入院は大部屋。
個室なんて会社の社長なんかが入るところ。
なんて考えを持っていた、庶民代表のニッキーです。
14年前にお世話になった執刀医を捜し求めて三千里。
やっと見つけたその人は、大部屋なしのオール個室という、ちょっとセレブな病院にいらっしゃいました。
最低でも差額室料1日1万円。
その他にも12,000円、24,000円、55,000円と各種取り揃えてあるらしいです。
1日55,000円の部屋なんて、81平米で控えの部屋があるらしい。
誰が控えるのだろう。。。
選んだのは当然一番下。
でも1日1万円(涙)
さてさて、どんな病院か。
敷地に入って車を止めるまで、3人も若い誘導員がいる。
3回も自動ドアを通って、ロビーへ入る。
かなり広くて天井の高いロビーでは、グランドピアノが自動演奏している。
案内板の前には、ぴしっとしたスーツを着た背の高いお姉様がモデル立ちで佇んでいる。
置いてあるテーブルや椅子はどれもアンティーク調。
受診するところも、かなりオシャレ。
自販機コーナーだってこんな感じ。
病棟へ。
なんと各階の病棟入り口はオートロックになっていて、入るときは必ず看護師をチャイムで呼ばないといけない。
病棟内もホテルのよう。
病室は広くはないけど、狭いとは思わなかった。
液晶テレビとDVDは備え付け。
テレビにはHDMI端子がなく、ちょっと前のモノであることが分かる。この頃の液晶テレビはかなり高額だったはず。
さて、差額個室料の結構な部分をしめるであろう食事だけど、薄味ではあるものの、これがかなり美味&ちょっとオシャレ。
朝は和食なのだけれど、必ずフルーツが付く。
昼は洋食と和食から選べる。自分は洋食を選択。
日によって多少バラツキはあるが、一度だけ、こんな美味しいもの食べたことないと思うような晩ご飯があった。
まあ、とにかく、ご飯は本当に美味しいと思った。
だが、廊下で他の患者さんと話をしたとき、びっくりする一言が。
「ごはんが美味しくないですよねえ」
さすがセレブな病院である。
私は経済的に余裕はないものの、美味しいモノはそれなりに食べてきた。
美味しい美味しいと喜んで食べている一方で、美味しくないと感じる人たちがいる。
世の中にはこんなにも贅沢な人がいるのだなあ、と実感。
日頃どのようなものを召し上がっているのだろう。興味は尽きない。
そういえば、税理士事務所に勤めていたとき、ランチで1人15,000円くらいを会議費として計上していた奥さんがいた。
会議費というのは、普通の食事をしながら会議をしましょう、というものなので(接待目的は接待交際費として計上、限度額がある)、普段の食事程度しか認められません。せいぜい3,000円までです。と伝えたことがある。
奥さんは、ご主人に向かって
「あら、あたしたち1万円以下の食事なんてしたことないわよねえ」
こういう人たちなら不満だらけだろうなあ。
つかの間でしたが、プチセレブ気分を味わったニッキーでした。
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