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板金、ブラストを経てオールサーフェーサーで下地が終わり、いよいよ塗装準備に入りました。 内容変更や、打ち合わせで1ヶ月も仕上げがずれてしまいました(汗) 45年前の車ですので、鉄板の接合部に浸透させてあるシーリング材は劣化してヒビ割れや密着不良を起こしている為、全て除去しています。 このま塗装して完成してしまうと雨水が入って痛んでしまいます。 その為の作業を簡単に順を追って説明します。 1、サフェーサーで塗装 2、塗装の為の足付け(ペーパー掛け) 3、マスキング 4、脱脂(シリコンオフで汚れとあぶらぶんを除去) 5、シーリング(はみ出さないようにマスキングでガイド)シーカフレックス251 6、エアーブロー 7、タッククロス(エアーブローで除去できないほこりを粘着質の有る布で吸着) 8、塗装 大体ですがこのような順番で塗装に入りますが、大きな違いはシーリングの工程が入ります。 塗装の経験が有る方はお分かりだと思いますが、塗装準備にもの凄く時間が掛かります。 その途中に、前後のガラスとボディーフランジ、各ウエザーストリップ、接合部等にシーリングを行うので更に時間が掛かります。 ココで使用しているシリング剤は塗装前に行いますが、塗料とももの凄く相性がよく耐久性も良く剥がれませんよ〜! オーナーの要望でやっと色が決まりサンプルを色々用意して決まった色です。 チョコレート色と言えば雰囲気が伝わると思います。 日が当たらない所では濃い目に成り、日が当たると発色が良くなる要望です。 1、メタリック粗目 シルバーの粗目 2、メタリックフラッシュホワイト粗目 目の詰まったシルバー 3、チンチングブラック 黒色ですが赤みが有り角度を変えると濃くなる 4、ロイヤルエロー 黄色で青みが有る 5、ワインレットベース 赤色で角度を変えると濃くなる 6、エクセルブラウン こげ茶、赤みのゴールド 7、ディープマルーン 赤っぽいこげ茶色 8、パールリキッドサファリブライト ゴールド色のパール フレーク 1、シルバーミニフレーク 2、ゴールドウルトラミニフレーク このような組み合わせで、メタリック粗目を出しすぎると古い車に合いません。メタリックの配合量が一番のポイントですが、あくまでも脇役にまわし少ない量にします。少ないからこそ粗目が引き立ちます。 ギラ付が安っぽく成らない様、パールゴールド(ココでは着色パールでどの角度でもゴールド色)をアクセント。 黒を入れていくとこのパールも映えてきます。 茶色を出すのに少ない種類で決めてしまうと質感が劣ってしまうので割合と配合に気を付けないと… 見本で塗った色に味付けを加えて6リットル準備です。 2リットルは補修の為にとって起きます。 調色に3時間は費やしたでしょうか… このチョコレート色を塗装した後、フレークが入ります。 フレークと言っても粗目のメタリックの粒子に近いくらいの小ささです。 アルミコントロール 150cc 硬化剤 75cc シンナー 300cc シルバーミニフレーク 耳かき 6 ゴールドウルトラミニフレーク 耳かき 12 光が当たらないとフレークのキラ付感が無いくらいなのでアクセントに成っています。 メタリックも大きく分けると2種類有り、分かりやすく説明すると下記の通りです。 1、透明感が無い 2、ギラ付きが有る と言った感じです。調色を考えている方は 2、を多用してしまうと下地が透けて見えてしまう欠点が有ります。 これをベースで調色してしまうと何回塗っても透けてしまうので 1、をベースにした色を下地に塗ってから行う工程が増えてしまいます。 コストと時間が有ってギラ付き感が欲しい人は別ですが… 純正色の多くが1、2、をブレンドして調色しているケースが多いです。 一通り説明しましたが、塗装の前にペーパー掛けをしますが、通常水研ぎの#600(メタリックや濃い色#800)を行います。 今回の車両は、下図地の処理の都合で目が粗く塗装しています。 #320面だし#600均し#800仕上げの順番で行っています。 私達が行うレストアにとっても助かる材料が有ります。 ペーパーは空研ぎです。これは#600#800の仕上げサンダー用のペーパーです。 塗装後に鏡面仕上げする際も#1500まで空研ぎに成ります。 かなり前から使用していますが、商品が出た頃は持ちが悪かったですが現在は持ちが良いです。 こんな番手まで空研ぎが出来るの? って思った方もいると思いますが、水研ぎの欠点はゴミがからんで傷を付けたり旧車の場合塗装前に水気を加えなくても済みますので、とても効率が良いんです。 空研ぎ#800で仕上げた肌目(ルーフ)輝いているのが分かりますか! インパラはダッシュボードがボディーと一体に成っているので塗装に困ります。マスキングだけでも大変な事になります。 今回フェンダーまで外しているので、ファイアーウォール側面とカウルトップ下側もついでに塗ってあげました。 トップまで塗装が終了しているので腰下と小物を塗る工程が残っています。
