です。新鮮な空気が伝わって来ます。

    のがわさんぽ

    2008/10/24(金) 午前 0:31

    返信する
  • >のがわさんぽさん

    ご無沙汰しています。
    ありがとうございます。

    なんだか、もうずいぶん昔に描いたようなきがしますねー。

    雅 幸 画 房

    2008/10/24(金) 午前 2:00

    返信する
  • 顔アイコン

    9月11日、青影さん(金子吉延さん)が、私の作品を見に、上野の都美館で開催していた院展に足を運んでくださったそうです。
    http://www.asahi-net.or.jp/~jd3t-kkc/message/2008-10.html

    実は、今年の春の院展も見てくださっていて・・・
    http://www.asahi-net.or.jp/~jd3t-kkc/message/2008-04.html

    ↓このブログの『日本画野郎』のバナーを良く見てください。赤いとこ、実は、赤影の仮面です。巨樹シリーズも9年目が過ぎ、その前は、日本の古建築を10年描いていました。その頃、好んで描いた京都の仁和寺、東福寺など京都の古建築は、『仮面の忍者赤影』の代表的な撮影地と不思議なほどかぶっていて、子供の頃に繰り返し再放送で見ていた赤影の映像が、背景ごと私の心の深層に根ざしていたのではないかと思っています。去年の春の制作の時に、赤影マーチをふと口ずさんだ事で、忘れていたスイッチが入り、いろいろ調べていくうちに、金子さんのオフィシャルサイトにたどり着きました。いずれはお目にかかりたいな・・・。

    雅 幸 画 房

    2008/10/26(日) 午前 5:19

    返信する
  • 顔アイコン

    突然のコメント、失礼します。実は昨年の巡回展覧会にてこの「魂」を拝見しました。この絵の前で立ちすくんでしまい何分も見続けました。ずっと見ているうちになぜか涙が出てきました。絵葉書を買ってきて、何回も見ています。
    この夏、谷川俊太郎の「生きる」という歌に出会いました。なぜかこの絵を思い出しました。いろいろと思いをめぐらせています。
    ぜひ次回も素敵な作品を、楽しみにしています。

    [ hir*_*25 ]

    2009/8/23(日) 午後 10:44

    返信する
  • hir*_*25さん

    数ある作品の中から、拙作をご高覧下さり、また記憶に留めていただきまして、本当にありがとうございます。

    谷川俊太郎の詩、「生きる」読んでみました。今生きている・・・当たり前の現実ですが、地球上の空間や次元を超えて、いろいろと思いをめぐらされる感覚を覚えました。

    題材から学ぶと言う事が、一生の課題だと思って、現場に通っていますが、樹を何日も見ていると、絵画にした時に効果的な現象を探す・・・という表面的な作業を他所に、人間が一生かけても体感出来ない圧倒的な時間の流れと、生命感を目前にしたちっぽけな自分の中で、何やら絵とは直接関係のない自問自答が始まるのです。

    何か明確な答えが得られるわけではないのですが、樹の圧倒的な存在が、何か命の本質みたいなものを身をもって教えてくれているように感じます。

    そういう精神的な部分を、絵に転化できれば、私も絵描きとして本物に近づく事が出来るのかもしれないですが、まだまだ遠き道程のようです。

    雅 幸 画 房

    2009/8/24(月) 午前 2:02

    返信する
  • 顔アイコン

    おめでとうございます。

    鳥肌がたっています。ネーミングも素晴らしい〜
    ぜひ、拝見したいと思います。

    日本画野郎さんに、出会えてよかった!

    [ 千の風 ]

    2009/8/24(月) 午前 10:29

    返信する
  • 顔アイコン

    追伸
    傑作ポチ!

    しばらくゆっくり、休養なさってください。。。
    お疲れ様でした。

    [ 千の風 ]

    2009/8/24(月) 午前 10:31

    返信する
  • >千の風さま

    ???

    まだ、今年の結果はわかりません。落選している事もありえます。

    この作品は、2008年作、昨年のものですので・・・。

    雅 幸 画 房

    2009/8/24(月) 午後 5:20

    返信する
  • 顔アイコン

    今晩は。
    思い違いをしていたようですね。ごめんなさい。

    [ 千の風 ]

    2009/8/24(月) 午後 9:33

    返信する
  • >千の風さま

    いいんですよ。私こそが大変な思い違いをしていたのに気がつきました。ありがとうございます。

    雅 幸 画 房

    2009/8/24(月) 午後 10:15

    返信する

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
  • 名前
  • パスワード
  • ブログ

本文はここまでですこのページの先頭へ
みんなの更新記事