全体表示

[ リスト ]

悠久の時を感じながら

産業革命から200年、人は急激に進歩した
今日で50歳になった私は、その4分の一を生きた訳である
人間社会の産業や経済はどこまで成長するのだろうか
まるで進化を追い越すような勢いさへ感じる
その勢いが少なからず危機を与えてるようにも思え
次世代の不安へとつながる、神に祈りたくなる。

先週末、我が子の部活引率で日向に行ったときのことであるが
試合の合間に海岸を散歩していたら、神社があった
「大御神社さざれ石群」とあったので見てみることにした
私はこの国に半世紀生きているにも関わらず
国歌に出てくるさざれ石を見たことがない
鳥居をくぐり、見たいという気持ちがおもむくままに歩を進めると
注連縄が巻かれた大きな岩が見えてくる
近くでよく見ると小石や砂の固まりのようだ
川から流れてきた土砂が長い年月をかけて固まり
さざれ石になるのだそうだ
そこを背にした私は本殿へと向かい
おきまりのように二礼二拍手一礼
何故だろう、不思議と祈りや願い事が出てこない
訝しげな気持ちで帰ろうと思いながら、ふと海に目をやると
「鵜戸神社」と書かれた小さな立て看板があった
私は驚いた、宮崎に長年住んでいて日南の鵜戸神宮しか知らない
小さな鳥居をくぐり、先ほどとは違う訝しさの中で道なりに歩いてゆく
岩を削り、岩肌にへばりつくように作られた階段あった
階段を下りたら砂浜だ、そして左手には波に浸食されたような
大きな洞窟、はるか悠久の時を感じる
眼をこらして奥を見ると、赤い小さな鳥居
そのまた奥に、小さな小さな社
私は思わず駆け寄り、自然と手を合わせ
有りとあらゆる願いや祈りを捧げる
礼儀や作法もない、ひたすら念じた。

鵜戸神社を後にし、駐車場へと向かうと
地元のタクシーが止まっていた
以前から気になっていたある建物の事を
運転手さんに聞いてみた「あの山の上にある白い塔は何ですか」と
「私しゃ地元じゃけんどんわからん、山の名前は米の山じゃが」
と教えてくれた、時間もあったので行ってみることにした
細い坂道を少し登ると広い駐車場だ
駐車場のすぐ近くにその建物はあった
「日向仏舎利塔」と書いてある
なんでも、お釈迦様のお骨の一部がまつられているらしい
正面に座した石仏はおそらくお釈迦様であろう
西側には涅槃と思われる横になったお釈迦様だろうか
南にはカラフルな曼陀羅を背にした立像
東には白と黒の曼陀羅の立像
土曜日なのに誰の居ない
私は塔の前に一人たたずみ、しばし時を忘れた。


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!
ふるさと納税サイト『さとふる』
お米、お肉などの好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事