昨日は、帰りが3時を過ぎてしまいました。 いよいよ追い込みに成ります。 塗装工程の続きと塗装後の鏡面仕上げまで続けてアップします(笑) |
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いや〜〜プロの塗装はさすがに大変ですね!でもいい仕事をすればあとで信頼されますから手は抜けませんね。うちの車やバイク全部塗装してもらいたいです^^
2006/11/9(木) 午後 2:39
さすがですねぇ素人には無理です (^▽^笑)
[ nab*71* ]
2006/11/9(木) 午後 4:38
仕上がりが楽しみですね〜♪やっぱ私みたいに素人仕上げとは大違いです♪
2006/11/9(木) 午後 8:37
sbis riderさん!こんばんは。こればっかりは性格です…もう少し妥協して出来ればと思う事も有りますよ(笑)
2006/11/10(金) 午後 7:42
シグナスさん!こんばんは。私は、自分の車を仕上げたくて本物の職人さんの所まで住み込みで修行に行ってしまったんです。地元に戻ったら、なんでこれが仕事に成っているの?って感じだったんですよ(汗)
2006/11/10(金) 午後 7:46
GSX-R750Rさん!こんばんは。何をおっしゃりますか…逆に教えて欲しい事いっぱい有りますヨ〜!^^
2006/11/10(金) 午後 7:48
いつも見ていて勉強になります。鏡面仕上げはSFのペイントでもやりましたが、プロの仕上げを見たいですね!
[ rivierablue ]
2006/11/10(金) 午後 9:23
勉強になります。調色はセンスが必要ですね。自分の車で、なぜこんなにホコリが付くのかと思ったらタッククロスを使っていませんでした。次回のZでは使ってみます。
2006/11/10(金) 午後 11:55
プロと言えども、大変な作業ですね。やっぱり。
2006/11/11(土) 午後 11:44
教官!こんばんは。今、まさにオールペン真っ最中です!気温が著しく変化しているので、配合に手を焼いています…この後に鏡面の為の削りとバフが入りますので(笑)
2006/11/12(日) 午前 3:05
ジュンジュンさん!こんばんは。気に成った色が有った時は、光にあて当てて、一つ一つの粒子、粒がどんな光方をしているか?どのくらいの大きさか等を見ておきますよ。それを自分なりに調合して置けばよい色が作れます。あまり難しく考えたりプロぶらない事です。やっぱり初心が何事にもベストです。タッククロスとエアーブロー大切ですよん(笑)
2006/11/12(日) 午前 3:11
kanarieさん!こんばんは。結構体力要ります…今日も朝から初めて今現在クリヤー2回目を吹き終わった所です。サイズも大きいし、複雑な形ですので…大変ですが仕上がった時は、やって良かったって思います。(笑)
2006/11/12(日) 午前 3:16
まさに職人の仕事ですね!私もどちらかというと空研ぎの方が好きですが1500番まで空研ぎってビックリです。鏡面仕上げに興味津々です!
2006/11/12(日) 午前 10:43
inenokaさん!こんにちは。私なんかは職人の内に入りません(汗)好きこそ物の上手なれでしたっけ。小さい頃からプラモデル作っていたので、その延長ですよ〜(笑)いつまでも子供ですわ〜
2006/11/12(日) 午後 0:10
はじめまして、僕はローライダーショウでのペイントを見て以来どっぷりはまり一般修理から覚えカスタムペイントもそこそこ認めてもらえるぐらいまでになりいろいろなタイミングが重なり今年から独立してひっそりと一人でやっています。偶然、61コンバー、2台レストア最中なので勉強にさしてもらってます。以前2,3度キャンディ、フレークなどの件でオジャマしたこともありますよ、覚えてないと思いますが。あの時はいろいろな裏技など教えて頂いて今に生きてます。ちょくちょくのぞかしてもらいますので勉強さしてください。
[ myk**0421 ]
2006/11/15(水) 午前 0:51
ピンクのフレークでしたっけ!コンバーですか。トップの張替えや骨の立て付け調整も大変ですよ。これをこなせるようになれば75カプリスの張替えも出来るように成ります。ボディーは腐食が普通車と違い入り込んでますので徹底的に処理をしないと1〜2年で浮いてきます。とても大変な仕事なので足元をすくわれないように頑張ってください!
2006/11/15(水) 午後 3:25