森の小窓から

子供はとことん遊ばせましょう

自然からの贈り物

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小鹿のコロン

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一月ほど前、近所の側溝で怪我をして動けなくなっていた小鹿を近所のじいちゃんが保護した。
初めは立ち上がることもできず、きゅんきゅんと悲壮な鳴き声を発していた。

とてもとても小さくて壊れそう
大きな耳に、小枝のような脚、か細い背中には白い小さな転々
目は驚くほどおおきく瑞々しかった

私達だけでコロンと名づけた
ネットで鹿が好きな草を探しだし毎日あげに行く

上のお姉ちゃん達は朝5時半に起きて
私達夫婦と末っ子が夕方に
毎日毎日草を食べさせた

近所のじいさんやばあさんも
毎日毎日えさをあげては声をかける

ぽこ、ぽこ
1歩1歩歩き出した

そのうち私達の足音がしただけで
飛び起きて近づくようになり
今では走って飛んでくる

「また明日ね。」というと大きな潤んだ目で
じいっと見つめる

もうそろそろかな
山に帰らないと
帰さないと

夜な夜な
山から鹿のいななきが聞こえてくる
お母さんかな
兄弟かな
仲間かな

かわいいけれど
人間の都合で置いておくわけにはいかない
農業と林業で成り立っているこの土地

一線をおかないとならないだろう
子供達に読んで聞かせた
”小鹿物語”の結末が頭をよぎる。

きゅうじ

梅雨も終わりに近づき高校野球の季節がやってきた。
とはいっても、野球には全く興味のない私にとって(ああ、またかいな。)
ってな感じであれよあれよのうちに優勝が決まりちゃんちゃん!と終わってしまう。

でも、今年は違う。
初めての高校勤務(今年は非常勤だが)なので、これまでにないほど高校野球が
身近に感じられている。

テレビにしがみつき授業では見ることのない生徒達の表情に釘づけになる。
真黒に日焼けした顔、真剣なまなざし、緊張ゆえの深呼吸、必死に走り、捕り、打つ姿。

「ああ、だめ!この子は気が小さいから初回から投げさせちゃ、プレッシャーでつぶれるう・・・。」
「ちょっと、うちの子にボールあてんといて!もう、なにしてんの?早く冷やしてあげて!」

自分でも驚くほどおかあちゃん根性丸出しになってしまう。まるでわが子を見ているように気分になってくる。

私にとっちゃあ、生徒は子供みたいなもの。こんなに頑張ってたんや。メッチャ練習してたんや。
そう思うと授業中のいねむりを叱ったり、宿題やってこなくてペナルティあげたりしたことを少々悔やむ。
でも、野球で食べていける子なんてほとんどいないことを考えると。やっぱり、勉強が彼らをいつか支える礎となるはず。
心を鬼にして私も立ち向かおう。

「1回戦、あんたちゃんと校歌歌ってなかったやろ。 しっかり歌わんとあかんよ!」
控えだった子にそう言って四葉のお守りをあげた。出られると良いね。頑張って。
恥かしそうに頭を下げた子が、今日の2回戦、スタメンで出場した。

嬉しいなあ。良かったなあ。しかも十数年ぶりの2回戦突破。
やっぱり、宿題減らしてあげよかな?

今年の夏は暑くなりそうだ。

山間地にある我が家の周りは起伏が激しい。
大阪にいたころはどこへ行くにも子供を前後に乗せて自転車で出かけたものだったがここではそうはいかない。
それをいいことにここ数年、車ばかり使っていたこの私。

そのつけが大幅な体重増加にきているのだが、いったん
気を抜いた中年のおばはんの容姿はまたたくまにその輝き(あったかなあ・・・?)を失い、
取り返しのつかない奈落の底へと落ちていくのだ。

とはいえ、口で言うほど気にもせずのんべんだらりと暮らす日々。一方、娘達は急勾配ももろともせず
スレンダーな足でさっそうと自転車を乗り回す。

若いっていいねえ〜。と末っ子を抱きかかえながら
娘たちを眺めては(若いころは私もチームに所属してあちこちツーリングに行ったわなア。長い髪をたなびかせ
風を切って海や山を走ったっけ。)などと青春時代に思いを馳せる。

