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書庫「見附市坂井町」に収納してある「翼でしょうか」について、「ぼんぼこ」さんから、貴重な情報が寄せられておりますので、ここで、一度整理し、また翼の折れた尾羽の方と裏側から撮影した写真も掲載したいと思います。
まず、県内にある類例として、2002年1月に発行された「新潟県考古学談話会会報」第24号に、小林弘様が資料紹介として「新潟県北蒲原郡豊浦町堤上窯跡採集の鳥形と須恵器」と題する研究を掲載しておられます。 それによると、新潟県北部にある五頭連峰の西側にある笹神、真木山丘陵群のひとつ陣が峰を山頂とする丘陵の先端、眼下に広がる水田との変換点付近の用水路で採集された須恵器などのなかの1点として「鳥形須恵器」を取り上げて、研究成果を示しておられます。 欠損した一部分であり、後に、窯で焼台に転用している。表面には、6本の沈線を平行に施して羽根を表現していると指摘されています。 当研究所の鳥形の須恵器は、ブログ左の画像に掲示しているもので、「見附市坂井町」の「翼でしょうか」を参照いただければ、さらに大きな画像を見ることができます。 そして、折れた尾羽の方から撮影した写真2枚と、分かりにくいでしょうが、裏側から撮影した写真1枚を今回添付したいと思います。 尾羽の方から撮影した写真の1枚は、後ろ正面から、もう1枚は、少し斜めに翼の文様のある方から撮影してみました。 小林さんが採集された鳥形須恵器が、窯の焼台に再利用されているというご指摘のように、採集地の近くに須恵器窯が存在しているのですが、見附市坂井町の方は、蒲原丘陵から遠く離れた貝喰川の右岸で、まったくの沖積地、消費地の遺跡と見てよいと思います。何の目的で使われていたのか、ますます興味が深まります。 |
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