《むずかしかったかな?》
須恵器の口縁部が黒く彩色されていることについて、引越しの後で、丁寧に資料整理をしていたら、以前、読んだことのある日経新聞文化欄に掲載された、宮代栄一さんが、日本考古学協会会員の吉村睦志さんにインタビューした「古墳時代の須恵器に『釉薬』」という記事の切り抜きが出てきた。
写真には、大阪府の陶邑古窯群から出土した須恵器の壷が紹介されており、首の部分が黒く塗られ、波状文が施されている。
須恵器に釉薬を掛けて焼く技法は、それまで奈良・平安時代からとされていたが、古墳時代の須恵器に、黒い釉薬を塗って焼き上げたとなると300年も時代が遡るという。
果たして、僕の採集した口縁部が黒い須恵器が、これに該当するかは分からないが、旧栄町北潟の大面川右岸の畑地からは、古墳時代の古式土師器が出土しているし、旧和島村の同地域は、吉沢製鉄跡で、近くにも、古墳群や古墳時代の住居址と思われる土器の出土地がある。
さて、これらの須恵器の研究はこれからだろう。
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