|
スーパーかと言えどもオールドカーのマングスタ
走行も出来ないまま所有されていたオーナーさんから譲り受け
コツコツ快適に走れる様に進めてますが、
世の中は、そう甘くありません・・・
1つ1つ塗りつぶして改善を重ねる訳です。
走れる様に成れば、次の問題が出てくるものです。
![]() 予備検取得時にも明確に分かるのがサスペンション。
エンジンに火が入り工場を出るとシャッターの段差や門扉のレール
1㎝もありませんが
その上をタイヤが転がる瞬間バネレートが甘いとか減衰力が死んでるなど。
扁平タイヤの比率を上げ過ぎキャスターの様な暴れるタイヤ。
扱う積載車はフラットになりませんので登坂がきついです。
気温が低い時と高い時のタイヤのグリップ感や
ゴム質が悪い東南アジア製などが明確に分かります。
計測機にタイヤを入れる際の段差では激しく伝わります。
昨日、軽バンのスタビリンクを交換作業しましたが
たったそれだけでも乗り味が大きく変化します。
車高調サスを入れようとすると販売価格の幅が凄く大きいですよね。
高価な製品を良く見るとロアのボトムケースの長さが調整式に成ってます。
このボトムケースの長さを調整する事で車高を調整出来ます。
一方、バネを支えるカートリッジ側のブラケットはダブルナットに成ってるので
緩めて行くと車高を落とす事が出来ますが
ある程度緩めて行かない限り落ちません。
この様な方法で車高を落とすと大きく乗り心地が悪化します。
サスペンションには必ずプリロードと言って
あらかじめバネを大きく押し縮め、バネを縮めた状態をキープしてます。
走行すると、その状態のバネが更に縮みます。
プリロードが甘い状態で走ると、縮んだバネが戻ろうとする作用で
大きくバウンドしてしまいます。
ローライダーカーに見られるぴょこたんぴょこたんした感じですかね。
適正なプリロードを掛けたバネでも実は跳ねます・・・
どうしても縮むエネルギーは伸びの反発を生みます。
それを制御するのがショックアブソーバーです。
中にはオイルが入りピストンがあります。
オリフィスと言う通路があり、通路には遮蔽するきつい弁が付いてます。
伸びる方と縮む方とおのおの通路が別で
伸び側の力を止める(減衰力と言います)と、
縮み側の減衰力がそれぞれ調整されてるんです。
ラリーやダートをされる方は詳しいですが
細かな減衰力設定されたダンパーが販売されてるんです。
こうした構造を知らず、いい加減なサスペンションを組込むと車は機能しません。
多くのオーナーさんは知識を持たれ、色々な情報を持ち込み依頼してくる訳ですが
その情報によって振り回されてしまう事が多いのです。
予算の関係で代用サスを入れてみますと
フルボトムして走行が出来ない状態です。
オリジナルのショックは減衰力が抜け機能してませんので
用意したショックのダンパーを生かす事は可能です。
目視でもわかる様に線径も倍は違います。
オイルが抜けてしまったショックの動きは
ビルシュタインショックに装着されてたコイルは
65N/mm
キロで表すと 6.628kgf/mm
ポンドは 371.2lbf/inch と言う訳です
コイルオーバーを扱うメーカーの製品を見てみると
通常硬めでも200lbfですので
マングスタのRearはかなりヘビーです(ミッドシップV8レイアウト)
12インチのコイルをチョイスすると600lbsまで用意されてます。
フルボトムしてるぐらいですから600近くはチョイスする必要がありそうです。
サスペンションは理屈ではなく実走行でトライ&トライして答えを求めます。
その為には何種類ものバネを組替しては車両に取付、試乗を繰り返します。
予算の関係上、オリジナルのバネをチョイスするのが一番簡単な答え。
納得行く答えを求めるのか、間に合わせて次の課題へ進めるかと言う
色々な壁があります。
それに答えようとする気持ちは十二分に御座いますが
