越後・蒲原平野の歴史と文化

小休止の後も、越後・蒲原平野の歴史と今にこだわり続けます。

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図録「ガラスによる日本美の表現ー琳派と広重の展開」より、1999年制作 花器 プラチナ象嵌「琳派」サイズ43.5×26×26

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1996年制作 花器 プラチナ象嵌「光琳」 サイズ33×47×31.4


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花器 東海道壱拾三次 蒲原(夜之雪) サイズ52.5×35×21
もちろん、静岡県の「蒲原の宿」ですが、まるで、越後・蒲原の丘陵に見る農村の風景のようです。温暖化で、静岡の蒲原で、現在このような風景が見られるでしょうか。

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コムサの口の中でとろけるようで、それでいて甘味の抑えられているケーキ「イチゴとミカンのタルト」



《魅惑の現代ガラス工芸の世界・黒木国昭ガラスアート「琳派と広重」などを見学》

1月2日から15日まで、新潟日報社主催の新春3大美術展、彫刻の森美術館所蔵「ピカソ展」、黒木国昭ガラスアート「琳派と広重」、石山寺の美と紫式部「源氏物語 千年紀」が、新潟市内の3つのデパートで開かれていますが、日曜日の6日、新潟大和が会場の黒木国昭ガラスのアート「琳派と広重」、新潟三越が会場の石山寺の美と紫式部「源氏物語 千年紀」の2つを見てきました。

特に、黒木国昭の作品のうち、「琳派」の斬新なデザインと光を当てたときのガラスの美しさに魅せられました。

広重は、歌川広重の「東海道五拾三次」の版画の絵柄をもとに、ガラスの屏風やランプ、花器などさまざまな道具、器に生かして、全く新しいガラスの世界を生み出したもので、アイデアや、ガラス工芸の技術的な困難さを克服して作り上げた素晴らしい世界です。

ただ、僕の好みではなく、歌川広重の版画の世界の美しさは、やはり版画の世界として完結していて、その絵柄を模倣し、さまざまな道具、器に写してみても、それを越えることができないという空しさを感じました。

もちろん、江戸時代の浮世絵、版画などが、ヨーロッパの芸術に大きな影響を与えて、さまざまな絵画やガラスの道具、器などを生み出したように、黒木が現代の日本を代表するガラス工芸作家の1人として、江戸時代の版画を、ガラスの世界に写した意義は大きいのでしょう。

それに比べ、「琳派」と名づけられた壷や花器の作品の美しさは、斬新なデザインであり、ガラスの持つ美しさを、これでもか、これでもかと見る側に訴えかけてくるような気がしましたし、1度見て回っては、入り口に戻って見直すことを、2度、3度と繰り返しました。

特に、あまりにも世界の違う広重のコーナーを見た後、納得できないままに、もう1度、琳派の美しい作品を見直し、僕にとっての黒木国昭のガラスの世界はこれだなと、目に焼き付け、自らに言い聞かせました。

石山寺の美と紫式部「源氏物語 千年紀」は、白鳳時代といわれる寺院の軒丸瓦や仏像などが少しと、後は、もっぱら、紫式部が、比叡山延暦寺に参籠して、琵琶湖を眺めながら源氏物語の構想を練ったという伝説をテーマにした大和絵や、源氏物語絵巻の断簡、張り混ぜ屏風などでした。

少々、目が疲れましたので、帰りに、新潟市亀田のアピタ内にある、ケーキの店コムサに寄って、飴で作ったデコレーションを載せたイチゴとミカンのタルトにコーヒーで、疲れを癒し、頭の整理をしました。僕にとっては、黒木国昭の「琳派」の一連の作品の美しさが目に焼きついて忘れられません。

図録より、展示された「琳派」、「東海道五拾三次」の多数の作品の中から3点をブログアップします。いつも、紹介の際に付け加えていますが、図録は実際の作品と色が異なります。特に会場では、照明を工夫して展示していますので、美しさが際立ちますが止むを得ません。
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ポーラ美術館。春の日和のようなやわらかな光が差す枯れた森を背景に、ガラスを直線的に生かしたモダンな美術館。それだけでも絵になりますね。

