南天遠征

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5月末にオーストラリアのチラゴーで撮影したみなみのかんむり座の反射星雲が、今月号の天文ガイドに採用されました。ここは国内で撮影できないわけではありませんが、撮影時期がちょうど梅雨時期と重なるため、なかなか撮影できませんでした。

選評にもありますように、昨年のRUKUさんの最優秀となった作品を見て、是非とも撮影したいと思っていた領域でした。南天低い対象なので、何よりも撮影条件が大事でしたが、今回はその心配はまったくありませんでした。処理も大変スムーズにできました。
好条件で撮影できたのですが、高度が70度もあって、カメラのモニターを見るのがつらかったです。そのため、構図が、いい加減となりました。その分、動きを感じさせるような絵柄となり、不気味さが増したかもしれません。
天文ガイドの印刷がやや暗めでしたので、オリジナルを張り付けています。

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先月に引き続き同じチラゴーで撮影したN本さん、N村さん、Yさんの写真も掲載されて、記念となりました。また、GENTAさんの四国遠征の「彼岸花と出目金」も入選されていました。

一方、星ナビにも応募していたのですが、こちらは今号も落選でした。
せっかくなので、星ナビの落選作もアップしておきます。
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この領域の自分の作品の中ではベストでしたが、不採用となり残念でした。

撮ってみて、暗黒星雲などを再度チェックしてみました。
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この領域のなかで、Dark Towerですが、気になり調べてみました。

ここ何年かの間にAPODに3回も選ばれていました。
2008年5月8日2011年4月27日2013年1月6日でした。暗黒部に萌えるのは、自分だけではない思いました。
残念ながら、国内からでは、ここを十分な時間をかけて好条件で撮影するのは無理な気がします。


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空の力

天文ガイド9月号に、オーストラリアで撮影した銀河の写真を採用してもらいました。

南半球でないと撮影できない銀河中心が天頂にきたところを円周魚眼で撮影したものです。今回絶対撮影してみたい対象の第一でした。良い空、良い撮影地、加えてそこへ連れて行ってくれた方のおかげです。改めてお礼を申し上げます。
この撮影や処理は極めてシンプルなもので、空の力のおかげと感じました。

南天では、限られた機材、不慣れな環境で撮影をすることになりますが、今回の経験は大変貴重でした。自分の年齢から、今後何回遠征できるかはわかりませんが、機会があれば、リピーターとして撮影に是非行きたいと強く思っています。
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今号には、一緒に遠征したYさん、N本さん、N村さんの作品も掲載されています。大変うれしく思いました。
また、GENTAさんが愛媛まで遠征して撮影された「おおかみ座の暗黒星雲」の作品も掲載されており、この号はうれしさ3倍です。

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南天遠征日記4

5月28日(日)

最終夜は、好条件で朝まで撮影できました。今回の遠征3夜目にして、2台体制で撮影することができ、ようやく安堵できました。撮影の最後のコマは午前4時20分終了となりました。最後に撮ったのは、小マゼラン星雲でした。その日の朝9時にチェックアウトとの予定だったので、撮影を終えて撤収して戻り、荷物をパッキングしたりしました。午前6時過ぎにとりあえずのパッキングを終えて、シャワーを浴びて、少しだけ仮眠しました。
9時前に起きて、残っている食料を食べて、ゲストスペースでコーヒーをいただきました。3日間の滞在費と夕食をカードで精算しました。
荷物を車に積み込んで、最後にみんなで記念撮影ができました。9時過ぎに、チラゴーを後にしてケアンズに戻ることになりました。
最初は私が運転をしました。帰り路ということで、先行車はどんどん進んで行き、マリーバも越えてRainforestationまで行き、そこでトイレ休憩とドライバー交代となりました。その後ケアンズ市内まで戻りつきました。
ケアンズに戻り、まず最初にしたことは、レンタカーの洗車でした。レンタカーのもともとの契約には、未舗装路を走るというのはないらしく、赤土の埃で汚れたまま返却すると、思わぬ料金が後から引き落としされる事があるとの事で、洗車をしました。2ドルのコインを入れると、高圧洗浄で洗車できるのは日本と同じです。泡の分と水の分で、2回もすれば、ぴかぴかになりました。

