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書庫1961年 インパラ ペイント編

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土曜日に納車と言う事で、追い込みをしオーナーと打ち合わせをしました。
翌日は、雨と言う事で納車が延期と成ってしまいました。
とても喜んでくれたと同時に、別の作業のリクエストも受けました。
塗装の色についても念密な打ち合わせをした結果、味付けはお任せに成りました。
塗装後に真っ先に見た感想は「バッチリ思いどうりの色です!」
ココから表面の鏡面作業に入る事を説明しました。

このブログも1週間以上更新できなかったので、少し作業を振り返るとしましょう。

前回の続きからでこの画像はダッシュボードをペイントした所です。
オールドカーの多くはダッシュボードがボディー1体が多いので、とても面倒くさくガラスを外した時に塗装できると仕上がりも違います。

イメージ 1  

オールペイントに入る前にこういった手の入りずらい所は先に塗っておきます。

オーナー自らエアーブローをしています。
サンドブラストも全体にしていますので、しつこい程ブローして置かないと塗装している時に砂が付着してしまうので鬼のようにオーナーを突っつきました。この時は何でって言っていましたがペイント後に言っている意味が良ーく分かったそうです(笑)

イメージ 2  

マスキング工程
この、マスキングが思っている以上に時間が掛かります。
マスキングテープはかなり使用しますのでコストが掛かる為、仕入れの安い物を使用した事も有りましたが、何が何でも3Mにしましょう。
粘着力と柔軟性、塗装しているとシンナー分で粘着力を低下して剥がれてくる事も有ります。(車の塗装では長時間ペイントしますので塗装中剥がれてきてしまうと大変な事に成ります)

シリコンオフ工程
これは商品名ですが、塗装表面の油分を脱脂して置かないと塗装がはじいてしまいピンホールと言って細かい穴が開きます。
何回塗り重ねても消えないので仕上がりが悪くなります。
最悪、塗装を開始して出来てしまったら、軽くぼさける様に吹き乾燥させ塗っていくしか有りません。
そうなると、時間も長時間延長に成り大変ですから…

シーリング工程
この車は、45年前の物ですから劣化して剥がれたり錆びています。全て除去していますので、ココでシーリングを行います。はみ出てしまわないよう、マスキングも必要です。

クオーターパネル(リヤフェンダー)とドアの小口の接合部位

イメージ 3  

クオーターパネルとリヤピラー、リヤガラス付近の接合部

イメージ 4  

全ての接合部にシーカフレックス251を注入します。

タッククロス工程
これは、粘着質の有るほこりを吸着する布です。
塗装面のエアーブローでも取れないほこりをなでるようにして除去します。
ぺたっと付けてしまったら粘着質が残ってしまうので気を付けて下さいネ!

イメージ 5  

★いよいよペイントに入りますが、私が心がけている事をいくつか★

イメージ 6 

この画像は調色済みの塗料を調色カップに移している所です。
缶の口が凹凸に成っているのでココに塗料の固まりやほこりが体積してしまい、調色作業に手間取ってしまいますよね。そして、フィルターでろ過する作業も必要です。
このようにマスキングテープで工夫すれば缶は汚れません。
使用後も缶の口をシンナーを含ませたウエスでふき取ります。
こんな小さな作業で塗装クオリティーも格段に上がります。
缶や、調色カップは床に直接置くと不純物が付着しますのでこのように紙を引きましょうね!

着ている衣類もとても大切で衣類からほこりや繊維がかなり飛びますので、エアーブローでしっかりと落としましょう。
化繊などを着てしまうと静電気も出てしまうので注意が必要です。

もの凄い設備を導入していても案外に設備に頼り、こんな所を見落としがちです。
こんな所がとっても大切です。 

この続きもアップしますネ!

