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貴重なオリジナルフレームのリペアーを始めましたが、
1959IMPALAカナディアンフレームを観察しながら作業してました。
北米向けに生産されたカナディアンフレーム
同じIMPALAでも、全く別物のフレームなんです。
北米では雪が降りますので滑りやすい路面を安定して走らせる事が望ましいですよね。
運動性能を上げる一番の答えは、バネ下重量を軽くする事です。
同じサスペンションでもバネ下重量が下がれば下がるほど運動性能が上がります。
ベルエアーのフラッグシップとして生まれた
IMPALAですのでフレームにも拘りました。
Xフレーム構造にする事でよじれやピッチング、ローリングにも非常に強く
ラダーフレームと比べると比に成りません。
それだけメーカーも力を入れて設計されたフレームです。
更に北米向けにフレームの強度を上げるとともにフレームの重量が増す事で
バネ下重量が下がると言う一石二鳥なのがカナディアンフレームです。
ルーツや由来も当時、いろいろと勉強しました。
1963〜1964年IMPALAのカナディアンは数多く見てきましたが
1959年のカナディアンは初めて見ました。
多くはレインホースされたり改造されガチガチに補強されOGのみじんもありません
皆さん、最初はHYDRAULICSマジックで
レインホースしてる。ハイドロが付いてる。
じゃないと嫌と言うケースがほとんどでした。
国産のシエンタでも、ハーネスや余計な製品を付けて不具合が多く出ますので
ヤンチャ仕様にされたカスタムカーを買うのは言語道断な話し。
とにかく不具合だらけです・・・
車にとってフレームは命です!
タウンカーのエンジンメンバー破損の画像ですが
補強しても割れる物は割れます。
補強すれば良いのではありません。
溶接すれば良いのではありません。
出来る限り熱を入れず、熱も広げないように出来る時代に成りました。
デジタル溶接機ではアークの幅も管理出来、塗装と同じ様に運行速度も大切です。
TIGを使うか半自動を使うかも適材適所です。
仕上がった製品では、溶接の溶け込み位しか判断材料がありません。
溶け込みが良過ぎて熱が入り強度が落ちてしまってるものも凄く多いです。
建築業界は鋼材がとても肉厚ですので、建築関係の方が溶接した補修トラックを見ると必ずクラックが入ってます。
溶接は、本当に奥が深いですね。
カナディアンフレームの部材は広範囲で1点ものをベンディングし接合されてます。
レインホースする際に心掛けてるのはパッチワークをしない。
フレームに合わせあらかじめベンディングを済ませ、鋼材をフレームにピッタリ沿う様に完成させてから接合してます。
わずかでも狂いがあり、バイスで押さえ叩いたり要所要所接合し合わせちゃったフレームは、至る所に歪が生じてるので、後々歪みます。
やる以上、誰に見られても恥ずかしくな作業をする。
ですが、基本は何もしないオリジナルカーが最善です!
復元する為の作業をスタートです!
ノーマルフレームとカナディアンフレームは別物です。
クーペとコンバーチブルも違いますが、
出来る限り元の状態に復刻するのが私の科せられた仕事。
傷んだ所を入れ替えフルブラストさせて行きます。
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IMPALA (インパラ)




先日お邪魔をしたときに拝見をしたフレームですね!
まったく知りませんでしたが何かオーラを感じて
「このフレームは何の車用ですか?」と思わず
訪ねていました。
□のパイプを均等にまげてあるところは最近の工業製品では考えられないですね!
2016/9/19(月) 午後 7:58
日本サスおじさん!こんにちは
Front側は、途中でパイプ径も異なりながらベンディングされてます。
フレームセクションでもいくつもの加工マシーンが準備されてたのでしょね!
2016/9/20(火) 午後 5:22