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通勤途中、信号待ちして青になった T地路を右折し、3速に入れた時 右側を見ると、寂しい光景が・・・ 子供の頃を思い出す。 生活に余裕が無かった我家だったが 母は、花が大好きで毎日さわっていた。 時々母に連れられて、お花屋さんへ行っていた時を思い出す。 母は、油絵やデザイン性が凄いと子供ながら思っていたし 人の世話や思いやりが有るが、非常に厳しい目を持っていた。 その母が、お花屋さんで買う植物を私が見ると・・・ それは、花も咲かない苗だったり、皆が見向きをしない植物をチョイスする。 庭や玄関に植物が育ち、 それを見ていると、 元気で気分まで良く成る程、活き活きした咲き方をしている。 玄関では、なんであんな寂しい枝を使うんだと思えば 剣山(活花に使うトゲトゲの台)に荒々しく炙ってへし曲げた枝を刺し そこに、わずかな木花が咲いているのだが 今こそ、刈谷崎省吾なんかが有名だが、あんなアレンジメントをしていた。 つまり、母親が行きつけのお花屋さんの花は、これから開花し長持ちするものばかり。 同じ値段でも枝ぶりが整っているとか、 お花屋さんの仕入れ方にポイントが有った訳だ! 売るというより、仕入れて世に出た花々がどうなるかをしっかり目利きしている。 綺麗なお店で、アレンジングして綺麗な和紙やラッピングをする。 店に並ぶ、草花は買って帰りたいと良い気分にしてくれる。 この、どれもが当てはまらないお店だった。 (肥料をたっぷり与え、苗そのものが持つ生命力とは別) 母親のポイントは、見た目に流されず素材をしっかり吟味していたと言う事だ。 お店の親父さんも、草花を小売するという風合いにも見えないが 材料の仕入れや、季節の流れを見据え流行に流されない商売をしていたんです。 その、お店には時々元気の良いおばちゃん(奥様)が居る時がある。 私は母に頼まれると、そのおばちゃんにいつも声を掛けて 買い物をしていた事を思い出した。 ただ単に、花の良し悪しよりも、おばちゃんの応対だけしか見てなかったんだねぇ・・・ きっと、頼まれて買って来たものは母からは納得行かなかった事も多かったろう。 その、おばちゃんがやり手なので、店を閉め 違う商売を始めた。 かなり盛況だったのを思い出した。 だが、今日見た光景は・・・ 店どころか、住居もうっそうとした状況だった・・・ てきぱき、元気にやるのは良いが 旦那さんの生きる道はおろか、自分の航路まで失ったのだろう・・・ 地道に間違いの無い仕事を、摘み取ってしまった。 人の欠点は目に入るが、己の欠点を正すのがまずは最初の一歩だろう。 |
ラベンダー