その後、昼ごはんをケアンズのラーメン屋さん(がんばらんば)で食べました。人気店のようで、15分ほどの待ってからの入店となりました。オーストラリアということを割り引いても、美味しく感じました。
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その後、日本のHIS経由で予約していたCoral Tree Inにチェックインしました。日本人のフロントスタッフで、なんの問題もなし。その後疲れもあって、夕方まで寝てしまう。夜の集合時刻の5時半には、Hくん起きてこれず、電話で起こすことになった。レンタカー3台のうち、2台は別のホテルに宿泊しました。そのうち、NmuraさんとYさんは、午後3時に最終日の夜もマリーバで撮影するために、出発されたとの事。その熱意に感心しました。私は、最終日の疲れの度合いと天秤にかけて、寝ることを選択しました。もしも第3夜目に十分撮影できていなかったら、行くことになったでしょう。

夜は、みんなでケアンズのRaw Prawnというレストランで食べました。もうお肉は良いかなと思い、Aさんの注文したシーフードパスタを食べました。日本語メニューや日本人スタッフがいるのが、ありがたいと感じました。お値段は、税金やチップを考えなくともよくて、大変明朗なところが欧米とは異なりました。なので、一人一人別々に支払うことも問題ありませんでした。
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その後ホテルに戻り、疲れを癒して、明日の荷物をきちんと片づける。やはり39.5kgはストレスを感じる重さでした。

5月29日(月)
朝イチで、起きてチェックアウト。その後、ガソリンを満タンに入れて空港へ行く。
出発カウンター前の降車スペースで荷物を降ろす。H君は空港を少し回ってレンタカーの駐車場まで車を返却へいく。指定されたスペースにはすでに他の車があったそうな。翌日には、レンタカー会社よりこれだけかかったとメールで連絡があったとの事。特に余分な請求もなかったとの事で良かったです。

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ケアンズの搭乗手続きは成田便と一緒になるとの事であったが、大変スムーズにできた。荷物を預けて搭乗口近くにあるスペースで、食事をしたり、みんなでPCを囲んで、成果について話し合ったりで、あっという間に搭乗の時間がやってきました。午後1時の出発前に、搭乗口近くの軽食コーナーで食事をとっておくのが良い思いました。やはり帰り便も食事は不要と思いました。

搭乗口近辺の売店で、少しだけお土産を買いました。今回荷物制限で、お土産はないよと言っていましたが、ここで買う荷物は重量に入らないとの事でした。ただ、市内のスーパーのお値段の倍以上になります。

今回、座席を指定する際に、非常口近くの足元スペースの広いところの席を選択していたのですが、緊急時にはスタッフの手助けをする必要があります。この事は理解していました。ケアンズでの最後の、乗り込み時に英語で何か質問されるが、十分聞き取れず、とっさの返事ができませんでした。この事で、お前は緊急時に使い物にならなないかもと思われました。搭乗口の係員に引き連れられ、キャビンアテンダントのところまで連れていかれました。CAの人の英語がわかりやすく、緊急時になすべきことは理解していることを説明でき、問題なく予約してある席へ行って座ることができました。英語で急に言われて、英語で返事をすることのレスポンスが大変悪くなっている自分を自覚しました。このあたりに、年を感じてしまうのでした。

帰り便は、ほぼ昼間の時間帯の飛行であったが、熱帯付近は雲が多くて眺めはイマイチでした。その後はなんの問題もなく、13時発(日本時間12時)で、7時間少々で関空にまで到着する。

ちょうどたそがれ時に関空に到着するが、大変濁った空に夕日が沈んでいった。
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関空での入国、その後の荷物の引き取り、税関審査も問題なく通過し、無事帰国できた。
最後に、みんなで夕食に「さぬきうどん」を食べました。多くの荷物を抱えて状態でしたが、集団での行動ゆえに、荷物を互いに見てもらえるのありがたかった。夕食を終えた時点で午後20時半を過ぎていた。松山に帰る手段はバスか鉄路となる。荷物が多くて重いので、バスを選択しました。帰りも、荷物の一つは宅急便で送ろうかと思ったが、節約することにした。関空での乗り込みの際、リムジンバスでの預けいれ荷物が3つというのは、ルール違反との事でしたが、混んでいなかったので、大目に見てくれてOKであった。
関空から大阪駅まで移動して、夜間高速バスで愛媛まで戻りました。到着したのは火曜の午前6時でした。長いようであっという間の遠征は終了となりました。

初めての事なので、わからない事やとまどう事など色々ありましたが、大きなトラブルもなく無事に戻れてよかったです。オーストラリアやNZは、時差が少なく楽でした。夜起きて撮影するというパターンですが、早朝から昼まで寝て、午睡も取ることで、つらくはありませんでした。移動のレンタカーですが、基本的に日本と同じ右ハンドル、左側通行で違和感なく運転できます。ケアンズ周囲のRound About交差点のみ事前にチェックしておけば大丈夫そうです。
次回は来年の事になりそうですが、毎年リピーターとしていきたいと感じました。