かなりの作業時間を必要とする以上、コスト面は避けて通れません。
仕事の内容よりもコスト面と人と人同士のコミュニケーションが
もっとも大切なポイントです。
|
De Tomaso Mangus
-
詳細
コメント(0)
|
撮影があると言う事で、
それに間に合わせる為に車検取得したマングスタです。
ブレーキトラブルも抱え車検取得も厳しい状態でした。
ブレーキキャリパーもシールの限界を迎えシールの交換も必要で
同じ部品を即日用意するのは不能だとあきらめるつもりでしたが
何とかしてあげたいと言う思いで必死に成って該当部品を見つけ交換しました。
車検取得後、念には念をと反対側のキャリパーシールも交換を終え納車しました。
撮影には間に合わせる事が出来ましたが
あくまで撮影を目的を前提の作業です。
1年以上掛けじっくり仕上げるのが通常ですが
是非ともと言う希望に寄り添いました。
撮影前に連絡が入り車が止まったと言う知らせでした。
![]() ちょうど、そのころの私はトラックのフレーム塗装を徹夜してる最中でした。
とても対応してあげる事は出来ませんでしたので
ロードサービスをお願いしてもらいました。
キャリパーマウントが飛びキャリパーがホイールに干渉し
引きずってしまったのです。
キャリパーサポートに残ったボルトを見ると
クラックが入った所から折れてました。
太くて強化ボルトなので
こんな折れ方をするにはインパクト等でかなりのテンションを掛けてたのでしょう。
キャリパーO/Hの際も、締め付け時に鈍いテンションは全くありませんでした。
強化ボルトですので、
そうしたねじれるテンションは出ず一気に折れるかたちですね。
本当に苦労して探し出したボルトです。
見つかって良かった!
頭までタップが切られてるボルトは何とか見つかりますが
キャリパーのボルト穴の深さ分が段差で指定された長さが無いとガタつきます。
見つけた時は鳥肌が立ちました!
こうした不備からも分かるのは、
作業は誰にでもできるでしょうが、
その作業方法が後々、大きな問題として生まれてしまうと言う事です。
オールドカーに成ってくると部品の入手は大変。
痛んでくるパーツは、今までの扱い方でも耐久性が違います。
何処に頼むかではなく、誰に依頼して作業してもらうかが大切だと思います。
大きな事故に成らなくて良かったです。
オールドカーを所有される方は、防衛運転を最優先でお願いします。
小さな振動、音など五感を働かせて走る事が大切です。
大変でも乗り出すまでは予算を掛けてでもしっかりとメンテナンスして欲しい。
|
|
De Tomaso Mangusta
予約が取れず参りましたww
予約開始しても数秒で満杯ですわ・・・
おまけに集中し過ぎてフリーズしてる様だww
同業者さんは振興会に入ってるので予約は取れるんだとか。
少しでも経費を抑えてあげたいので
年度末は厳しいですね。
予約の為に寝不足ですわ
車検の為の改善も山盛りなので、終わってから予約してたんでは日が暮れてしまう。
その日に通すと言う根性でキャンセル待ちしてましたよ。
クラッチの油圧ラインから始まり
片効きを直すのにキャリパーO/Hすれば漏れる
Pブレーキの制動も出ないので改善
一通り終えパワーウインドウを動かしてみると・・・
レギュレーターの改造と全て改善が必要でした。
書ききれないほど山盛りですww
本日の3ラウンドに何とか予約を取れましたが
2ラウンドのフローが3ランドに流れてくるので早めに向かいました。
受付も冷たいもんです・・・
運良く2ラウンドが綺麗にはけ
1番で入れるようスタートラインに飛び込みますww
受付では後ろのキャンターの方に順番を譲って頂きました
キャンターの方から、「大変だけど終えた後の達成感は格別なのでは!」と。
下回り検査で時間が掛かったので「申し訳ありません」と,ごあいさつしました!
