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梅雨の合間の晴れ模様ですが、すでに夏の気配です。
終戦を迎えた8月が近づくと、メディアでは例年のごとく戦争が話題になります。
ここに、有名な一枚の写真があります。ご存じの方も多いと思いますが、
アメリカ海軍従軍のジョー・オダネル氏が終戦直後の長崎で撮影した写真です。
今回は(社)日本青年会議所が昨年作成し、本年国会はもとより、地方議会、果ては韓国で話題に上っているDVDについて私見(あくまで私見であり、この記述が青年会議所としての公式見解でないことをご理解いただきたいと思います。)を述べさせていただきたいと思います。
まず、この写真の状況ですが、少年が背負っているのは少年の弟であり、撮影前日の夜から朝にかけてなくなったそうです。そして、少年の前にあるのは、戦争によってなくなった方々の焼き場であり、この写真の撮影後、少年はアメリカ兵が見守る中、背中の弟をその火の中に横たえ、そして直立不動のまま前上方をじっと見つめていたそうです。その少年は弟を見送ったあと直立姿勢のまま回れ右をして無言で歩み去ったそうですが、いまご存命であれば70を超えていると思われます。野坂昭如氏の「火垂の墓」と近い印象を受けます。
ここで、「誇り」ですが、今現在の子供たちがこの少年のように気高く、勇気と強さを持ち合わせているでしょうか。また、誰にも頼ることなく、守りきれなかった弟のために、敵中に入り、たった一人で埋葬してあげられる、こんなことが出来るでしょうか。
戦後教育のすばらしい面はたくさんあると思いますが、戦前戦中教育や思想のすべてを否定する世の中では、自嘲的に退廃していく、あるいは永久に戦勝国やアジアの各国に頭の上がらない国家となるとかんがえるのは、間違いでしょうか。件の青年会議所作成の「誇り」、日本人がこの少年のような気高い「誇り」を取り戻すことを真摯に考えた活動ではなかったでしょうか。
戦争を肯定するのではありませんが、行き過ぎた自虐史感を少し修正し、自らの国家に誇りを持てる市民意識醸成を目指したものであると考えます。
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