ほぼ、自分のために記録でしたが、お付き合いいただいた方には、感謝します。
天体写真のほうは、処理を終えたものから、ぼつぼつですがアップしていきます。

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南天遠征日記3

5月27日(土)
2日目の夜は曇ってしまい、撤収時間が早くなってしまいました。そのため、早めに寝ることができました。
わりと早く目が覚めてチラゴーの最終日となる3日目朝を迎えました。外は結構晴れています。

朝まで粘ったYさんの情報では、明け方再び少し晴れてきたとの事。
このままチラゴーでの成果がなければ、日曜にケアンズに戻りホテルチェックイン後、再度マリーバまで戻っての撮影グループに加わる必要があるかもと覚悟する。そうなると、慣れない夜道の運転をしなければいけません。

朝は早く目が覚めたので、朝食も食べたのですが、Hくんたちと昼食を食べに行きました。軽食を摂ることことができる、Chillagoe Tourist Villageでチラゴーバーガーを食べたのですが、こちらのほうが、初日のキュランダのオージービーフバーガーよりも安くておいしかった。よってくる蠅は文字通り五月蠅い感じであったが、気にせずにぱくつきました。
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村の雑貨店で、単三電池を購入した。小さなバッテリーはあるかと尋ねると、バターはあるよとの返事。なかなか英語は通じないものである。
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そして、村のはずれにある有名な看板の前で記念撮影。
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次の町まで、560kmあって、そこまではガソリンスタンドがないよとの警告です。未舗装路で、雨季は通れませんとの事。さすが、広いオーストラリアです。遠くまできたものだと感じました。

戻り、買った電池で、スカイメモのチェックをする。南天の場合、普通の逆の時計廻り回転となります。ある角度の範囲は比較的スムーズに回転することがわかり、そこで撮影するようにしました。2日目のテストである程度、できそうな事が確認できました。電池での駆動で、バッテリー線が一本少なくできます。

チラゴー最後のディナーはオージビーフのステーキであった。
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若干硬いが、美味しくいただけた。3日間の夕食には満足しました。

さて、夕刻は雲が多くて、不安な天気の始まりであった。しかし、極軸の調整が終わったころには雲もとれてすっきりとした南天の星空が見えてきました。この時は、大変うれしく感じました。

不安なSKYMEMO Sもなんとか稼働してくれるようになり、2台での撮影をすることができるようになりました。
APO Sonnarの135mmでも、少し流れるコマがあるものの、概ねOKとなる。

南天の撮影はISO1600の場合、F2.8で3分、F4で5分〜6分くらいを目処に撮影したら良いと反省しています。2台体制で余裕がなく、背面モニターの画像でだいたいOKとしてしまいました。ヒストグラムをチェックして、絞りと露光時間をもう少し小まめに調整しないといけません。結果的に露光不足の無駄なコマを増やすことになってしまいました。

それでも、朝まで撮影して、最後に小マゼランを撮って、今回の遠征撮影は終わりとなりなした。結果的には、予定の半分くらいしか撮影できず、特に初日は機材トラブルで、カメラレンズの撮影がほぼダメであった。また、直焦点側も、ピンボケや構図のエラーが多くなり、最終日の撮影が主たるものになってしまいました。できることならば、2台体制で3夜をフルに撮影したいと強く思いました。この3日目の夜がフルに快晴であったことで、徐々に中天に昇ってくる天の川の雄大さに、感激をあらたにしました。この星空を見ることができたことは、本当に良かったです。今回、重量制限で双眼鏡を持ってくることができなかったのも心残りの一つです。

遠征前は電源対策に追われてしまい、最終的には重量対策で、急遽GF-50からSKYMEMO Sに変更したなどがトラブルの元になり、これが大きく撮影計画に影響してしまい、余裕を無くしてしまいました。
坊主にはなりませんでしたが、とても満足できる結果を得ることができなかった。
これは、南天の星が再チャレンジに来なさいということであると勝手に納得しています。

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南天遠征日記2

南天遠征日記2になります。

5月26日(金)
初日の撮影を終えて戻る。戻る途中で、道端にワラビーがはねて、同乗のK君と一緒に驚きました。夜行性のワラビーは、撮影地の周りでも、夜ぴょんぴょんしているようです。