イメージ 1

ブログの更新がしばらく出来ませんでした。
ハイペースでインパラの仕上げを進めていています。
今晩納車なのですが、完了するでしょうか(汗)
塗装の磨きも終わりガラスやモール、バンパーなど組付けしました。
ウエザーストリップや小物はリプロですが愛称が悪い物が多く組みつけにてこずっています…
簡単な近況報告でした!

板金、ブラストを経てオールサーフェーサーで下地が終わり、いよいよ塗装準備に入りました。
内容変更や、打ち合わせで1ヶ月も仕上げがずれてしまいました(汗)

45年前の車ですので、鉄板の接合部に浸透させてあるシーリング材は劣化してヒビ割れや密着不良を起こしている為、全て除去しています。
このま塗装して完成してしまうと雨水が入って痛んでしまいます。
その為の作業を簡単に順を追って説明します。

1、サフェーサーで塗装
2、塗装の為の足付け(ペーパー掛け)
3、マスキング
4、脱脂(シリコンオフで汚れとあぶらぶんを除去)
5、シーリング(はみ出さないようにマスキングでガイド)シーカフレックス251
6、エアーブロー
7、タッククロス(エアーブローで除去できないほこりを粘着質の有る布で吸着)
8、塗装

大体ですがこのような順番で塗装に入りますが、大きな違いはシーリングの工程が入ります。
塗装の経験が有る方はお分かりだと思いますが、塗装準備にもの凄く時間が掛かります。
その途中に、前後のガラスとボディーフランジ、各ウエザーストリップ、接合部等にシーリングを行うので更に時間が掛かります。
ココで使用しているシリング剤は塗装前に行いますが、塗料とももの凄く相性がよく耐久性も良く剥がれませんよ〜!

オーナーの要望でやっと色が決まりサンプルを色々用意して決まった色です。
チョコレート色と言えば雰囲気が伝わると思います。
日が当たらない所では濃い目に成り、日が当たると発色が良くなる要望です。

1、メタリック粗目               シルバーの粗目
2、メタリックフラッシュホワイト粗目      目の詰まったシルバー
3、チンチングブラック             黒色ですが赤みが有り角度を変えると濃くなる
4、ロイヤルエロー               黄色で青みが有る
5、ワインレットベース             赤色で角度を変えると濃くなる
6、エクセルブラウン              こげ茶、赤みのゴールド
7、ディープマルーン              赤っぽいこげ茶色
8、パールリキッドサファリブライト       ゴールド色のパール

フレーク
1、シルバーミニフレーク
2、ゴールドウルトラミニフレーク

このような組み合わせで、メタリック粗目を出しすぎると古い車に合いません。メタリックの配合量が一番のポイントですが、あくまでも脇役にまわし少ない量にします。少ないからこそ粗目が引き立ちます。
ギラ付が安っぽく成らない様、パールゴールド(ココでは着色パールでどの角度でもゴールド色)をアクセント。
黒を入れていくとこのパールも映えてきます。
茶色を出すのに少ない種類で決めてしまうと質感が劣ってしまうので割合と配合に気を付けないと…

見本で塗った色に味付けを加えて6リットル準備です。
2リットルは補修の為にとって起きます。
調色に3時間は費やしたでしょうか…

このチョコレート色を塗装した後、フレークが入ります。
フレークと言っても粗目のメタリックの粒子に近いくらいの小ささです。

アルミコントロール       150cc
硬化剤              75cc
シンナー            300cc
シルバーミニフレーク     耳かき  6
ゴールドウルトラミニフレーク 耳かき 12

光が当たらないとフレークのキラ付感が無いくらいなのでアクセントに成っています。

メタリックも大きく分けると2種類有り、分かりやすく説明すると下記の通りです。

1、透明感が無い
2、ギラ付きが有る

と言った感じです。調色を考えている方は 2、を多用してしまうと下地が透けて見えてしまう欠点が有ります。
これをベースで調色してしまうと何回塗っても透けてしまうので 1、をベースにした色を下地に塗ってから行う工程が増えてしまいます。
コストと時間が有ってギラ付き感が欲しい人は別ですが…

