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この補修も、依頼されてからどの位経つのだろうか?
本当に ふーたさん 申し訳ないです。
VTR1000Fのタンクの補修です。
こうした塗装で、拘って施工される方が居ますが
私の施工方法は別です。
こうした傷の場合、塗装の被膜を緩やかに削り
その被膜の厚さで、仕上げる事が良いとされてます。
いつも、本当にそれで良いの? って感じてます。
オールドカーのレストアに力を入れる様に成ってくると
諸先輩方が手掛けた施工方法に疑問を持つからです。
焼き付け塗装された被膜を削り(フェザーエッジ)、その範囲をペイント仕上げすると
補修した被膜は焼き付け塗装面に食いつかせる事が厳しく、衝撃に弱いです。
フェザーを整え、その被膜の厚さをタンクの一部で判断する目をどの位の方がお持ちでしょう?
それよりも耐久性を上げた仕上げの方が重要だと考えてます。
ソリットの赤色ですが、クリヤーが塗装されてます。
こうした補修では、#600程度の足付とぼかし際は、更に番手を上げてます。
非常に食付きが弱いので、更に粗い番手で地を整え、樹脂密度の高いクリヤーで目消しと、食付き、耐久性を上げます。
ココでは、関ペのHSクリヤーを使用。
指触乾燥後、目を整え
ハイブリットエコ塗装の1液仕上げの後、HSクリヤー仕上げなので
地のクリヤーからトップコートまで完璧に同化します。
非常に耐スリも強く、被膜も薄くなだらかな肌で仕上がります。
ミニガンを使用してのペイントですので、更に被膜は薄くフラットです。
HSクリヤーに付いて、詳しく書かれてる方が少なく
関ペ直系の仕入れ先でもHSを使用されてるショップはまだまだ少ないようです。
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頼まれるバイクの加工
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コメント(4)
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この様に、それぞれのパーツを製作し(紹介してないパーツも有る)
塗装準備を進めますが、
オートバイは特に振動や細かなパーツ同士のこすれや
干渉などで塗装が剥がれたり傷みやすいんです。
その下処理は、きっと皆さんには想像がつかないでしょう。
塗装前の脱脂は、苛性ソーダで洗浄するのが一番ベターです。
指紋が溶けるほど油脂&皮脂を溶かし出します。
水磨ぎ、細部の汚れ落とし、脱脂と続けての作業でしたので
シリコンオフとスコッチで全てを脱脂(これでもかと言う位)
全てのパーツの準備は、1日では終わりません・・・
ブラックのストライプを入れる為、必要カ所を先にブラックアウト。
ストライプのマスキングを終えたのは夜明け。
![]() 気温はマイナスの中でペイント開始です。
塗装を開始し、しばらくすると
アンダーパネル等のPPパーツの弾きが出てしまいました・・・
無数の子傷に染み込んだものが弾きの原因
苛性ソーダを使うべきだったのでしょうww
順次、ペイント作業を進めながら
弾いたパーツは下処理からやり直しです。
それぞれの作業を進め、全て仕上げ塗装が出来る様になった頃の事
ストライプのマスキングテープを剥がすまでの時間を長く取ってしまった事と
気温が氷点下だった事もあり、それに匹敵するシンナーを使っていなかった事
これらが、マスキングテープののりを溶かし出してしまったのです・・・
剥がした跡には、のりが残ってしまい台無しです。
全てのパーツを塗り終えるまで何時間掛った事か・・・
塗装は、何か1つ狂うと、想定外の事が起こります。
下準備がどれだけ大切かをものわたりますね。
頑張った結果として、途中修正等が入り大幅に時間を取ってしまいましたが
日が落ちる前に、一段落する事が出来ました。
これで、年末の仕事も一段落し休養が取れるかなぁ
って思ったのですが、まだまだですね。
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前回に続き、今度は右側のサイドカバーのワンオフ化
先日、オーナーさまと話し合った結果
左右、綺麗に作り直す事に。
その話の中で、いつも中途半端なのでしっかり造り込みをしたいとの事。
数々のショップとの取引や施工をしてきた経験豊富な方ですが
どのショップもいい加減に仕上げる為、やり直しや変更の繰り返しでしたと言う。
以前、公認を取得した車両は、アライメントやファイナルギヤ比、前後のブレーキ配分など、本当に専門店が行う改造なのかと感じました。
つまり、4WD専門店、ホットロッド、バイク、ペイントショップと
どれもこれも名ばかりが多いと言う事です・・・
そうした事から「いつも中途半端」と言われる意味が分かりました。
そこで、右側面も綺麗に仕上げ
オールペイントを済ませると言う方向付けに成りました。
出来る限り、仕上げ優先で施工を進めたいと思ってます。
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