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エスカレーターを降りると、喫茶コーナー。多くの人で、一見、落ち着かないようですが、逆に、知る人とてなく、都会の雰囲気で案外落ち着きました。

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シュガーが美味しいケーキ、コーヒーの導入部です。

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ジャルダン・ドゥ・ローズ(バラの香り漂う野イチゴのムース)。お菓子の写真ははじめに撮影。食べたら、口の中で溶けるようでとても美味しいかった。名前は、覚えられないので、あらためて、引き上げたメニューをボーイさんに頼んで持って来てもらいカメラに収めました。「変な客」ですね。僕自身がそう思います。

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ルネ・ラリック美術館の目玉として、わざわざフランスから取り寄せた「オリエント急行」の客車「ル・トラン」。美術館の入館料とは別に、コーヒーか紅茶にクッキー付きで、乗車料が2100円は意外でしたが、気分は悪くありませんね。もちろん動きません。

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車内では撮影禁止。紅茶とクッキーだけならいいですかとガイド嬢に尋ねましたが、難しいとのことで、入り口に置かれた見本を撮影。紅茶は何杯もお変わりできて、味も変えて飲めたのが、うれしかったですね。

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箱根ラリック美術館。日陰には3、4Cmはあろうかという霜柱が立っているのですが、見るからに暖かそうな庭園。通路を渡って行き、美術館に入ると、いよいよルネ・ラリックの世界が。さすが常設の展示で、コレクションの幅広さに驚くばかり。でも館内はもちろん撮影は禁止。


《いつもながらの、急ぎ足の旅だったのですが…》
目的の美術館めぐりは、日本画、それも現代作家のコレクションで知られる成川美術館からスタート。企画展の石踊紘一展「インドの大地を行く」や山本丘人の所蔵作品を展示した「軸装展」、牧進の2羽のしらさぎをあしらった屏風など、数々の美しい作品を堪能しました。2日は初日とあって、入場者には、牧進の色紙「梅」がプレゼントされました。もちろん印刷です。石踊の作品は、最近作で、展覧会用の図録はなく、買い求めませんでした。

次に、ポーラ美術館。先にも書きましたように、2日は初日で、入場無料。第1駐車場はたちまち満杯で、1.5キロ離れている朝食を食べた「リ・カーヴ箱根」の隣の第2駐車に駐車。10分おきくらいで往復するバスでの送迎。駐車場も、送迎バスも無料。天候もよいだけに最高の気分。

開館5周年記念で、二つの二大企画展開催という触れ込みで、後期の企画展「モネと画家たちの旅ーフランス風景画紀行」が開催中。ルノアールやゴッホ、ゴーギャンはじめ、見慣れた作風の作品を堪能。ひまわりなどに代表されるゴッホの「アザミの花」(1890年作品)は、意外や美しい青と紫色ベースにした作品でとても新鮮に感じられました。もちろん、見慣れた作風の作品も多かったのですが、これまで触れたことがない作品が圧倒的に多く、1点、1点、さまざまな感動を受けてきました。

箱根ラリック美術館では、オリエント急行の客車内のラリックの手がけたガラス作品を堪能したり、美術館内では、宝石やガラスなどをあしらったティアラやネックレス、「シルフィード(風の精)」などのブローチ、ガラスの香水瓶などさまざまな宝飾品や、ガラスの花器、壁にはめ込まれた建築に関わる作品など、それこそあまりにも多くの作品に目を白黒してきました。

午前9時から午後1時過ぎまで、3つの美術館をめぐったのですから、それ以上は無理。まだまだ訪ねたい美術館や資料館は沢山あるのですが、日の短い冬のこと。天気は分かりませんが、再び、雪国に戻るだけに、帰路に着きました。

案の定、飯山のインターチェンジを過ぎ、妙高に至るころから、荒天に変り、高速道にも積雪で、慎重運転で、無事、3日午前零時30分を回ったころに帰りつきました。いま、実物とは相当に色は違いますが、図録などや、カメラに収めた写真の数々を見ながら、会場で味わった感動を思い出し、頭の整理をしています。一応、このシリーズはこれで終わります。作品についての紹介は、図録では色が違いすぎて、逆効果かもしれませんので、今回は試みません。

