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山間地にある我が家の周りは起伏が激しい。
大阪にいたころはどこへ行くにも子供を前後に乗せて自転車で出かけたものだったがここではそうはいかない。
それをいいことにここ数年、車ばかり使っていたこの私。
そのつけが大幅な体重増加にきているのだが、いったん
気を抜いた中年のおばはんの容姿はまたたくまにその輝き(あったかなあ・・・?)を失い、
取り返しのつかない奈落の底へと落ちていくのだ。
とはいえ、口で言うほど気にもせずのんべんだらりと暮らす日々。一方、娘達は急勾配ももろともせず
スレンダーな足でさっそうと自転車を乗り回す。
若いっていいねえ〜。と末っ子を抱きかかえながら
娘たちを眺めては(若いころは私もチームに所属してあちこちツーリングに行ったわなア。長い髪をたなびかせ
風を切って海や山を走ったっけ。)などと青春時代に思いを馳せる。
そんなおセンチなおかあちゃんとは裏腹に、末っ子は取り残された怒りに震えるのである。
「わたしも、わたしもれるう〜。わたしも行く〜!」一度言い出したらきかない末っ子、がんとして
私のママさん自転車にしがみついて離れない。
空の上でそれ見たことかと神様はほくそえんでいることだろう。
仕方なく老体に鞭打って末っ子を後ろに乗せサドルに腰を乗せる。がちゃ、がり、ずるずる・・・。
ありえない音を立てながらも、錆だらけの自転車は徐々に息を吹き返した。
とりあえず舗装された道に出る。とても乗ったままでは坂は上がれず呼吸困難になりながら押してゆく。
「かあか、乗って。ヨイショヨイショッって乗って!」親の心子知らずだ。自分は何もしないくせに・・・。
心底憎しみが湧いてくる。
でも、なんだろう。新緑の小道や竹林、渓谷沿いの道。どこを通ってもいつもと全然表情が違うんだ。
新緑の匂い、風に揺れる葉っぱのリズム、太陽の光で輝く田んぼ、全身で感じる初夏の訪れ。
そうなんだ、これなんだ。これがたまらなく好きで私は自転車ばかり乗っていたんだ。
忘れていた大切なもの、また子供に思い出させてもらったなあ。
上り坂は苦しいけれど、上れば下りが必ず待っている。
頑張った人だけに神様がくれるご褒美のような物。
両足を広げて「ヒャッホー!」と雄たけびを上げながら
渓谷沿いの坂を全速力で下る。ほっぺたとお腹の肉がブルンブルンと波打つ。
後ろに2歳児が乗っていることなど気にもせず、母は今日もペダルを踏む。第2の青春へまっしぐらや!
娘たちついてこられるもんならついといで。かあちゃん、まだまだ走りまっせ。
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中途半端な田舎暮らし5年目に入ります、
これから色々読ませていただきますね、よろしくお願いします、
2008/7/11(金) 午前 10:53
気持ちよさそうですね〜。
車ばっかりで 自転車なんて全然乗ったことありません。 たまに乗ると気持ちいいんだろうな〜。 乗りたくなっちゃった♪
2008/7/16(水) 午前 10:08
kanさん、田舎暮らしは中途半端なくらいが調度良いと思います。ご訪問ありがとうございます。こちらこそよろしくおねがいします。
2008/7/17(木) 午後 2:17 [ nij*k*omi*ama ]
はいはい、めっちゃきもちいいです!遊園地なんて行かなくても弁当やスイーツもって自転車かっ飛ばして出かけたら結構楽しいですよ。車で入れないところもぐんぐんはいっていくと意外な発見できます。ガソリン節約にもなるし。
2008/7/17(木) 午後 2:19 [ nij*k*omi*ama ]