そんなおセンチなおかあちゃんとは裏腹に、末っ子は取り残された怒りに震えるのである。
「わたしも、わたしもれるう〜。わたしも行く〜!」一度言い出したらきかない末っ子、がんとして
私のママさん自転車にしがみついて離れない。

空の上でそれ見たことかと神様はほくそえんでいることだろう。

仕方なく老体に鞭打って末っ子を後ろに乗せサドルに腰を乗せる。がちゃ、がり、ずるずる・・・。
ありえない音を立てながらも、錆だらけの自転車は徐々に息を吹き返した。

とりあえず舗装された道に出る。とても乗ったままでは坂は上がれず呼吸困難になりながら押してゆく。
「かあか、乗って。ヨイショヨイショッって乗って!」親の心子知らずだ。自分は何もしないくせに・・・。
心底憎しみが湧いてくる。

でも、なんだろう。新緑の小道や竹林、渓谷沿いの道。どこを通ってもいつもと全然表情が違うんだ。
新緑の匂い、風に揺れる葉っぱのリズム、太陽の光で輝く田んぼ、全身で感じる初夏の訪れ。

そうなんだ、これなんだ。これがたまらなく好きで私は自転車ばかり乗っていたんだ。

忘れていた大切なもの、また子供に思い出させてもらったなあ。

上り坂は苦しいけれど、上れば下りが必ず待っている。
頑張った人だけに神様がくれるご褒美のような物。

両足を広げて「ヒャッホー!」と雄たけびを上げながら
渓谷沿いの坂を全速力で下る。ほっぺたとお腹の肉がブルンブルンと波打つ。

後ろに2歳児が乗っていることなど気にもせず、母は今日もペダルを踏む。第2の青春へまっしぐらや!
娘たちついてこられるもんならついといで。かあちゃん、まだまだ走りまっせ。

お月見どろぼう

毎年中秋の名月の夜、小さなどろぼうたちが近所中のお供えをねらってどこからともなく現れる。大きな袋を引っさげて、総勢20人ものこそ泥の後ろを甘いものに目のない母ちゃんどろぼうがぞろぞろついていく。

今年の月は明るくてどろぼうの顔が丸見えだった。背戸の陰からこっそりどろぼうを眺めて嬉しそうに微笑むじいばあたち。うちの赤子も私の背中で手足をばたつかせながら増えてゆくお菓子に大興奮。

月夜にみんなでこんなふうに歩き回るのは、大人の私達でもわくわくする。何もないところだからこそ大人達は考えたのかもしれない。こころばかりのワクワクのプレゼントを。

最後に私が縁台で慧遠「14匹のおつきみ」を読んで聞かせた。元来、自然に感謝する意味があるということだけはきちんと教えなくてはいけないから。口のまわりにチョコのひげをたくわえたどろぼうたちは食い入る様に絵本を見つめていた。なんてかわいいんだろ。お月さん素敵な夜をありがとう。

「間違いなくガンです」ドラマのワンシーンかと思うほど静かで重くて心に突き刺さる先生の言葉。父ちゃんがガン・・・。(これが人生なんだなあ、思いきって移住してよかった。)ふと、そう思った。ガンにもいろんな顔が合って、いい面のやつもいれば悪い面のやつもいるとのこと。幸い父ちゃんの膀胱ガンは比較的人の良い方らしく命まで奪われることはまずないらしい。辛いけど、怖いけどこうなったら仕方がない。このマイナスの経験をプラスにすることで乗りきろう。その夜、年々少なくなる一方だったホタルが群れをなして家の前の空地を飛び交った。ずっと連絡なかった父の友人が胸騒ぎしたって電話をくれた。多忙な私の親友がここのところ顔見なかったからと突然たずねてきてくれた。そして、床につく前寝られず見上げた空に大きな流れ星がさらりと流れた。(大丈夫、みんな見守ってくれてる。)そう実感し早速病院の父ちゃんにメールをした。{ぜったい完治するわ。心配せんとゆっくり寝なよ}

今日も父ちゃん山仕事。山が薬なのね。分かる分かる。頑張れ父ちゃん。また、大切もの見つけたね。

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