箱根は、再び訪ねたい素晴らしい美のスポットですね。道足のよい季節は、道路が渋滞するのでしょうか。それだけが気がかりです。
2日は箱根駅伝の往路にあたるため、芦ノ湖畔へは行けないだろうという見込みでしたが、早朝の時間だったことから芦ノ湖畔へ。午前8時半、カーラジオはすでに、スタート切った各選手の状況を実況放送中。しかし、途中から国道1線に入りましたが、箱根では、まだ、駅伝関係者が、道路脇の枯れ草を掃除したり、各大学の応援団が、大学の名前の入った幟を立てたり、あるいは選手に水を渡すコーナーづくりの準備などに追われていました。テレビでしか見ることのない駅伝ですが、ああ、ここが、選手らを苦しめるあの胸突き八丁の上り坂か、などと考えながら芦ノ湖畔に向かいました。


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早朝、早くも沿道には、各大学の幟が。往路優勝の早稲田大学の小豆色の幟が、一番奥に申し訳なさそうに立てられています。結果は往路優勝でしたが。

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成川美術館入り口に聳えている長寿の樹「大王杉」


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大王杉の案内板


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身替り地蔵

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身替り地蔵の案内板


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身替り地蔵の周辺には、いつの時代のものか、五輪塔などが寄せ集められ、中には土の中に半ば埋もれているものも。このことについての案内板はありませんでした。

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成川美術館の展示内容はもちろん、撮影禁止。レストランコーナーの入り口前には石井康治さんの作品などが展示されています。「ガラス筥――流」

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富士山、芦ノ湖などを背景に美しい「花器」

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幾つも飾られている万華鏡の中のひとつ。周囲の風景などが写り込んでしまって、美しさは半減しています。
箱根日帰りの旅、富士は限りなく美しくの第2弾です。もちろん、今度は、富士山の写真ではなく、旅で見てきた光景のブログアップです。


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仙石原湿原植物群落の道路を挟んで反対側のススキの原。雪国育ちは、雪が付いたススキなどはよく目にしますが、重みで倒伏することの方が多く、たったまま、真っ白に輝くススキはとても新鮮です。

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同じ場所のススキですが、少し視覚を広げると、沢の向かいの山は朝日に輝き、まるで晩秋の気配すら感じられます。陽光が差す場所と差さない場所では大きく異なるのですね。

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今は枯れ草に覆われ、霜が降りていますが、春から秋にかけては、多くの湿原の植物が咲き乱れるのだそうですね。最後の看板をご覧下さい。

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木道がないところを見ると立ち入り禁止区域のようですが、真ん中に、石柱が立っていて、ここが、活火山、富士山が形成した裾野の特異な地形から来る湿原であることが分かります。

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看板には、箱根・仙石原の湿原植物群落のことが丁寧に紹介されています。案内標識や石柱がなければ、ただ、霜の降りた美しい芒野くらいに考えて、写真を1、2枚撮影して通り抜けたでしょう。(興味がおありでしたら拡大して読んでください)


仙石原のホテル「リ・カーヴ箱根」で朝食の後、まだ、ポーラ美術館など、美術館の午前9時のオープンまでに時間がありましたので、HPで一応、位置や内容を確認してきましたが、念のため、場所を確認するため、仙石原一帯を車で走りました。偶然、枯れ芒に霜が降りて美しかったものですから、車を降りて撮影。ところが、立っていた看板を見て、そこが、活火山の富士山が形成した特異な地形から来る湧水でできた湿原のひとつであることがわかりました。

もちろん、枯色蒼然としている一帯からは、案内標識がなければ、春から秋に掛けて、湿原特有の花々が咲き乱れることなど想像も付かず、湿原であることすら気付かずに素通りでした。