とりあえず戻ってから、撤収した荷物を確認、その後再度整頓したりする。三脚に赤道儀を載せた状態でも、寝室が別室となり大丈夫なのは、ありがたいし、同室のWさんにも気遣いなくできたのは良かったです。片づけを終え、シャワーを浴びてから睡眠に入る。午前中は睡眠にあてて、お昼前に起きてから。SmithfieldのWoolworthで買ってきたクロワッサンとバナナで、ブランチをとる。Eco Lodgeのゲストスペースにある、コーヒーや牛乳、ジュース類は、自由に摂って良いので、大変ありがたかった。

ゲストスペースで、参加した方との色々な天文談義は楽しい時間となった。天文撮影のスペシャリストの方もいれば、Timelapseを専門にしている方もいたりで、様々な楽しみ方をする方のお話を伺うことができて、この時間も大変楽しかった。色々な楽しみ方があると、改めて感じることが多かった。

下の写真は顔をぼかしましたが、みんなすごく良い笑顔をしています。同じ趣味の集まりなので、すぐに親しくお話ができるようになりました。
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参加者のうち、O氏はタイムラプサーであった。YouTubeにアップされている動画には目を見張るばかりであった。Nmura氏は研究者で、すべてが理論に基づいた完璧主義と感じる撮影の取り組みに驚く事しきり。Y氏は、麻酔科医らしい冷静な臨床医であるが、天文に対する熱意をふつふつと感じた。Nmoto氏は、ねっからの天文写真のスペシャリストと感じた。
今回の遠征ツアーの企画責任者の一人であるAさんは、さすがに企業のトップであると同時に色々と気配りをされる姿に、大変感心した。おそらく最年長と思われるK氏はFSQを持って参加された。オーストラリアにまで、FSQを持参される熱意に驚くばかりであった。もう一人の企画の責任者のHさんは、私の大学時代の天文研の後輩であるが、南天の空に魅了され、毎年ここに来るようになったとの事。私にも声をかけていただき、ありがたい事でした。

バッテリー類の充電をしたり、午睡をしたのち、再度機材のチェックをする。持参してきた、電池ボックスは、接触不良なのか、使えず。せっかく買った電池も、バランスウエイトにしかならない。こういう事もあろうかと思って作ってきた予備のUSB5V→12Vの直流昇圧変換モジュールで、M-GENとGP2(AGS-1S)を賄うことになった。予備を持ってきておいて良かったと感じるが、電源の余裕が少ない。

初日に夜不調であったSKYMEMO Sですが、事前の国内での撮影では問題なかったのですが、どうも南半球の反対の回転方向では、渋いところがあるようであった。同室のWさんも、SKYMEMO Sを持参しておられたので、クランプをフリーな状態での回転を比較すると、スムーズに回ります。これが初日失敗の原因と判明する。
回転のスムーズな角度を確認して、この範囲での使用とすることとした。とりあえず、12X速で回転することも確認する。

初日落としたと思われる小物があったので、これを探しに撮影地に出向く。若干雲が多いけれど、こんなものかと思う。小物はすぐに見つかる。
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2日目の夕食は骨付きリブなのか?大変柔らかくて、おいしくいただく。

2日目の夕食を終えて、撮影地へ出向く。当初のお天気は少し低空が赤カブリするものの、晴れていた。準広角レンズとして重量制限の範囲に収まるパンケーキのEF40mmで撮影した西の空です。なんとか、SKYMEMOでも流れないことを確認できた。
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その後東からの雲がわいてきて、南天の部分は少し撮影できるものの、23時過ぎにはどうにもならず。

ダークを撮影しながら、時間待ちするも、3時前にあきらめて撤収。初日と同様に、機材のチェックと整頓、シャワーを浴びて睡眠についた。この時点で、たいした成果を得ていなかったので、大変気弱になり、LINEで家族に弱音のメールをたくさん発信することとなった。

以上が、2日目の夜を終えてまでのお話です。長いお話に付き合いいただき、ありがとうございます。また、時間があれば、その3をアップする予定です。

最終日に撮影できたAPO Sonnarでのイータカリーナです。ガイドエラーのため、処理するのに難渋しました。比較的まともな12コマを選択して画像処理を進めました。切れのない画像となりましたが、南天遠征の記念なのでアップします。イータカリーナは明るくて、すぐに飽和してしまうとの情報でしたが、そのとおりでした。これを諧調を豊かに描写するのは、かなり難しいと感じました。
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撮影データ:Canon EOS6D(Starshop新改造) ISO1600 
APO Sonnar 135mm 絞りF2.8 2min x12 (total 24min)
SKYMEMO S ノータッチガイド
RAP2でDARK&FLAT補正→CS6でTIFF化→SI7でコンポジット→CS6で仕上げ

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