越後・蒲原平野の歴史と文化

小休止の後も、越後・蒲原平野の歴史と今にこだわり続けます。

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《長岡市教委埋蔵文化財係からの報告》

6月2日アップの《和島の吉沢製鉄遺跡の近くの圃場整備事業現場で、鞴の羽口片》のブログの内容について、本日3日、長岡市教委埋蔵文化財係から、丁寧なご返事を頂きました。以下に紹介します。

吉沢遺跡は、21年度に確認調査を行っており、現在1枚になっている水田一帯で遺跡が確認されました。
柱穴など遺構が見つかったのはその北側で、丘陵裾部分に当たります。
今回のほ場整備により、この部分が削られるということで昨年本調査しました。
その結果、古代・中世の建物跡が検出されました。
製鉄関連の遺物は鉄滓が1点出土したのみで、製鉄遺構はさらに上部の丘陵斜面にあると思われます。
羽口の発見により、その製鉄遺跡もあることは確実と思います。

なお、昭和40年代の耕地整理による整地土が周辺で確認され、この中からも古代・中世の遺物が散見されました。
この整地土は八幡林遺跡周辺の水田でも確認されています。
本調査を実施した丘陵裾部分の水田は既に削平された状態でしたので、包含層はごく僅かでした。
したがって周辺の整地土から見つかる遺物は、このときのものかもしれません。
                                            以上


報告の通り、確かに、遺物採集の現場は、大きく削平されて、山沿いにある道路の脇を掘削した段面などを見ると、奈良・平安時代の遺物がある生活面は、水田の排水路の路肩よりもかなり高い位置になっていました。
奈良・平安時代の遺物と、中世の遺物は、広範囲に散っているものと思われます。
参考に、遺物の挟まっている地層を撮影した写真をアップします。拡大してみてください。土がかく乱されているようです。ほかの地点では、全くかく乱されない状態で、遺物が採集される部分もありました。

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