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先程、レジェンドを無事オーナーさんへ収める事が出来ました。
と言っても、今回も過酷な作業でしたww
雹害の修理でしたが
オーナーさんの依頼は、補修ではなくオールペイントを要求されました。
雹害の修理もかなりの鈑金箇所で
確かにオールペイントに匹敵する内容には成ります。
が・・・
純正のシルバーからルノーの特注カラーの3コートパール
更にはフレークも載ります・・・
その内容は、言われないと分りませんよね。。。
保険でまかなえる予算で要望されましたが
同色なら、小口や目立たない箇所の塗装が省け
バンパー等のプラスチックパーツのペイントは一切有りません。
そちらの方が、よっぽど大変なのが今までの記事でも分ると思います。
かと言って、 「出来ません」 「手を抜きます」 とも言えませんね。
これが、中小企業の弱みですww
作業工程ですが
ベースが黄色なので下地が透けます。
通常よりも多めに重ね塗りです
パールも3〜4回
パールの上にフレークを載せるのですが
かなり細かな粒を均一に吹くには、シンナーを多めに距離をあけますが
パールの上に被せると、パール感が泳いでしまうんですww
なのでクリヤーかアルミコントロール剤で抑えます。
そして、初めてフレークを4回重ねました。
ここまでの作業で、かなり手間が掛かっていますよね・・・
そして、クリヤーです。
通常、2.5〜3.5回塗りますが
今回は、エコHSクリヤーQを
1.5回吹き仕様で決めました。
下地の手間をのぞけば、かなり作業の労力が減ります。
と言うより
今後、これに変えようと思ったほどパーフェクトかな!
それは、後で書きます。
とにかく、下地処理に手が掛かりましたし
泥の汚れ等を落すのも大変でした。
こうして下処理を進め
ペイント後の磨き作業の為にも クリンナップは抜かりなく!
雹害修理だけなら必要なかった箇所も
まったく違う色になるので養生もパーフェクトに行い
小物も全部脱着してペイントに望みます!
こうして下処理をして置けば
ペイントの剥れや耐久性、塗りムラが出ません。
マスキングを剥すまでの一時の休憩です。
そして、表面研磨とバフ掛けですが
ガラスやラッチ等が付いていないままでは磨けませんので
組付けを進めながらのゴミ研ぎと研磨
と言っても、全面鏡面仕上げをココで始めたら倒産しますww
今回ばかりは、お許し頂き目立たない箇所は省きました。
今日は、色々と同時進行しながらでしたので
画像が前後してしまいますが
エンジンルームの塗装
私のシエンタですが エンジンルーム全てをボディー同色にペイントしています。
少し予算を頂ければなって少しもったいない気がします。
それでも、断熱材が張り付く面もパールとクリヤー入ってますよ。
ムーンルーフの小口もしっかり塗れ、ミストも無いでしょ!
一番面倒臭かったのがドアで、さすがレジェンドで
ウエザーストリップやパネルがピラーにかなり有るので
これを外さずドアを閉めて塗ってしまうと小口に張り付いてしまうので
全部脱着です。
私が使っているのは HSクリヤーQ (常温乾燥タイプ)
1.5回吹きと言いますが
捨て吹き1回に、本塗り1回で決まるクリヤーです。
普段、2KとHXクリヤーを使っていますが
厚盛り重視は2K、仕上がり肌目重視はHXと使い分けていました。
と言っても2Kでも十分で
原液2:硬化剤1は
2K、HX、HS全て一緒ですが、
シンナーの配合が2Kの半分ほどです。
HSは非常に高価で慣れていない分、
オートバイのタンクや補修に使っていました。
1.5回で決まるので
非常にミストが少なく澄み
回数が少ないと言う事はゴミの付着率が激減します。
使い始めて数年経つのですが
樹脂が強固で傷に強く、クリヤーの深みのある色と
皮膜が薄いはずなのにビックリする程耐久性が良いんです。
ただ、オールペンに使うには勇気が要り使い切れずに居ました。
今回の大震災の前に下地が全部終わっていて
1ヶ月近く自粛し仕事を押さえていました。
震災後、電力の問題やエコの事を考える様になり
これが後押しと成ってHSを使う引き金に成りました。
国産コンパクトカーのパーツを全て脱着ペイントと
小口やフード裏全てを艶良く仕上げると
2Kでは、クリヤーの原液を2.5〜3リットル使っていたのが
HSでは1リットルで済んでしまったんです。
Aタイプで50%VOC排出減 作業時間60%減 (強制乾燥タイプ)
Qタイプで63%VOC排出減 作業時間65%減 (自然乾燥タイプ)
とメーカーは言いますが、
それ以上のエコを実現していた様です。
塗りながら非常に悩んだのは
やっぱり、トランク・フード裏側も艶が欲しかった。
1.5回で決まるクリヤーなら裏に1.5回は必用なのだろうか?