やっと
オーバーヒートが持ち病だったので
ファーンを交換したと言え、
かなりドキドキでしたが問題なく工場に戻れました!
|
|
De Tomaso Mangusta
パワーウインドウが動きません・・・
オーナー様の手元に着た時から渋かったのは知ってました。
SWを入れるとアンメーターが動く事から断線ではないですね。
レギュレーター固着かモーターですが
モーターでない事を祈りつつ分解して行きますが
さすがに脱着歴が無く簡単には外れません・・・
車検を合格させるにも開閉する事が最低条件。
レギュレーターが簡単には取れませんので十分注意して
検電すると3芯全てプラスww
SWのup&downどちらとも12V が出る線
SWをアップ側に動かすと12Vが出る線
SWをダウン側に動かすと12Vが出る線
モーターからアースに落ちる線が別に出てます。
モーターの軸は固着して回りません・・・
分解してみると水で錆びて固着してました。
リレー内蔵のモーターに成るわけですので、それに応じたパワーウインドウSW
ダッシュパネルに付くSWパネルは外から外せません。
内側から外すにしても手が入らずww
何とか端子を外し3芯を流用します。
国産のパワーウインドウモーターを流用し信頼性の良い構造に改造しますが
こんな時に思うのは、年明けにかなりの部品を処分してしまった事です。
家探しして流用可能なモーターを見つけました!
レギュレーターの構造からモーターが下向きに組み上げた方が簡単でしたが
ウエザーストリップの構造から雨水が直撃するのでモーターが上向きに成る様に
組み上げました。
しっかり補強も済ませましたので安心です!
テストセンターで検査をしてきましたが
アライメントがIN6に成ってしまったので調整しますが
タイロット長を変えるにはピロを外さなければ成らないので
工場に戻りタイロットエンドを取り出しです。
メニューが多すぎて、ダストブーツを見落としてました。
今回の車検は厳しいぞww
さて、困った困った
こんな時の為にと在庫をあさるとピッタリのブーツを発見!
|
|
一口に車検を取得と言っても、簡単に行かない車両ばかり入庫します。
De Tomaso Mangustaのオーナーさんの手元に着てから
とにかく大変な事ばかり。
元オナーさんはほとんど乗れず引き取り時は不動車でした。
蘇らせるのは簡単な事ではありません。
ブレーキ回りのO/Hを終えれば、それに応じたダメージが次々と出てしまう。
自走で給油を済ませ、次の課題へと進める。
キャリパーの漏れを直す際、計測したおおよその寸法は画像の通り
ヨーロッパの車両と言え油圧系はインチがほとんどです。
それに見合う国産品を見つけ出し部品やでケットしました。
こんな部品をヨーロッパやアメリカに手配していては時間も経費も無駄。
国産品があれば品質も耐久性も抜群ですからね!!
前回の車検ではPブレーキ制動は全く出ませんでしたので改良。
ピポットから支点までの距離や比率を変え確実に制動が出るようにしました。
一通り終え、エンジンを暖気しますが安定しません・・・
二次空気を吸ってる事がなんとなく分かります。
チェックを進めますが直ぐには判明しません。
結局、キャブを外すはめに
実際に走行するとブレーキ制動も出てません。
ブレーキブースター不良が出てるのか?
エア抜きの際も、引っ掛かりがあったのでかなり疑い高いです。
クラッチマスターと同じ様にダッシュ下にあるので大掛かりに成ってしまいます。
ならばとエンジン側から辿る事にしました。
エンジンの隙間を通る配管を取り出し漏れを1つ1つチェック。
配管側にもある事が判り制作しました。
狭い隙間をトレースして行くのですから
経験者ならどんだけ手間かお分かりでしょうww
ブレーキパイプの詰まりも発見です。
全て交換したいですが、かなりの経費が掛かるので
今回の車検は最低限の作業で何とか済ませたいところです。
|




