歴史問はず語り

日本史と世界史にまつわる不思議について語る倉西裕子のブログ

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ブルガリアの黒海沿岸の島から発見された小さな大理石の箱に入れられてあった人骨について、洗礼者ヨハネのものではないかというニュースが、2012年6月20日に、ナショナル・ジオグラフィック・ニュースから配信されました。この洗礼者ヨハネ説は、この島の名がスベティ・イバン島(聖ヨハネ島)という名を持つ点と、コラーゲンのDNA鑑定と放射性炭素測定から、紀元1世紀に中東で生きた人物の骨であることが判明した点に依っています。洗礼者ヨハネ説は、賛否両論をまきおこしているようですが、わたくしは、偽物ではないかと推論しています。その理由は、羊、牛、馬といった動物の骨も一緒に箱のなかに入っていたからです。洗礼者ヨハネは、その生前から人々の崇敬を集めていた人物ですので(同時代の人物であるフラビィウス・ヨセフスも、当時から洗礼者ヨハネは人々から崇敬されていたと書き記しています)、もし本物の洗礼者ヨハネの骨であり、それを聖遺物といて箱に納めたのならば、動物の骨と混ぜるといったぞんざいで、不敬な扱いをしたとは考えられないからです。古代・中世ヨーロッパには、多くの偽聖遺物が出回りました。ブルガリアの信心深い修道院は、「洗礼者ヨハネの骨」という偽聖遺物を購入してしまったのかもしれません。
 

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