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梅雨の中休み。風が緑に感じるこの季節は森の大らかな優しさが体中にしみわたる。
ザックザックとシャギーを入れた髪をなびかせて長女は元気に急なあぜ道を駆け下りながら登校し、間違ってサンダルをはいていったのに気付いた次女は慌てて玄関飛びこんでくる。それを可笑しそうに眺める3女は1歳、この村で生まれた初めての子だ。よほどうれしかったのか県の名前から一字もらって名づけた父ちゃん、3人の姫に囲まれてまんざらでない様子。
本当は姫は4人なのだが、連日の畑仕事で真黒になった自分の姿を見ると、とても口が裂けても”姫”などとは言えぬ。でも、ここにいると年をとらないような気がするから不思議だ。
看板も信号も店もないこの土地で目に入るのは、身じろぎしない山々と悠々と流れる川、そして傾斜に広がる千枚田。全てが深く雄雄しく私達を包み込んでいる。ふと、外を眺めるだけで幼い頃の自分に戻ってしまう。
山の向こうにある世界を夢見て、川の先に大海が広がる風景を想像し、田んぼの畔でまだ見ぬ世界に胸ときめかせ。そんな、気分がひとを少年少女にしてしまうのか。お金はないけど、流行も分からないけど、でももっともっと大切なものがたっぷり詰まった世界。一日一日が流れることなくしっかり存在し、私達の心にとどまることの幸せは何物にも変えられない。
いっぽいっぽあるこう。
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あの千枚田のお近くですか。千枚田は文化ですよね。このブログは開設日と一緒ですね。光栄です。ボチボチ、これが大事です。気の向くままにアップするのが長続きのコツです。といってもまだ1年ですけどね。
2007/8/29(水) 午後 7:21
何事も一歩からですからね。一歩も続けたらなどこかにたどりつくでしょう。あてのない道もまた楽し。ですね。
2010/2/16(火) 午後 2:20 [ nij*k*omi*ama ]