又、捨て吹き後セッティング時間無しで、即次の工程に入ります。
パールにムラは出ないのか?
などなど・・・
目立たないフード裏は、捨て吹きの段階で1回吹きにし艶を保ち
フード・トランクを閉め
1.5回吹きをして終了。
実際に確認すると十分でした。
ミストというザラ付き感は一切無く最高です!
反省は、20%のシンナーでしたが
わずかに増やして、
もう少し肌艶を整える事が出来た事でした。
ネット上では、乾燥も遅いとデメリットを書記す方も居ましたが
実際、翌日組付け作業しても
跡が残る事や、ふにゃふにゃ間もまったく有りませんので
作業効率も非常に良いです。
エコの取組み
更なる上質の仕上げに取り組んで行こうと思います。
塗料メーカでも、あまり出ていないと言うのですが
こんなに素晴らしい製品を使わない手は有りませんよ!
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えらいな〜、ローライダーさん
VOC削減ね。。
私は会社勤めしているから分かるけど普通なら'どうでもいいやっ’て思っちゃう
ガンバレー、ローライダー!!!
2011/4/15(金) 午前 7:11
五エ門パパさん!こんにちは。
そんな風に見れる五エ門パパさんも次元が違いますね。
子どもの頃、世田谷の上用賀って言う所に居ましたが
千葉県に引越しして健康になりました。
もの凄く光化学スモックで室内待機などあった時代で
企業の取組みで、ずっと綺麗になり人間も住みやすくなりましたよね。
こうした取組みをしているのに政府は放射能の被ばくは問題ないなんて言う事が
企業の努力をバカにしてると感じてますよww
1人1人の意識がこれから大切なんでしょうね
2011/4/15(金) 午後 0:14
まさに職人ですね。
客のニーズに150パーセント応える姿勢は素晴らしいですね。
この車のオーナーさんも
こんなに細かく写真に撮って報告して頂けて嬉しいでしょうね♪
[ krime ]
2011/4/15(金) 午後 8:58
こんばんは!
本当にすごいっす!下地処理から仕上げまでまさにパーフェクト!
その上、エコにも取り組むなんて…本当に素晴らしいです♪
[ lownslow1957 ]
2011/4/15(金) 午後 11:43
すごくキレイな光り方ですね!艶もすごいです!
加えて、見えないところにも手を掛けている職人魂に感激!
とかく効率よく売り上げを伸ばすかを考えがちな世の中ですが、やはり本当の仕事、世の中のためになる仕事をしたいと思わせてくれた記事でした♪
2011/4/16(土) 午後 6:31
krimeさん!こんにちは。
まだまだ1年生ですww ^^;
部品を外さず仕上げ、それぞれのパーツの接点からポロポロ塗装が剥げている車両が多いです・・・
この車両も事故修理されていましたが、ペーパー掛けをして行くと密着不良の補修塗装が目立ち、それを剥すのも大変でしたww
画像は、100枚単位撮ってるのでCDにしてプレゼントするんですよ。
まだまだ至らない事ばかりです。。。
2011/4/18(月) 午前 11:01
こんにちは! 板金なので塗装のことは詳しくわかりませんがサフを部分的に塗っていますが一面吹かない理由はなぜでしょうか? 昨日、世界最速のインディアンを観ました!以前ブログに載してたのて気になって借りにいきました!
いきなじぃちゃんですね! 320キロって体感したことないです! まだヘラゲイン使ってませんが想像よりかなりの優れものだと思います!
[ hey ]
2011/4/18(月) 午後 0:37
lownslow1957さん!こんにちは。
これでも、まだまだ1年生ですって・・・ ^^;
そもそもは、仕上げを外資系以上の仕上がりを求め、試行錯誤していたんです。
日本の風土に適した塗料は、やはり外資系は難点が有るんです・・・
その為に使っていたものを、こうした規模の大きな作業にも取り組むと
かなりエコと大気汚染にも反映する事まではっきり解りましたね!
2011/4/18(月) 午後 1:07
inenokaさん!こんにちは。
パールって綺麗ですが、離れてみるとソリット?
そんな質感も、数種類の微粒子フレークを重ねると、そのキラキラ感が
パールと良い演出していますね。
仕事面では能率が悪く趣味的に近いです。
今回のクリヤーで、かなりそのリスクも解消できてビックリでした。
2011/4/18(月) 午後 1:10
heyさん!こんにちは。
サフェーサーのポイントを見逃しませんでしたね!
保険修理で出る費用だけで、今回の作業でしたから、かなり予算オーバーでしたしね・・・
ウレタンサフェも良いものを使っているので贅沢には使えない予算も有りながら、純正のペイントは焼付けですから、その間にたとえサフが乗っただけでも、トップとの密着度はサフ無しで足付けに全注意をはらったペイントの方が丈夫です。
考え方や、適材適所って事でしょうか。
次回もアップしますが、このメーカーのインシュロック等もぴかいちです!
2011/4/18(月) 午後 1:17