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新潟県南魚沼市、と言うよりも、「北越雪譜」や「秋山紀行」などで知られる鈴木牧之の塩沢町と言った方が分かりいいかもしれませんが、そこに住む佐藤雅一さんが、魚沼丘陵を超えて隣の津南町教育委員会に勤務、埋蔵文化財保護の仕事をしながら、企画、運営に当たっている津南町の「農と縄文の体験学習館なじょもん」へ、9月22日、初めて行ってきました。 佐藤さんとは、昔から親戚付き合いをしている中で、遺跡発見の趣味に関わってからは、Tさんとともに、よきアドバイザーとして指導を受けてまいりました。もっと早くに伺わなければならなかったのですが、僕は縄文時代の遺跡の発見にはあまり熱心でなかったことから、腰が引けて、訪問が遅くなりました。 この日は、津南町の歴史民俗資料館を久しぶりに訪ね、土器の整理が時代順によく整理されていました。 その足で、なじょもんに向かい、国道117号線から少し丘陵部に入ったところに立派な建物がありました。 ちょうど観光バスが入って、30人ほどの観光客が、縄文土器づくりの体験学習をしていました。 連絡をしないでの訪問で、まさか佐藤さんがおられるとは思っていなかったのですが、佐藤さんが、地元で、石造物などを研究している方と話をしている最中で、ご挨拶し、早速、開催中の秋の企画展「火炎土器前夜」の土器群の解説を受けながら、見て回りました。 津南町の出土品はもちろん、近隣の県から出土した縄文土器を展示して、火炎土器の生まれた背景を浮き彫りにしておりました。 本当は、29日、30日に下記のシンポジウムが開かれるので、それに出席したかったのですが、所用でいけないので、1週間早く訪問したのです。 <津南シンポジウム3>「火焔土器前夜」は、
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パネラー佐藤雅一・清水克彦
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会期 / 平成19年9月29日(土) 13:00〜17:00 長沢展生・阿部昭典・山岸洋一・鹿取渉 寺内隆夫・山口逸弘・布尾和史・榎本剛治
平成19年9月30日(日) 9:00〜15:00
会場 / マウンテンパーク津南
〒949-8201
新潟県中魚沼郡津南町上郷上田甲1745-1
TEL
025-765-2040
問い合せ / 津南町教育委員会
の内容で開かれるものです。文化財担当 TEL 025-765-2299 とにかく、佐藤さんと久しぶりにお会いして、感激して、場内の写真を撮影するのも忘れてしまいました。やむなく、なじょもんの案内パンフを掲載します。
企画展並びにシンポジウムの内容は、「なじょもん」のHPで見ることもできます。 ぜひ、縄文時代、特に新潟県特有の火炎土器に興味のある方は見学してください。 僕は、火炎土器は、信濃川流域の津南、十日町、長岡など妻有郷や、魚沼丘陵に展開しているものと思っておりましたが、佐藤さんの説明では、三条市など蒲原丘陵でも、同じ技術の影響下で土器が作られていたということを再認識しました。 蒲原丘陵でも、三条市吉野屋の松原遺跡などでは、縄文時代の長い間、人々が暮らし、特には破砕された土偶が大量に出土していることでも全国的に知られた遺跡ですし、もう少し、縄文時代に注目しなければと、肝に銘じています。 義務教育の教科書に「縄文時代」が復活することも、佐藤さんらには朗報で、喜び合いました。 訪問記にしては、少し長くなりましたが、佐藤さんが三条市出身で、縄文時代の研究、遺跡保存に尽力されていることから、あえて、少し長くなるのを承知で、書いてみました。信濃川流域に展開した縄文時代の文化は、極めて豊かだったことが、火炎土器に象徴されているのであり、まだまだ研究が進められていくことと期待しています。 パフレットの左下に、津南町の堂平遺跡から出土した国指定重要文化財の火炎土器2点が掲載されています。十日町市の笹山遺跡の火炎土器、長岡市関原、馬高遺跡の火炎土器など、いずれ劣らない傑作です。 とても実用的とは考えられない、このデザインが何に触発され、何の目的で作られたのか。現代人のデザイン感覚に勝るとも劣らない優れたものと思えるのですが…。津南町歴史民俗資料館のHPの火炎土器の写真をここで転用し、添付させていただきます。 |
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池野様、過日はありがとうございました。埋蔵文化財は文化財に一翼に過ぎず、一般文化財も大切な一翼です。これからはバランスの取れたというよりは、一般文化財も埋蔵文化財保護の程度に、適宜適切な保護措置を講ずる必要があります。
無形文化財が失われるのは時間の問題です。無形文化財や民具学や民俗技術た生態民俗の分野に、われわれ考古学徒が、いま一歩、歩む出す必要性を痛感しています。シンポジウムの宣伝、ありがとうございました。
2007/9/24(月) 午前 6:07 [ 佐藤雅一 ]
私もなじょもん見学してきました。
凄い土器の展示数に圧巻されました。
なかなかあれだけの土器を見れる機会はないと思います。いい企画でした。
これだけの土器を前にそれぞれ説明を聞けるともっといいと思いました。
今後も期待しています。
2007/10/2(火) 午前 8:39 [ 屯来ッ子 ]
そうですよね。僕などは運よく、なじょもんに佐藤雅一さんがおられて、少しは聞くことができましたが、逆に僕のほうが勉強不足で、もったいない話でした。
2007/10/2(火) 午後 7:53 [ kan*a*anok*daiz*n ]