美しさにしばし佇み、さまざまな花の咲いている季節を思い浮かべながら、日の差す向かい側の山並みとのコントラストを楽しみました。

予定外の楽しい時間を、寒さを忘れて味わうことができました。写真から感じ取っていただければ幸いです。
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富士演習場から見た朝焼けの富士山(1)

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富士演習場から見た朝焼けの富士山(2)

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芦ノ湖から見た富士山(1)

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芦ノ湖から見た富士山(2)

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杓子峠から見た富士山(1)


きのう2日午前零時、北陸高速道三条燕インターチェンジから入って、雪の関越高速道をひた走り、練馬インターを降りた後、環8を用賀に向かって走り、東名高速道に入って、足柄サービスエリアで、小1時間眠りました。

午前6時、矢倉岳の上空が白みかけましたので、急いで御殿場インターチェンジを降りて、山中湖方面に向かいました。富士山が、かすかに姿を見せ、富士山に向かって走っているうちに、演習場に差し掛かったころ、冠雪が朝日に赤く焼け始めました。

まず、4、5枚、富士山を写して満足。その後、逆に御殿場に戻って、午前7時を回ったころを見計らって、仙石原のホテルのレストランに入り、バイキング方式の和食。まだ、お正月料理のメニューで、幾分高いが美味しくいただきました。

ポーラ美術館をはじめ、多くの美術館は午前9時開館ですから、1時間ほど余裕がありましたので、下見を兼ねて、ポーラ美術館前を通って、芦ノ湖へ。途中から国道1号線に出て、この日、往路の箱根駅伝の選手を迎える準備中の関係者の姿を見てきました。

成川美術館の駐車場に車を止めさせていただいて、開館までの20分ほどの時間、芦ノ湖の遊覧船乗り場の周辺から再び富士山を撮影。雲ひとつない快晴とあって、小型のデジカメでも結構撮れました。

成川美術館で、現代日本画などを堪能して、国道1号線を、仙石原方向に戻ろうとしたら、もう車の渋滞が始まっていました。慌ててUターンし、芦ノ湖スカイライン経由に切り替えました。

それが幸いして、杓子峠で、すでにかなりの高さにまで上った太陽の光を浴びて、真っ白にまばゆく輝く富士山を真正面から撮影。これで、3通りの富士山を写すことができました。あまりにも、まともな角度で、観光写真のようで面白くありませんが、雲ひとつない富士山を写したのはこれが初めてで、至極満足でした。

もちろん、目的は、富士山を写すことではなく、偶然、好天に恵まれたので写しただけ。仙石原の美術館めぐりが目的で、ポーラ美術館、箱根ラリック美術館とルネ・ラリックが、ガラスの装飾を手がけたオリエント急行の車両のうち、お酒を飲み、踊り、歌ったとされる一両の車両、そして、箱根駅伝で通行止めにされる前に見学できた成川美術館の3館を見学してきました。ポーラ美術館は、2日に限り、入場無料でした。

また、今は季節柄、枯れ野でしたが、湿原植物群落の周辺の霜に覆うわれた光景や、芦ノ湖畔の石仏「身替り地蔵」やいわれの分からず、周囲にまとめられている五輪塔群、成川美術館の入り口にある大王杉など、さまざまな写真を撮ることもできました。

帰りは、山中湖経由で、富士吉田から少し遠回りしたようですが、大月経由で甲府に出、甲府駅前周辺を車で回りながら適当な店で夕食。そのまま、国道20号を諏訪、松本経由で走り、塩尻から高速道に入って、3日午前零時35分に帰宅しました。走行距離は、車のメーターで800キロ近く。もっとも、途中雪道で、相当、タイヤが空回りしているので、実際の距離は少し短いでしょうが、いずれにしても700キロ以上は走ったでしょう。

今回は、富士山の写真だけをアップし、他の写真は、おいおい、ブログアップしたいと思います。雪国脱出が大成功。帰路、妙高から上越、そして上越から柏崎まで、荒天で、雷とともに、霰が激しく車を打ちつけるなど、いささか怖いようでしたが、蒲原平野も、晴れだったようで雪が減っていました。大助かりです。

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