歴史問はず語り

日本史と世界史にまつわる不思議について語る倉西裕子のブログ

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  ヘロドトスが『歴史』において、ファラオの墓は島のようであると述べていることは、クフ王、カフラ王、メンカフラー王など、陵墓が未発見であるファラオたちのお墓探しのヒントになるかもしれません。

 それは、「王家の谷the Valley of the Kings」に代表されるように、歴代ファラオは、お墓が荒らされることを嫌い、盗掘されない場所を選んだ可能性が高いからです。

 開けた場所(ギザ台地)の水面に浮かぶ島、すなわちスフィンクスであれば、盗掘される可能性は大変低くなります。

 盗掘者は、まず水を渡らなくてはならないという難題に直面します。水を渡れたとしても、次にはスフィンクスによじ登って盗掘口を掘らねばなりません。掘っている間に日が昇れば、盗掘者の姿は誰からも見えてしまうことになるでしょう。

 スフィンクスの周りに警備する人を配置しておけば、水を渡ろうとする人やスフィンクスに登っている人を、すぐに探知することもできます。また、たとえ盗掘できたとしても、財宝を運ぶのに船が必要です。盗掘者は船まで用意しなければならないのです。

 一方、外から地面を掘ってスフィンクスの地下室に侵入しようとしても、水の下を深く、そして長く掘らなければなりません。

 このように考えると、ファラオがお墓を島のように造ったのであれば、それはたいへん妙案なのです。スフィンクスは、「王家の谷」ならぬ「王家の島the Island of the Kings」であったのかもしれないのです。

 「王家の島」をスフィンクスと考えてみましたが、スフィンクスだけではなく、王墓となっている可能性のある島の候補地は、他にもあるかもしれません。


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