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冒頭から、申し訳ない話し
一度は、お断りした作業でした。
一つ、一つ手仕上げで進めると時間が掛かります。
本業の仕事も何年待たせるの?
と言うほど、進まない仕事もあります・・・
中には、お支払いいただけず仕事をストップしなければ成らず、工場が保管庫状態だったりと色々な方がおります。
人を使って、能率アップしたら?
と言われる方もおります。
残念ながら、何人も人を使ってやって着ました。
特に現代は、労働基準法や内部告発など経営者は苦しむ一方です・・・
先日も、仕事を手伝いに来て下さった方の勤める会社に監督署から通達を受け、始業前にミーティング等をしてはいけないと言う知らせを受けたとか ><
お客様が来る前に打ち合わせせず、来店される時間に出社してる会社経営が成り立つのでしょうかね・・・
凄い時代です。
納得行く仕事、求められる内容をかたちにして行くと、とてつもなく時間が掛かります。昨日の車検ではソフトを使い車のデーター管理する内容をしておりましたが、これはメカニックがする仕事ではありませんね。
真面目に学校へ行き医者の道を進み、脳外科の仕事に付いたとして、人の皮膚にメスを入れ、ミクロの世界の神経を触る。
これは、勉強だけでなく手先の器用さや感が優れている方。
天性がなければ通じない分野でもある。
寿司職人が使う包丁も、オーダーを入れると5年以上待たされ出来上がってくるそうだ。長かった包丁も磨いで行くうちにサイズが小さくなる。
思い立って頼むでは通用しない世界だよね。
古い車のレストアをしていると、板金が出来るでは通用しない。綺麗な溶接が出来てもクラックが入ってしまっては仕事に成りません・・・
鈑金経験がある。メカニックだった。など色々な経験を持つ方が訪ねて来るが、ほとんどが途中で居なくなる。
それもそのはずで、その仕事で通用してたら会社を辞める理由が見当たらないからだ
「良い仕事をする」これは本当に深くて、良い仕事をしたいが為に、周りに迷惑を掛けてしまったり、後から入り先を越してしまうと周りは面白くない。仕事場は、そうした心配りが出来てこそ仕事と言う。
人の上に人を作らず
良い仕事が出来てもカリカリして居ては、誰も近づきません。
ちょっと脱線しましたが、一度は断った仕事でしたが受けた理由はちゃんとあります
人柄と、ハートです!
この仕事を受ければ、どれだけ仕事が遅れ労力を使うかも検討が付きます。
それでも、それに負けないハートが入り込んでしまったんですね。
お預かりした品は、エンジンを分解した状態のパーツ
下処理は一切なしですので、塗装する為の段取りをします。
ペイント後に、ガスケットを剥がしたりしたらどうなるかは誰もが想像つきますね
オイル漏れや、クリアランスが狂わない様に面を仕上げ、油分をとことん洗い流す
これも、水溶性は一切タブーです。
ブラストで腐食を削り取りますが、エンジン内部のアルミ面に砂が刺さると大変ですのでマスキングで砂が触れない様に処理して行きます。
始めると、邪魔な付属部品が多数出て来ます。
まだまだアップし切れない画像が有りますが、流れだけを紹介しました
半艶仕上げですが、カバー類は光沢仕上げです。
部品点数が多く、入り組んだ大排気量の空冷エンジンは塗り込みも苦労します。
動画で見ると、染まり切ってるように見えますが光を奥まで当てるとわずかに下が見えます(サフェーサー)
ブラストも時間が掛かりますが、ブラストして時間を奥と腐食しますので
ブラスト後の同日にペイントを開始するのが望ましいんです。
前日に8割はブラストを終え、翌日に最終仕上げと砂落とし。
脱脂後、マスキングを終え、下塗り、色決め、クリヤーと工程を進めて行きますので24時間あっても足りません。
この日本は、湿度が高い為アメリカあたりで見る、剥離して鉄板を出したままのレストア方法は論外です。
ブラスト後の表面積は倍以上になるので、更に酸化速度は増してしまいます・・・
密着は最高に良くなりますので、ブラスト開始からペイントまでの流れの段取りが命とりに成ります。
雨天や湿度の高い時に鈑金するのは本物ではありません。
これは以前やらせて頂いたRC30のボトムケースですが触った所の色が変わってますでしょ!
皮脂で直ぐに酸化します・・・
素手で触ったらOUT
こちらはCB1100Rのエンジンパーツです。
日本に居る以上、湿度の低い日は少なく、午前と午後でも違います。
ある意味、長く仕事をしていると、そうした良し悪しを否が応でも学んでしまうんですww
もう少しで終わりですが、他の仕事も御座いますので
しばしお待ち下さいませ。
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塗装の域を超越してますよ
まさしくOHになってますもの
2014/11/8(土) 午前 9:59
陸くじらさん!こんにちは
分解された状態で入庫してるので、どこに何が付き、どう組み上がるか?
エンジン組上げ後の耐久性、内燃機内部のフリクションなど、理解したうえでのペイントが要求されますね。
始めは、分解せずに塗るような話でしたが、空冷エンジンを綺麗に仕上げるにはO/Hして1つ1つペイントでしょう。
車と違って、全て見えますから手が抜けませんね。
2014/11/8(土) 午後 1:42