純正色の多くが1、2、をブレンドして調色しているケースが多いです。


一通り説明しましたが、塗装の前にペーパー掛けをしますが、通常水研ぎの#600(メタリックや濃い色#800)を行います。
今回の車両は、下図地の処理の都合で目が粗く塗装しています。
#320面だし#600均し#800仕上げの順番で行っています。

私達が行うレストアにとっても助かる材料が有ります。
ペーパーは空研ぎです。これは#600#800の仕上げサンダー用のペーパーです。

イメージ 1

塗装後に鏡面仕上げする際も#1500まで空研ぎに成ります。
かなり前から使用していますが、商品が出た頃は持ちが悪かったですが現在は持ちが良いです。
こんな番手まで空研ぎが出来るの?
って思った方もいると思いますが、水研ぎの欠点はゴミがからんで傷を付けたり旧車の場合塗装前に水気を加えなくても済みますので、とても効率が良いんです。

空研ぎ#800で仕上げた肌目(ルーフ)輝いているのが分かりますか!

イメージ 2

インパラはダッシュボードがボディーと一体に成っているので塗装に困ります。マスキングだけでも大変な事になります。
今回フェンダーまで外しているので、ファイアーウォール側面とカウルトップ下側もついでに塗ってあげました。

イメージ 3  

トップまで塗装が終了しているので腰下と小物を塗る工程が残っています。
昨日は、帰りが3時を過ぎてしまいました。
いよいよ追い込みに成ります。
塗装工程の続きと塗装後の鏡面仕上げまで続けてアップします(笑)    
1961インパラも下地処理が最終と成りました。
昨日のトランクのウエザーストリップがはまる辺りのサフェーサーまで終わった所です。


イメージ 1 

このインパラは、比較的コンディションが良く、この画像のように穴が開いているところはほとんど有りませんでした。
これは、トランクのウエザーストリップがはまる所です。
ブラストしてサビを除去するとひどい所はこのように穴が開きます。


イメージ 2 

 
★レストアブラスト編★に紹介した車両見たいにサビで原形をとどめない事も多く有り、鉄板を溶接して造る事も多々有ります。 
それを考えると、この車両のコンディションが比較的良い事の裏付け。
45年前の車両でも、カリフォルニア辺りに有る物は痛みが少ないです。
乾燥して、雨もほとんど降らないからです。
日本に入ってから急速に痛みが早くなるんです。
ですから、今まで紹介したような作業が古い車には必要に成り、この作業を終えてからは安心して長く乗れます。
又、今回ブラスト等で鉄板の継ぎ目等の劣化したシリング剤も除去していますので、塗装直前に全てシリングを施す事を忘れては台無しに成ってしまうんです。
塗装はいくらで出来るのですかと言う質問が多いのですが、内容でかなり変わってきます。
ショップの仕儀とがどこまでの内容かで判断しないと、完成後しばらくしてから安物買いの銭失いに成りかねませんよ。
頼む方もしっかり勉強してショップを困らせましょう(笑)
昨日は、けっこう遅くまで作業をしました。
今日は、残りのブラスト作業です。
粗方ブラスト作業は終了に成ります。砂を70kgは使ったでしょう…

昨日、トランクのウエザーストリップがはまる付近の画像をアップしましたね。
ココのサビと、古い塗装を落とした所です。


イメージ 1

右側のドア周りで画像はドアを開け、室内側から見たところです。
ガラスを外し、モールを外すと、見ての通りのサビです。塗装専門業者でもこの辺はあまりタッチしていませんよ。とっても大切なんですけど…


イメージ 2

軽くブラストした所です。


イメージ 3  

このようにサビを除去しないと塗装後、モールのすき間からサビが 「こんにちは」 してきます。
又、やり直しに成るんですよ…

今日は、砂遊びを沢山したので早く帰ります! 
 

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